80年代アニメの原作少年漫画｜忘れちゃいけないあの名作マンガを読もう！
更新日：2018/12/20
1980年代アニメといえば、みなさんはどんなアニメを想像するでしょうか。
『北斗の拳』『キャプテン翼』『シティーハンター』『うる星やつら』などを思い出す方も多いでしょう。
しかし、名作と呼ばれるアニメ作品はこれらの作品以外にもまだまだ存在します！
ここでは、80年代アニメの原作となった少年漫画をご紹介します。忘れてはいけないあの隠れた名作を読んでみませんか？
1980～1983年にアニメ放送
『キャプテン』
『キャプテン』
ちばあきお(著)、集英社
墨谷二中の野球部が、代替わりを経て強豪校へと成長していく様子が描かれた野球漫画。
本作には、「キャプテンが変わる＝主人公が変わる」という特徴があります。
魔球や超人的な能力は一切登場せず、仲間と一緒に努力しながらキャプテンたちが成長していくため、友情や努力というものの魅力を体感することができます。
プロ野球選手にも多くの影響を与えた作品として知られており、多くの人の心を打った作品です。日々の積み重ねという泥臭い努力の素晴らしさを感じてみませんか？
1981～1982年にアニメ放送
『ダッシュ勝平』
『ダッシュ勝平』
六田登(著)、小学館
不純な動機でバスケットボール部に入部したド素人の勝平が、自身の持つ超人的な運動神経で才能を開花。高い壁を越えていくスポーツギャグ漫画です。
ツッコミどころも多いですが、勝平の生み出す技の数々にワクワクした方も多いのではないでしょうか。
実はバスケの全国大会優勝後は、卓球やフェンシングに身を投じるなどバスケ漫画ではなくなるのですが、それも含めて度肝を抜かれる作品です。
1981～1983年にアニメ放送
『まいっちんぐマチコ先生』
『まいっちんぐマチコ先生』
えびはら武司(著)、ゼストほか
「少年チャレンジ」で連載後、掲載誌を変えながら連載された『まいっちんぐマチコ先生』は、ちょっとセクシーな、お色気のあるコメディ作品。
ヒロインのマチコ先生が、私立あらま学園に新米教師として赴任し、そこで起こる騒動が描かれます。
生徒からセクハラに遭うたびに、「まいっちんぐ！」のセリフと共にポーズを決めるのがお約束。
健康的なお色気シーンももちろん魅力ではありますが、マチコ先生が子供に向き合い、大切なことを教える姿も忘れてはいけません。
マチコ先生のキュートな魅力を堪能してくださいね。
1982～1983年にアニメ放送
『コブラ』
『コブラ』
寺沢武一(著)、集英社ほか
己の記憶を消し、整形をして姿を消していた宇宙海賊・コブラ。
とあるアミューズメントを体験したことがきっかけで記憶を取り戻したのち、相棒のアーマロイド・レディとともに再び戦いを繰り広げる！
本作は、爽快感あふれる骨太なSFアクション。最強のヒーローのコブラ、美しい女性たち、胸が熱くなるアクションシーンの数々など、見どころの多い作品です。
宇宙の熱き冒険劇に、きっとみなさんもハマってしまうでしょう！
1982～1984年にアニメ放送
『さすがの猿飛』
『さすがの猿飛』
細野不二彦(著)、小学館
スケベで肥満体系だけど、なぜかくノ一の美少女・魔子と両思いの猿飛肉丸。
忍者を養成する忍ノ者高校を舞台に、個性的なキャラクター達を相手にしながら、肉丸と魔子ちゃんが手を取り合ってトラブルを乗り越えていくドタバタ忍者コメディです。
魔子のピンチには必ず駆けつける肉丸の忍術や男気、そして一途に肉丸を想う魔子の可愛さが魅力です。
基本的にギャグメインですが、著者の細野さんがたまに見せる、シリアスでダークな部分にも注目してくださいね。
1982～1984年にアニメ放送
『The・かぼちゃワイン』
『The・かぼちゃワイン』
三浦みつる(著)、双葉社ほか
背は低いが硬派で女嫌いな春助に一目ぼれした「エル」こと夏美。奔放で積極的なエルのアプローチに、硬派の春助は……!?
