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瀧本哲史『 ミライの授業 』|あなたの未来を変える特別講義


 

『ミライの授業』
瀧本哲史、 講談社

「こんな授業が受けたかった!」の声、続々!!

これは14歳に向けた「冒険の書」であり、大人たちが知るべき「教養の書」である。

(帯)

 

「未来を生きるきみたちに向けた、未来を変える特別講義」を語ってくれるのは、京都大学の教授・瀧本晢史さん。

普段は大学生に向けて「あたらしい時代を生き抜くための考え方」について講義している瀧本さんが、14歳に向けて書いた本が本書になります。

本書はやさしい語り口で書かれていますが、内容は中学生向けどころか、超本格派。だって、内容は京都大学で講義されている内容と同じテーマであり、かつ内容も変わらないのですから。

在校生でもないかぎり、本講義を聞く機会はなかなかありません。

まさしく「人生を変え、世界を変える」一冊である本書。じっくり読んで、これからの人生に役立ててください。

 

『 ミライの授業 』から学ぶ未来をつくる5つの法則

読者のみなさまも、学生時代、「どうして勉強しなくちゃいけないんだろう?」「なんで学校に行かないといけないんだろう?」「理科や数学の知識が、社会に出てなんの役に立つんだろう?」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

大人になった今、この問いに答えられるでしょうか。

もし私が、自分の子どもに尋ねられたら、一瞬答えに詰まってしまうと思います。

瀧本さん流「勉強をする理由」は、「輝かしい未来をつくるために」。「輝かしい未来」とは、自分の手でイノベーションを起こすという未来のことを指します。

どんな大発見や大発明も、すべては学校で学ぶ知識をベースに成し遂げられてきました。勉強をせずに、自分の手で未来をつくりだすことはできないのです。

本書では、過去の大発見や大発明を掘り下げています。

「世界を変えた人たち」は、どんなことを考え、どんなことに疑問を抱き、どうやって壁を突破したのか。

彼らの生き方や考え方から「未来をつくる法則」を導いていきます。

 

本講義のタイトルは「未来をつくる5つの法則」。その中身は、ざっと次のようなものである。ぜひ法則の「?」に入るキーワードを想像してみてほしい。

法則1 世界を変える旅は「?」からはじまる

法則2 冒険には「?」が必要だ

法則3 一行の「?」が世界を変える

法則4 すべての冒険には「?」がいる

法則5 ミライは「?」の向こうにある

(p20)

 

ぜひとも、それぞれの「?」には何が入るのかを一度考えてみてください。一緒に「未来をつくる」旅に出かけましょう!

 

世界を変える旅は「違和感」からはじまる

本コラムでは、法則1~5のうち、法則1をネタバレにならない程度に紹介したいと思います。ちなみに、法則1の「?」には「違和感」が入ります。

 

日常生活のなかで、さまざまな違和感を抱くことがあるはずです。「これってなんだ?」と不思議に思ったり、「なんかおかしくない?」と疑問を感じたりすることがあるはずです。

この「小さな違和感」を大切にしてください。

違和感をスルーせず、自分のなかで大切に育ててください。

なぜなら、その小さな違和感こそが、未来につながる冒険の扉なのです。

変革者たちは、違和感を掘り下げ、自分のなかに芽生えた「小さな違和感」を掘り下げ、常識を疑い、ウソを見破ることから、冒険をスタートさせてきました。(p59-61)

 

読者のみなさまは、最近「違和感」を感じた出来事はありましたか?

残念なことに、大人になると、「なんで?」「どうして?」といった疑問を感じにくくなります。

仕事が忙しくて、余計なことを考える暇はない。仕事に直接関係しない疑問は「余計なこと」として切り捨ててしまう人が多いからです。
また、常識にすっかり染まっており、おかしいと感じることすらできません。本書でも取り上げられている、フランシス・ベーコンの「思い込み」の罠にはまった状態といえるでしょう。

では、大人になれば「変革」から遠ざかってしまうのは仕方がないことなのでしょうか?答えはノーです。

本書では、19人の偉人たちの生き様が描かれているのですが、読めば読むほど、「変革を起こすために年齢は関係がない」と確信するようになります。

生活保護を受けるシングル・マザーから、世界一のベストセラー作家となったJ・K・ローリングさん。(「ハリー・ポッター」シリーズの作者)

60歳を過ぎるまで学者の道を歩み、そこから難民支援というまったく新しい方向の仕事に就いた緒方貞子さん。

私はこの2人のエピソードに深く心を打たれました。

 

自分のやる気次第で、人生を大きく変えることができる。そんな忘れがちなことを、改めて教えてもらった気になりました。

 

いくつになっても、輝かしい未来をつかむために

本書は、輝かしい未来を描きたい人、人生に迷いを感じている人、このままじゃいけないと思っている人に、強くオススメしたい一冊です。

本書を読んでいるかどうかで心の持ちようが変わってきますよ。

 


今回ご紹介した『ミライの授業』

ミライの授業瀧本哲史、 講談社


 

人生に迷ったら、こちらの本もおすすめです。
アンパンマンの作者、やなせたかしさんが「生きるヒント」を教えてくれます。

 

ライター

飯田 萌
フリーランスのライター。一児のママ。出産前まではリクルートで結婚情報誌を担当。現在はWeb媒体にて書籍、音楽、育児など幅広く執筆中。影響を受けた作家は白石一文。趣味はスイーツを愉しむこととドラマ鑑賞。