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週刊少年マガジン90年代のマイナー漫画|懐かしのあの漫画、全部知ってる?


他の少年漫画雑誌ではあまり見ない珍しいテーマの漫画を掲載する異色な面を持ちながら、多くの人気漫画を輩出し続けている週刊少年マガジン。子どもの頃、毎週水曜日が待ち遠しかった方も多いでしょう。

今回は、90年代に少年マガジンで連載されていたちょっとマイナーで懐かしい漫画をご紹介します。リアルタイムで見逃してしまった作品、楽しみにしていたあの作品、思い出しながら読んでみてくださいね。

 

超常現象を調査する編集者たち“MMR”
『MMRマガジンミステリー調査班』

『MMRマガジンミステリー調査班』の表紙

MMRマガジンミステリー調査班
石垣ゆうき(著)

「な、なんだってー!」のフレーズを見たことはあっても、意外と読んだことのある方は少ないかもしれません。90年代はUFOやノストラダムスの大予言などオカルトブーム真っ只中であり、そんな超常現象を調査するのが週刊少年マガジンの編集者たち”MMR”なのです。

リーダーのキバヤシを筆頭に様々な不可解な現象、人類の未来の姿を調査していくMMR。そのリアリティ溢れる表現と超常現象というテーマを扱うのは、少年漫画誌に類を見ない漫画だったと思います。

子どもの頃は、超常現象の恐怖に怯えてドキドキしながら読んでいた人も、今読み返すとクスッと笑える描写があるかもしれません。残念ながらノストラダムスの大予言は外れてしまいましたが、これからのMMRの活躍に期待しましょう。

 

エッジの効いたギャグ満載の高校野球漫画
『泣くようぐいす』

『泣くようぐいす』の表紙

泣くようぐいす
木田康昭(著)

週刊少年ジャンプで連載されていた問題作『幕張』から2年後、1999年に連載開始した『泣くようぐいす』。前作同様、高校野球を題材としたスポーツ漫画なのですが、多くの有名漫画や編集者、芸能人などをネタにしたギャグが割と過激な漫画です。

少年誌にこれだけブラックなギャグや下ネタを突っ込んでくる漫画は、なかなかお目にかかれないと思います。たまにシリアスな野球漫画として話を進められる時もあり、ギャグシーンとの落差が激しくツッコミどころも満載。

シンプルでスッキリとしたタッチの絵なので読みやすく、かなりエッジの効いたギャグはクセになります。打ち切りと戦いながらも自身の意志を貫く木田康昭氏は、作風とは裏腹に実は漫画愛の強い方なのではと思います。

 

敵と戦う医療漫画
『スーパードクターK』

『スーパードクターK』の表紙

スーパードクターK
真船一雄(著)

これほど異色の医療漫画はないと思わせたのが、ハードボイルド医学伝説『スーパードクターK』です。鍛え上げられた鋼の体を持つ天才ドクターKAZUYA。フリーランスのドクターの彼は、背が高く筋肉隆々でマントをしており、ふらりと現れては、その天才的な医療技術の屈強な肉体で、様々な問題を解決していきます。

劇画風のタッチでシリアスな展開が続くと思いきや、意外にもどこかで見たことのあるようなキャラクターが登場するなどユーモアある一面も。手術などの医療シーンもわかりやすく、子どもの頃にも読みやすい医療漫画でした。

医療漫画なのに、敵と戦ったり患者を窮地から救う強靭な肉体美をこれでもかとさらけ出すサービス精神旺盛なKAZUYAの活躍は必見。大人になって読み返すとギャグ漫画としても楽しめますよ!

 

名車も登場!圧倒的な存在感のバイクを描く
『永遠の詩』

永遠の詩
佐々木飛朗斗(著)、上田ナツオ(絵)

不良漫画を多く掲載してきたマガジンですが、『永遠の詩』はバイク愛の強い作品です。バイク雑誌を片手に読んでいた方もいるかもしれません。

主人公・神崎永遠と、彼に絡んでくる数々の暴走族が自慢のバイクとともに登場します。登場人物と同等もしくはそれ以上にバイクの存在感が圧倒的で、バイク好きでなくとも自然と詳しくなってしまうかもしれません。

不良漫画は数あれど、バイクにこれだけスポットを当てているところが支持される所以なのかもしれません。もちろんバイクだけでなく、10代の頃に感じた、いつまでも子どもでいたくないけれど、大人にもなれない葛藤や恋愛模様も描かれています。しっかり青春していて照れくさくもあり、どこか懐かしさも感じることができるはずです。

暴走族御用達のバイクばかりではなく、ドラッグスターやニンジャ、ハーレーなど幅広い層に支持される名車が出てくるのは嬉しいところ。

 

伝説のゲームクリエイターの制作秘話
『ゲームクリエイター列伝』

ゲームクリエイター列伝
平沢たかゆき(著)

ゲーム好きなら誰もが知っている名作を生み出してきた伝説的人物を描いた『ゲームクリエイター列伝』。大成功を収めたヒット作やゲーム機が取り上げられており、紆余曲折を繰り返しながら生み出された製作秘話が垣間見られます。

ただ作品を作っているだけではなく、企業としての戦略や売れ行きに対する不安などクリエイターたちの苦悩も描かれており、リアルなドキュメンタリーとして読むこともできます。

ゲームを実際にプレイしたファンが雑誌に投稿した辛辣なレビューのシーンは、製作者でなくとも心が痛みました。しかし、そこは少年漫画なので子どもが読んでもわかりやすく成功者として描かれており、大人になった今なら、また違った見方ができて楽しく読めるでしょう。有名作品が取り上げられているので、ゲームをしない方でも楽しめる作品です。

 

マガジンを支えてきた素晴らしい漫画たち

まだまだここではご紹介できなかった素晴らしい漫画が、マガジンではたくさん連載されてきました。映画化やアニメ化されて原作を知ることも多いでしょう。

新しい作品だけでなく、意外と昔の作品を読み返したらハマるかもしれません。漫画を読みたい、と思ったらぜひ参考にしてみてください。

 

今回ご紹介した講談社の書籍

MMRマガジンミステリー調査班』石垣ゆうき(著)

泣くようぐいす』木田康昭(著)

スーパードクターK』真船一雄(著)

永遠の詩』佐々木飛朗斗(著)、上田ナツオ(画)

ゲームクリエイター列伝』平沢たかゆき(著)

 

週刊少年サンデー、週刊少年ジャンプを読んでいたみなさんはこちらもどうぞ!