【作り方】手作りブックカバーまとめ|紙、布、革、印刷、文庫本ほか
更新日:2019/5/28
簡単に手作りできるブックカバーの作り方をまとめました。
おしゃれなものから機能的なもの、個性的なものまで揃えましたので、お好みのブックカバーをぜひ手作りしてみてください♪
ブックカバー 作り方 目次
~紙袋~
紙袋ブックカバーの作り方
まずは紙袋を解体して、1枚の紙の状態にしてください。
開いた紙袋に本を置いてみて、サイズ感・柄をチェック。だいたいの“アタリ”をつけます。お店のロゴや柄をうまく使うのがポイントです。
「ここだ!」と思う柄の部分に本を置き、本のサイズより大きめに紙袋を切ります。もともとの紙袋の折り目を利用すると、仕上がりがキレイになりますよ!
本の高さに合わせ、紙の上下を折ります。
左右も折り、本の表紙を差しこみ、完成♪
紙袋ブックカバーのアレンジ方法など、詳しい作り方はこちら。
~クリアファイル~
クリアファイルを使った防水ブックカバーの作り方
クリアファイルの下の部分を切り、開いて1枚の状態に。本の高さに合わせ、一気にカッターで切ります。
本の厚みをはかります。
もともとのクリアファイルの折り目から、本の厚み分のところにカッターで筋をつけ、折ります。
サイドも表紙に合わせてカッターで筋を付け、折り込みます。
反対側も同じように表紙に合わせて筋をつけて折れば完成!
防水&汚れに強いのが魅力的なクリアファイルブックカバー。好きなイラストが描いてあるクリアファイルで作るのもおすすめです。
防水ブックカバーの詳しい作り方はこちら。
~手ぬぐい~
切らない&縫わない!手ぬぐいブックカバーの作り方
手ぬぐいの縦を半分に折ります。
本を上に置き、手ぬぐいを本にかぶせるようにして半分に折ります。
あまっている部分の手ぬぐいを外側に折り返します。反対側も同じように折り返します。
折り返した部分を崩さないように、そ~っと手ぬぐいを開きます。いったん本をどかしておきましょう。
本の高さに合わせて手ぬぐいの上下を折ります。まずは上から。 続いて下側を折ります。
上側のひだをぺろっとめくって、下側のひだを差しこみます。
あとは本の表紙を装着して……完成!
100円ショップでも種類が豊富な手ぬぐいがブックカバーに早変わりします。
手ぬぐいブックカバーの詳しい作り方はこちら。
~折り紙~
おしゃれな折り紙ですぐできる!紙ブックカバーの作り方
好きな2枚の折り紙を並べて、マスキングテープでつなげます。テープは表側に貼ってください。
次は本の幅に合わせて左右を折ります。
上から透明のブックカバーをかぶせて完成!
100円ショップを活用すると材料費15円で作れる折り紙ブックカバー。
文庫サイズの本であれば切る必要もないので、好きな柄でぜひ作ってみてください!
