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訓練で身につく「雑談力」を上げる本 |センスを磨いてビジネスに活かそう


更新日:2019/4/22

「雑談力」という言葉をご存知ですか?

ビジネスマンにとっての雑談力とは、場の雰囲気づくりや自分自身の会社での居心地、そして仕事の成果にもつながる軽視できないコミュニケーション能力です。

すべての人がテレビで見る芸能人のように、面白い話をする必要はありません。

しかし、おしゃべりが苦手、口下手と思っていている人でも、考え方とちょっとした心がけを変えることで何気ない会話を気楽に楽しむことができるようになれるのです。

 

ここでは、雑談力、さらに人付き合いについて気付きを与えてくれる本をご紹介します。

 

『いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則』

書籍『いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則』表紙

いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話がはずむ42の法則
秀島史香(著)、朝日新聞出版

著者の秀島史香さんは、ラジオ番組のDJやナビゲーターやテレビ番組のナレーションなどでも活躍する、話し言葉の達人です。
現在は会話のプロである秀島さんですが、実はもともと人見知りであがり症。それを克服するために「ダメ出しリスト」を作り、失敗を記録していったといいます。

そうした努力のなかから見つけた42の法則は、自身の体験から学び取ったものであり、しっかりとした説得力があるものばかり。

第3章の「切り返し」や第4章の「好印象を持たれる会話」では、ラジオ番組などで実際に著者のトーク(会話)の上手さを実感できます。

また、その裏側といえる準備や心がけについて書かれた第1章と第2章は、それが訓練や気遣いの上に成り立っていることを教えてくれますよ。

体験から語られる本書は読みやすく、単に話し方のテクニックにとどまらない内容の濃い1冊です。
自分の発する声についてのコラムが挿入されている点も見逃せないポイント。営業職など、人前に出る仕事をする人にぜひおすすめしたい本です。

 

『超一流の雑談力』

書籍『超一流の雑談力』表紙

超一流の雑談力
安田正(著)、文響社

著者は企業研修を請け負う会社の代表であり、コンサルタントやセミナー講師として多数の実績がある安田正さん。
客員教授として早稲田大学にも席を置く、ビジネス・コミュニケーションやコーチングなどの専門家です。

本書では、雑談の始め方から話題の作り方、距離の縮め方といったコミュニケーションのテクニックが多数紹介されています。

ビジネス・コミュニケーションの専門家が伝授する、企業研修の現場で磨かれたノウハウは実践的でそれぞれが納得のいくものです。

ビジネスシーンでの雑談によるコミュニケーションがテーマとなっている本書。

しかし「その根本は人間同士のつながりを深めること」と結ばれた本書のコンセプトは、タイトル通り人生を豊かに変える超一流の雑談力を学べる1冊です。

【関連記事】『超一流の雑談力』安田正|人生を変える「雑談力」とは?

 

『”内向型”のための雑談術』

書籍『“内向型”のための雑談術』表紙

“内向型”のための雑談術
渡瀬謙(著)、大和出版

超内向的な性格であったという著者の渡瀬謙さんは、苦労の末にきっかけをつかみトップ営業マンにのぼり詰めたという経験の持ち主。
内向型人間にしか分からない気持ちが書きつづられていて、話すことが苦手な読者が共感できる内容です。

 

「なぜ雑談が必要なのか?」

素朴な疑問や雑談をする目的に触れ、内向型人間が陥りやすい勘違いが書かれています。

相手の気持ちに過敏になりすぎて言葉を選んでしまう……という特徴を「強み」だと考えることを提案。
ボディアクションを活用、沈黙の使い方など、内向型人間ならではの対処法が載っています。

また、話題転換の仕方、少ない言葉で強い印象を残す方法などに関する考察は、コミュニケーションを考える上で幅広く参考になるものです。

 

『最強のコミュニケーション ツッコミ術』

書籍『最強のコミュニケーション ツッコミ術』表紙

最強のコミュニケーション ツッコミ術
村瀬健(著)、祥伝社

「ツッコミ」というと、お笑い芸人を思い浮かべる方も多いでしょうか。
芸人さんの技術を日常の雑談に取り入れることなんてできるだろうか? と思ってしまいますよね。

しかし、本書の冒頭にあげられているこんな例に、思わず感心したのでご紹介します。

 

社長  「最近のノートパソコンはどんどん薄くなっていくね」

あなた「そうですね」

社長  「まるで、俺の髪の毛みたいだわ」

あなた「じゃ、最新ですね!」(3p)

 

こんなふうに、何気なく上手いことを言えたらいいなと思いませんか?

 

そして、機転の利いたツッコミをさりげなく入れてくれる相手に対して、一目置かないわけにはいかないでしょう。

著者の村瀬健さんは、お笑い番組を多数手がける放送作家であり、漫才作家。
エンターテインメントを意識した話術や処世術に関する「お笑いコミュニケーション術」の講演などでも活躍する人物です。

ボケは才能であり、ツッコミは鍛錬であると述べる村瀬さん。
ツッコミ脳を鍛錬することで、着眼点が広がることや空気を読むコツが身につくこと、プレゼン・説明が上手くなることなどのメリットをあげています。

著者が説くツッコミの型を参考にすれば、自分の新しいキャラクターが目覚めるかもしれませんよ。

 

『なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』

書籍『なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』表紙

なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか
岩本武範(著)、サンマーク出版

著者の岩本武範さんは、行動分析士や心理カウンセラーの資格を持つ、コミュニケーションとマーケティングの専門家です。
そんな彼が脳科学的なアプローチから多人数での会話について解説したのが本書。

みなさんの中にも、4人以上での会話が苦手だというひとはいるでしょうか。
集団での雑談のカギとなるのが「3」と「4」の違い。「4人以上が苦手」の理由を、脳の処理能力に求めています。

このほかにも、相手との物理的な位置関係や、着ている服の色が会話に影響しているなど、多くの会話にまつわる科学的なエピソードが興味深いところです。

何を話すかではなく、会話が生まれる状況を作り出すこと。
言葉が出てくる状態に自分をもっていくことで苦手を克服しようという方法論は説得力がありますよ。

 

雑談のセンスを磨くのは訓練である

雑談をする状況や相手との関係性により、話す中身は様々であり人によって違います。

そしてある程度の社会経験を積めば、その人なりの雑談のパターンやコミュニケーションのとり方というのが身についてきます。

今回挙げた本などを参考にしながら、雑談のセンスを磨くことをちょっとだけ意識してみてはいかがでしょうか?

 

今回紹介した書籍

いい空気を一瞬でつくる 誰とでも会話が弾む42の法則
秀島史香(著)、朝日新聞出版

超一流の雑談力
安田正(著)、文響社

“内向型”のための雑談術
渡瀬謙(著)、大和出版

最強のコミュニケーション ツッコミ術
村瀬健(著)、祥伝社

なぜ僕は、4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか
岩本武範(著)、サンマーク出版

 

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