「寝る前読書」で眠れなくなる場合の理由と対処方法
寝る前読書は効果的とは聞きますが、「寝る前に本を読むと眠れなくなる。」なんてことありませんか?
就寝前の読書には、リラックス効果や記憶力を向上させるといったメリットがあるため、ぜひ取り入れていきたいものです。
詳しくは⇒習慣にしたい寝る前読書の効果
でも、眠れなくなってしまうのでは本末転倒……。
そこで、今回は筆者の悩みでもある、この“就寝前の読書=寝付けない”理由に迫りました。
理由1:電子書籍を読んでいる
1つ目の理由は「電子書籍」です。
人間は「メラトニン」というホルモンを分泌することで、睡眠と覚醒を規則正しく繰り返すことができます。しかし、スマホやタブレット端末の画面から出ているブルーライトはこのホルモンの分泌量を減少させてしまうのです。ホルモンの分泌量が減ると、睡眠のサイクルも乱れてしまい、ひどくなると睡眠障害などの重い状態になることもあります。
また、暗い部屋でブルーライトの光を受けることは、目への大きな負担にもなっています。目の疲れは体調にも影響を及ぼしますし、さらに不眠症になってしまうとますます疲れがたまってしまうという望ましくないサイクルに陥ってしまいます。
ですから、寝る前に限っては電子書籍は控えたほうがよいでしょう。
理由2:脳を興奮状態にしてしまう内容の本を読んでいる
2つ目の理由は「本の内容」です。
「本の内容によって寝付き方が変わる可能性がある」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、例えば、青春小説やラブストーリーなどゆったりした気持ちになれる本はリラックスしたまま眠りにつくことができます。しかし、ホラーやサスペンスではどうでしょう。非日常的な描写やスリリングな展開に、脳が興奮してしまう場合があるのです。
他にも、推理小説なんかの場合、「30分だけ読もう」と決めて読み始めたのに、続きが気になって読むのをやめることができず眠れない……なんてことも想像できるのではないでしょうか。
筆者もサスペンス小説やミステリー小説が好きで、面白いものほどすぐに読み進めたくなってしまうので、こういったジャンルの作品も寝る前は避けたほうがいいのかもしれません。
理由3:読書に脳が慣れていない
3つ目の理由は「読書習慣の有無」です。
普段あまり読書の習慣がない方の場合、まだ脳が慣れていないうちは寝付きが悪くなることがあるようです。
日常的に読書をしていない場合は、10日~2週間ほど、日中のスキマ時間などを使って日常的な読書を取り入れてみてはいかがでしょうか。慣れてしまえば影響が出ることは少なくなるでしょうし、寝る前読書に適した本を発見できるかもしれません。習慣づけるための方法は⇒「活字が苦手!読書習慣を身につける4つの方法」
まとめ
なぜ効果的なはずの寝る前読書で眠れなくなるのか、いわれてみればなるほどな理由でした。
「寝る前読書は眠れなくなるから合わない」と考えている方は、寝る前読書に適した内容の本を選んだり、寝る前以外にも隙間時間を見つけ読書を習慣づけたりしてみてはいかがでしょうか?
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