折り紙ブックカバーの詳しい作り方はこちら。
~印刷~
好きなデザインやイラストを印刷してブックカバーを作る方法
本が汚れない&傷みにくくなるなど機能性以外にも、おしゃれとして楽しむ人にぴったりなのが「好きなデザインやイラストを印刷する」ブックカバー。
A4サイズの用紙に好きなイラストなどを印刷すれば、「文庫サイズ」と「新書サイズ」のブックカバーが作れます。
また、A3サイズのコピー用紙を使うと、ソフトカバーの実用書、ビジネス書などに多い「四六判」「A5サイズ」の他、文芸書によくある「ハードカバー」にも対応できますよ。
印刷 紙ブックカバーの詳しい作り方はこちら。
~クラフト紙~
100均のクラフト紙で作るおしゃれなブックカバー
ブックカバーの柄をダウンロードできるサイトがありますが、これを一般的には白いコピー用紙でなくクラフト紙に印刷すると、味が出て、白い紙とはまた違ったテイストを味わえるのです。
必要なものは、100均でも売られているA4のクラフト紙のみ。好きなデザインやイラストを選んで印刷するだけです。
白いコピー用紙でもとってもかわいいデザインなのですが、クラフト紙だとまた違ったおしゃれな色味になります♪
クラフト紙印刷ブックカバーの詳しい作り方はこちら。
~ワックスペーパー~
手作りワックスペーパーで作るブックカバー
アイロン台の上に大きめにカットしたクッキングシート、クラフトペーパーの順に載せ、カッターなどでロウソクを砕いたロウを散らして置いていきます。
クッキングシートを上にもう1枚重ねた後、中温程度に温めたアイロンを上からあてて、ロウを溶かしていきます。(※火傷に注意)
ロウが溶けてしみ込んだ部分は茶色に変わっています。ロウが染みていないところがあれば、もう一度砕いたロウを置いてアイロンをあてます。
全体にしっかりロウがいきわたったら、クッキングシートからはずして乾かします。これでワックスペーパーの完成!
手作りワックスペーパーは透け感がでるため、クラフトペーパーを重ねて折ります。
本に合わせて左右も内側に折り込んだら、完成です!
100均グッズだけで作れちゃう、アンティーク感が魅力のワックスペーパー。もともとイラストや文字が印刷されたクラフトペーパーを使うのもおすすめですよ。
詳しい作り方を知りたい方はこちら。
~布製~
まっすぐ縫うだけ! 簡単な布製ブックカバーの作り方
布を下の図のように裁断します。(※こちらは文庫本のサイズです)
※単位:cm
布を裏側にして置き、返し口部分を縫い代の1cmで折り、5mmくらいのところを縫っていきます。
表布と裏布を、中表にして重ねます。この時、表布(写真だと濃い色の布)を「折り返し線」で折ります。カバー押さえ用のテープも、この時一緒に挟み込みます。
縫うのは返し口以外の3辺。まち針で留めておくとずれずに縫うことができます。
あとは返し口から表に返すだけで出来上がりです。
作り始めると、思ってたよりも簡単に作ることができますよ。基本の作り方なので、自分好みにアレンジも効き、デザインの幅も広がります♪
布製ブックカバーの詳しい作り方はこちら。
~フェルト~
フェルトブックカバーの作り方
※上記は、薄めの文庫本に合わせたサイズです。実際に作るときは、お持ちの本のサイズに合わせて切ってください。
しおりのひもをつける部分に貼る、3cm×1.5cmのサイズのフェルトも切っておきます。
貼り合わせる箇所(塗りしろ)に布用接着剤を塗ります。そしてフェルトを折り返し、本を差し込む部分を作ります。
あて布をしてアイロンで接着します。
このように、本を差し込む部分が出来上がります。これを左右どちらもやります。
切った紐を下の方で2回玉結びし、フェルトの内側、中心部分に印をつけておき、先端に布用接着剤をつけた紐を印部分に貼ります。
最初に切っておいた3cm×1.5cmのフェルトで、紐を隠すよう被せて貼り、あて布をしてアイロンで接着、固定しましょう。
これで完成です! ここではアイロンワッペンをつけて、可愛らしくしてみました♪
フェルトはほつれないので切りっぱなしでも問題なく、不器用さんにもおすすめです。
アレンジ方法など、フェルトブックカバーの詳しい作り方はこちら。
~革~