小柄で意地っ張りな春助と、身体が大きく一途なエル。
そんな「SLコンビ」が織りなすちょっぴりエッチな物語は、当時の少年たちの心をわしづかみにしました。親に隠れてこっそり読んでいた方もいるかもしれませんね。
明るく軽快なラブコメディをお探しの方はぜひ。
1985～1987年にアニメ放送
『ハイスクール！奇面組』
『ハイスクール！奇面組』
新沢基栄(著)、集英社
顔や体型に特徴を持つ一堂零・冷越豪・出瀬潔・大間仁・物星大の5人からなる「奇面組」を中心としたギャグ漫画。
奇面組はもちろん、退屈を嫌う美少女の唯と千絵などたくさんの個性的なキャラクターが登場し、日夜珍事を繰り広げます。
周囲にあきれられながらも、くだらないことに一生懸命に取り組む奇面組の行動は、とにかく突飛でコミカルです。零や豪の恋愛模様も描かれており、ラブコメとしても楽しめますよ。
退屈な毎日に飽きたという方は、奇面組の活躍をぜひ読んでみてくださいね。
1986～1988年にアニメ放送
『めぞん一刻』
『めぞん一刻』
高橋留美子(著)、小学館
古い木造アパート「一刻館」に、新しい管理人としてやってきた音無響子。そんな響子に一目ぼれをした浪人生の五代裕作、そして一刻館に住む個性的な人々との交流が描かれたラブコメディの傑作です。
高橋留美子さんといえば『うる星やつら』『らんま1/2』を思い浮かべる方も多いかと思いますが、『めぞん一刻』も忘れてはいけません！ (こちら青年漫画ではありますが……)
携帯電話などがなかった時代だからこそ生まれた行き違いや、もどかしくも温かい恋愛模様は読者を惹きつけます。
五代くんと管理人さんの恋を、最後まで見守ってくださいね。
1987年～1989年にアニメ放送
『ミスター味っ子』
『ミスター味っ子』
寺沢大介(著)、講談社
「ミスター味っ子」と呼ばれる天才料理人の陽一が、味皇こと村田源二郎を頂点とする「味皇料理会」の料理グランプリや味比べに参加し、さまざまな料理人たちと対決し成長していく料理漫画。
アニメでは、料理を作っている最中や食べたときのリアクションが話題になりましたが、エンターテインメント性は原作漫画も負けていません。
かなり奇抜で創意工夫にあふれた料理の数々ですが、実際に再現することも可能です。漫画を読んだ後に、実際に作ってみても楽しいかもしれません。
1989～1990年にアニメ放送
『機動警察パトレイバー』
『機動警察パトレイバー』
ゆうきまさみ(著)、小学館
汎用多足歩行型作業機械(レイバー)が一般化され、それが犯罪に悪用されるケースが増えてきた世界。主人公の明が、特車二課でレイバー犯罪に立ち向っていく……！
「週刊少年サンデー」で連載されていた『機動警察パトレイバー』は、SFロボット漫画です。
当時としては珍しいマルチメディア展開の作品であり、OVAのシナリオが出来上がってから漫画が執筆されており、漫画が原作ではありません。
しかし、作りこまれた設定、手に汗握るバトルシーン、そして魅力的なロボットやキャラクターは漫画でもぜひ読んでほしい！ ということで選書しました。
ロボット漫画の「聖書」とも言われるこの作品をぜひ読んでみてください。
80年代アニメの原作を振り返ろう！
80年代アニメの原作となる少年漫画をご紹介しました。アニメは見ていた、漫画は読んでいたという作品はあったでしょうか？
なかには続編が発表されているものもあります。昔を懐かしみながら、キャラクターたちの成長した姿を見ることができるのはうれしいですよね。
関連作品も手に取ってみてくださいね。
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