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「週刊少年サンデー」2000年代の懐かし漫画


更新日:2019/7/10

「週刊少年サンデー」2000年代の懐かし漫画

『タッチ』や『名探偵コナン』など、数々の傑作漫画を生み出してきた週刊漫画雑誌、「週刊少年サンデー」。
「少年サンデー」の漫画を読みながら育ってきた方も多いのではないでしょうか?

ここでは、2000年代前半に「週刊少年サンデー」で連載されていた漫画をご紹介します。

懐かしいあの作品にもう一度触れてみませんか? ちょっと昔を思い出しながらご覧ください。

 

美少女すぎる恵には、ある秘密が……。
『天使な小生意気』

『天使な小生意気』表紙

天使な小生意気
西森博之(著)

魔法で男から女に変えられてしまった高校生の天使恵(あまつか めぐみ)と周囲の人間が繰り広げる、ドタバタ学園コメディ。アニメ化やゲームにもなった人気作です。

恵は天使のように美しい外見なのに、元男だけあって不良の集団を一人で倒してしまうくらいケンカの達人! かわいいのに強い恵にハートをわしづかみにされた少年も多かったのでなないでしょうか?

また本作では、恵に思いを寄せるキャラクターがバリバリのヤンキーだったり、とことん曲がったことが嫌いでまるで武士のような性格だったりと、主人公以外のキャラクターも個性が強烈です。
次はどんな展開になるんだろう、とワクワクしながら読める作品ですよ。

 

ボートレーサーを目指し奮闘する姿を描く!
『モンキーターン』

『モンキーターン』表紙

モンキーターン
河合克敏(著)

高校野球で挫折し、ひょんなことから競艇選手を目指すことになった波多野憲二が、プロの競艇選手として成功するまでを描いた漫画です。

タイトルにもなっている「モンキーターン」は、競艇でボートを旋回させる時にボートの上に立ちあがって操縦するテクニック。憲二の得意技の1つでもあります。

「モンキーターン」以外にも、「まくり」や「差し」など競艇独特の用語が作中に頻繁に登場。しかしご安心を! 詳しい解説も載っているので、競艇になじみがない人でも読みやすいですよ。

同じ公営競技の競馬に比べると、競艇は少しマイナーな印象のある競技です。わたしも当時は競艇のことをあまり知りませんでしたが、この漫画を読み興味を持ち、実際どんな競技なのか調べたものです。

 

改造人間になってしまった! …と、思い込む?
『かってに改蔵』

『かってに改蔵』表紙

かってに改蔵
久米田康治(著)

思い込みの激しい勝改蔵(かつかいぞう)が、周囲の人間を巻き込んで大騒ぎをする一話完結型のギャグ漫画です。

思い込みが激しすぎるため、自分が改造人間にされてしまったと思いこむ改蔵のキャラクターがとてもユニーク!
さらに、改蔵の幼馴染みの名取羽美が猟奇的な趣味をもっていたり、改蔵たちが所属することになった科学部の部長である彩園すずも正体不明のキャラクターだったりと、作中には変な人ばかり登場します。

ギャグは下ネタ満載のものやマニアックなネタが多いですが、読みだすとハマってしまう不思議な魅力がある漫画です。

 

命を狙われる少年と、人形を操る女の冒険
『からくりサーカス』

『からくりサーカス』表紙

からくりサーカス
藤田和日郎(著)

遺産相続争いに巻き込まれ命を狙われている才賀勝(さいがまさる)、そして勝を守るために人形を操って敵と戦うしろがね(エレオノール)を中心とする冒険を描いた作品です。

勝の命を狙う黒幕たちは、「オートマータ」と呼ばれる自動人形を使い勝に襲い掛かってきます。
しかし人形たちはただ殺しの道具なのではなく、それぞれ感情を持っています。そのため、人形たちとのバトルでは毎回ドラマが生まれるんです! これが泣ける……!

作者の藤田和日郎さんの画風は大胆で荒々しいタッチが特徴的ですが、人物の感情描写はとても繊細。
物語の盛り上げ方も上手く、バトル漫画ですが泣けるシーンも多いので、涙もろい人はハンカチ片手に読むことをおすすめします!

 

これはもはやリアクション漫画!?
『焼きたて!! ジャぱん』

『焼きたて!! ジャぱん』表紙

焼きたて!! ジャぱん
橋口たかし(著)

日本らしさが詰まった最高に美味しいパン「ジャぱん」を求めめ、パン作りに励む東和馬(あずまかずま)とその仲間たちを描いたグルメギャグ漫画です。
なんと連載当時に、作品とコラボしたパンも発売されたんですよ。

作品の特徴は、美味しいパンを食べた後の激しすぎるリアクション。
連載当初はパン作りに重点を置き、リアクションはやや激しく描かれる程度でした。しかし連載中盤から、美味しさのあまり怪獣に変身してしまったり、タイムスリップしてしまったりなど、何でもアリのハチャメチャな展開に。当時のサンデー読者を圧倒しました。

気分が沈み込んでしまうようなダークな展開もないので、読んでいて気軽に楽しく笑える漫画です。

 

神候補から選ばれた少年のバトルと成長を描く!
『うえきの法則』

『うえきの法則』表紙

うえきの法則
福地翼(著)