使うほどに味わい深くなる!革製ブックカバーの作り方
革を切るため、ブックカバーの型紙を作ります。17cm×24cmの型紙を1枚、17cm×5cmの型紙を2枚用意しました。(薄めの文庫本サイズ)
革に型紙をあてて、キリでカットするための線を引きます。
※カッターやキリなどを使用する際は、ケガに十分ご注意ください。
定規をあててカッターで革をカットします。
17cm×5cmの2枚の革は、本を差し込む部分を作るためにあとで貼り合わせます。
革の床面、ザラザラしている方は毛羽立っているため、トコ磨きと呼ばれる作業をします。
コバ処理剤をつけて、コーンスリッカーと呼ばれる道具の代わりに、菜箸で磨きます。
革を貼り合わせる部分に処理剤がついているとボンドがつきにくくなるため、端から5㎜の部分にヤスリをかけます。
次に、本を差し込む部分を作っていきます。
17cm×5cmの革を、ボンドがはみ出さないように少量つけて貼り合わせます。そのあと、しっかり密着するようハンマーで軽く叩きましょう。
キリで端から5mmの位置に線を引いたあと、菱目打ちをハンマーで叩きます。
穴を開けた状態のものがこちら。このあと麻糸で縫っていきます。
縫い針に糸を通し、革を縫い合わせていきます。※糸通しの方法は下部のリンクをチェック。
端から3目手前の穴に糸を通します。
前から後に針を刺した後、完全には糸を引ききらない状態にして、進行方向と逆に糸を引っ張り同じ穴から後の針を出します。そして、前後の糸を引っ張ります。
(返し縫いをしているため、通常の縫い方と進行方向が逆になっています。)
縫い終わりの返し縫いをした後、ボンドをつけて片結びをして糸を切ります。そして、ハンマーで縫い目を叩いて目立たなくしましょう。
完成です! 手間や時間はかかりますが、丈夫で長持ちするのと、長い時間使うことで味わいも出てきます。
丈夫で、使えば使うほど味わい深くなる革製ブックカバー。
革製品に興味のある方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
糸の通し方など、より詳しい作り方はこちら。
~トレーシングペーパー~
トレーシングペーパーブックカバーをつけよう!
本棚に本を収納するとき、ブックカバーをつけると背表紙のタイトルが見えなくなってしまいますよね。
そんな時にはトレーシングペーパーがおすすめです。
本よりも少し長いサイズにカットして本のカバーに装着します。
本屋さんでつけてもらえる紙のブックカバーと同じように折って、本のカバーにくっつけていきましょう。
トレーシングペーパーのサイズを大きくすれば、規格外の本にも対応できます。大きいサイズのトレーシングペーパーは、ホームセンターやネットショップなどで探してみてくださいね。
もっと詳しい作り方はこちら。
~印刷~
背表紙印刷ブックカバーで見せる収納をしよう!
どんな本でも統一感のあるおしゃれな本になり、なおかつ通常のブックカバーとは違い、背表紙にタイトルを印刷することで何の本だか一目でわかるようにした便利なブックカバーをご紹介いたします。
Excelで背表紙になる部分だけを作り、A4用紙に印刷します。
Excelをひらき、ヨコM列からタテ46列までをドラッグして、「印刷範囲」で印刷の範囲を指定する。
「図形」から四角い図形を選ぶ。タテ1列から46列までくる長い長方形を作り、ヨコG列とH列の真ん中に配置する。(この黒い部分が背表紙になります。)
「図形」から「テキストボックス」を選び、タイトルと巻数をそれぞれ作って、長方形の図形の真ん中より少し上に置く。
印刷した紙を半分に折ると、上の写真のように背表紙になる部分の横でちょうど折れます。
本にカバーをしてみたのがこちら。
ごちゃごちゃな本棚を、統一感のあるおしゃれな本棚に変えることができる「背表紙印刷ブックカバー」。
本のタイトルを英字などして、好きな色を選んでコピー用紙に印刷するだけで、びっくりするほどおしゃれなブックカバーが作れます。
詳しい作り方はこちら。
ブックカバーを手作りしよう!
いかがでしたでしょうか?
おしゃれなブックカバーや機能的なブックカバーが簡単に作れるので、ぜひお好みの方法を試してみてください。