ブックオフオンラインコラム

ブックオフオンライントップへ

ブックオフオンラインコラム > 本を楽しむ > 本の豆知識・雑学 > 「ビブリオバトル」とは? ルールや原稿作成のポイントを解説!

「ビブリオバトル」とは? ルールや原稿作成のポイントを解説!


更新日:2018/10/30

ビブリオバトルとは?

「ビブリオバトル」をご存知ですか?

本の紹介を通じてコミュニケーションにつながるもので、最近では教育現場にも取り入れられており話題となっています。

この記事では、ルールやポイントなど、読書がもっと楽しくなるビブリオバトルについてご紹介します。
自分の好きな本について、熱く語ってみませんか?

 

ビブリオバトルとは?
やり方、ルールの説明

ビブリオバトルとは、本の書評ゲームのことです。京都大学情報学研究科共生システム論研究室の谷口忠大氏によって考案されました。
それぞれが自分の好きな、紹介したい本を持ち寄り、その本の魅力を参加者に紹介します。

 

①5分間のスピーチ

5分間

1人ずつ、順番にスピーチしていきます。
本を紹介する時間は5分。時間を最大限に使って、本のあらすじや魅力などをスピーチしましょう。

 

②2~3分のディスカッション

話し合い

それぞれ発表の後には2~3分のディスカッションタイムが取られます。

ここでは、参加者が発表者に質問もできます。質問の内容は批判的なものにはせず、誰もが楽しい場となるように配慮するのが決まりです。

 

③「チャンプ本」が決定!

チャンプ本

参加者全員の発表が終わったところで「どの本が一番読みたくなったか」を全員で投票し、最多票を取った本が「チャンプ本」に決まります。
もちろん、自分の紹介した本には投票してはいけませんよ。

 

何人いればできる?

ビブリオバトルの参加人数は決まっているわけではありません。
とはいえ2人だとチャンプが決まりませんし、3人では少し物足りません。最低4人くらいであれば楽しめるでしょう。

最も盛り上がるのは5~6人程度。人数が多すぎるとそれぞれの作品を覚えられず、後半は疲れてしまうかもしれません。

1人の発表が5分、質問が3分という時間配分を考えると、人数が増えすぎることによって後半は集中力を保つことも難しくなってしまいます。

もし人数が多すぎる場合は、予選と本選の2段階に分けてみるのもいいかもしれません。

 

楽しいだけじゃない!
ビブリオバトルのメリット

詰まれた本

ビブリオバトルは、これまで知らなった本と出会い、読んでみたくなるという楽しみがあります。
また、自分の好きな本を紹介して他の参加者が読みたいと思ってくれることは、本好きにとって大きな喜びとなるでしょう。

しかし、ビブリオバトルのメリットはこれだけではありません。ここではビブリオバトルがもたらす効果についてご紹介します。

 

■スピーチ能力の向上

ビブリオバトルは5分という決められた時間を十分に活かしながら、本の魅力を他の参加者に伝えなくてはいけません。

原則としてスピーチの際は、資料を配布したり原稿(カンペ)を手元に用意したりはしません。
それらがあると目を向けようと人はうつむいてしまい、臨場感がなくなるからです。

最初は誰しも5分を上手に使ってプレゼンするのは難しいので、時間を持て余してしまうこともあるでしょう。しかし回数を重ねるごとにスピーチがうまくなっていきます。

普段スピーチの練習をする機会がない人も多いかもしれませんが、ビブリオバトルでは自分が気に入った本の魅力を伝えることが目的なので、スピーチ力の上達につながりますよ。

 

■コミュニケーションにつながる

ビブリオバトルは「人を通して本を知る。本を通して人を知る」がキャッチコピーです。
ビブリオバトルによって、発表者の本の好みがわかるだけでなく、その人の考え方や価値観を知ることができます。

普段の会話だけでは気づかなかった一面に触れることができ、親しみを感じることも多いでしょう。ビブリオバトルは身近な人とのコミュニケーションにつながることもあります。

 

本の選び方、原稿の書き方

原稿を読むことはできないといっても、5分という時間は何の準備もせずに話すには長いので、まとまりがないスピーチになる可能性があります。

そのためどのような流れで話すかということをあらかじめ原稿にしておくとよいでしょう。

 

■本の選び方

本の選び方に基準はありません。ビブリオバトルの本を選ぶ時は、有名な本やベストセラーになっている本などは他の人と重複する可能性があるので避けた方が無難です。

タイトルや表紙にインパクトがあるもの、誰もが読んでみたくなるようなジャンルのものにすると、他の参加者の関心を集めやすいでしょう。

 

■原稿は3部構成で

「原稿」とはいっても、あまり難しく考える必要はありません。
しかし、本の魅力を伝える重要なポイントでもあるので、何を伝えたいかは事前に決めておきましょう。

 

最初の1分間では、参加者の興味を引くことに焦点を当てます。

たとえば簡単な自己紹介、選んだ本の基本情報、作者について、どのようにしてこの本に出会ったかなど、1分程度で話せるようにまとめておきます。

それから次の3分では、本のあらすじや感想、特にお勧めしたいポイントなどについて話しましょう。

最後の1分はまとめの時間です。伝えたかったことをここでまとめてください。

 

伝えたいことがありすぎると時間が足りなくて1つ1つの内容が薄くなってしまいます。話したいことに優先順位をつけて、タイマーで計りながら何をどの程度話すか決めましょう。

 

■原稿を読まずにうまくスピーチするポイント

原稿を作っておくことは大切ですが、ビブリオバトルでは臨場感が重要です。

考えた文章をそのまま話すようでは臨場感がありません。選んだ本に対する想いを熱く語った方が、参加者も「その本を読んでみたい」と思うでしょう。

一方的に話すばかりでなく、問いかけの場面もあると、参加者は考えながら聞くことになるので話に引き込まれます。
慣れてきたらアドリブも加えてスピーチするのもビブリオバトルの醍醐味です。

 

ビブリオバトルをやってみよう!

仲間が4人程度集まればビブリオバトルをすることができます。それぞれが気に入った本を持ち寄って、チャンプ本を狙いましょう。

ビブリオバトルをきっかけにして、面白い本を探す楽しみができます。
スピーチ力も身についてきますので、ぜひビブリオバトルをやってみてはいかがでしょうか。

【関連記事】「読書サークル」とは? 読書への理解が深まる 活動内容・利用方法