中学一年生の植木耕助は、ある日100人いる神候補の一人コバセンから「ゴミを木に変える力」を与えられます。本作は、そんな能力を与えられた中学生達と「空白の才」をめぐりバトルしていくストーリー。

人を傷つけると、元々持っていた才が消え、才が0になると本人が消滅してしまう。そんな状況の中でも、植木耕助は自分を省みず仲間のために戦いに挑みます。
その姿はまさに少年漫画の主人公そのもの! 努力と友情パワーで突き進んでいく姿は、大人になった今だからこそより胸を熱くさせます。

読んだ後は無性に何かを頑張りたくなる、そんな作品ですよ。

 

あらゆる乗り物を乗りこなす天才ドライバー
『D-LIVE!!』

『D-LIVE!!』表紙

D-LIVE!!
皆川亮二(著)

「あんな風にカッコよく運転したい!」そんな憧れを抱いていた人もいるのではないでしょうか。

どこにでもいる平凡な高校生の斑鳩悟(いかるがさとる)は、実は「どんな乗り物でも瞬時に乗りこなせる」国際的人材派遣会社「ASE(エース)」のメンバー。
悟はその中でもトップレベルの作戦成功率を誇るスーパーマルチドライバーです。

「この状況からどうなるの?」と、ハラハラドキドキする展開が満載! 普段はいじられキャラながら、任務の最中で進化を遂げていく悟の姿がとにかくカッコ良く、ギャップもたまりません。

1件1万円のバイト代しかもらえない、高校生らしい姿にクスッと笑いも漏れます。ジェットスキーやスノーモービル、重機、戦車、キックボードなど様々な乗り物が出てくるので、乗り物好きにもたまらない作品ですよ。

 

絶対音感を持つ獣医が動物達の命を助ける
『ワイルドライフ』

『ワイルドライフ』表紙

ワイルドライフ
藤崎聖人(著)

絶対音感を持つ岩城鉄生がその特異を活かし獣医として動物達の命を救っていく、少し変わった切り口の医療漫画です。
物語は高校生の鉄生がある一匹の子犬を助けることから始まります。

知識や経験不足から決して優秀な獣医とは言えない鉄生ですが、唯一の特技である絶対音感を武器に様々な困難に立ち向かいます。
患畜は近所の動物にとどまらず、全国、そして世界に広がり、時には人命救助までこなす、とにかく「熱い」主人公が織りなすストーリーです。

ポジティブで動物達のためにまっすぐ突き進む鉄生の姿は、次第に周囲の人にも影響を与えていきます。また、動物達の現状や抱えている問題に触れた考えさせられる内容もあり、テーマは壮大です。

動物に関する豆知識もたくさん出てくるので、特にペットを飼っている人にとっては嬉しい情報満載ですよ。

 

敵は圧倒的カリスマを持つ「救世主」
『魔王 JUVENILE REMIX』

『魔王 JUVENILE REMIX』表紙

魔王 JUVENILE REMIX
大須賀めぐみ(著)、伊坂幸太郎(原作)

人気小説家である伊坂幸太郎さんの小説『魔王』を原作に、さらに同じく伊坂さんの『グラスホッパー』の要素を加えてアレンジされた作品です。

他人に自分の考えた言葉を話させる能力「腹話術」を持っている高校生の安藤が主人公。
都市開発計画が進むなかで街の治安が悪化するなか、自警団「グラスホッパー」を率いる犬養は、そのカリスマ性で民衆を導いていきます。
周囲が救世主として犬養を持ち上げる中、その裏の顔を知った安藤は1人対決を決意。危険因子として殺し屋を差し向けられる中、安藤は腹話術の能力で立ち向かっていきます。

一度読み始めたら止まらない、最後まで一気に読んでしまいたくなるストーリーです。大きく2部構成になっており、第2部では安藤の弟、潤也を中心に動いていきます。

手に汗握るドキドキのサスペンス要素と、思わず力の入ってしまうアクション要素が絡み合う展開は息つく暇を与えません。

 

おとぎの国で繰り広げられるバトルファンタジー
『MAR(メル)』

『MAR』表紙

MAR
安西信行(著)

成績は中の下、運動神経ゼロというパッとしない虎水ギンタは、おとぎの国の夢を100回以上見るほどのメルヘン好きな中学2年生。ある日教室に現れた「扉」をくぐったギンタは、魔法の世界メルヘヴンへ召喚されます。
使用者に力を与える魔法のアクセサリー「ARM」を使って、仲間とともに戦闘集団「チェスの兵隊」に立ち向かうのですが……。

少年漫画王道のストーリーは読んでいて安心感があり、期待通りの展開がとても読み心地良いです。
ギンタの相棒しゃべるARMのバッボや、ヒロインのスノウ、ギンタの友達のジャック。多くの魅力的なキャラ達が、困難を乗り越えて成長していく姿には胸を打たれます。

まさに少年漫画のワクワクが詰まった、懐かしいあの頃を思い出せる作品です。

 

懐かしのサンデー漫画を読んでみよう!

名作は、時が経っても色あせないものです。読んだ人にしかわからない、少年漫画特有のドキドキ、ワクワクを味わってみませんか?

「週刊少年サンデー」を読んで育った人も、なじみがなかった人も、ぜひ2000年代前半の漫画を読んでみることをおすすめします。

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