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西尾維新「<物語>シリーズ」の魅力を刊行順にご紹介


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2016年夏。シリーズ第二作目の『傷物語』の映画の上映が決まっている物語シリーズ。アニメ化し、絶大な人気を博した本シリーズは、西尾維新原作の大人気ライトノベルシリーズです。

ここでは、そんな物語シリーズの魅力を紹介していきます。まだ本シリーズを知らない方は是非参考にしてみてください。

 

西尾維新の物語シリーズとは?

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物語シリーズとは、『怪異』が引き起こす現象にまつわる物語となっています。
ちなみに『怪異』とは都市伝説や民間伝承など人間の噂や信仰などから生まれる存在のことです。例えば、幽霊や神、吸血鬼などのことをいいます。ただこう聞くと一見、オカルトチックなホラー小説のようにも見えるかもしれませんが、物語シリーズは、ミステリーあり、SFありの伝奇小説となっています。
ただ、どの話にも、痛みを抱えた少年少女の青春や彼らの気持ちが深く関わってくるという共通点があります。

物語シリーズは、2016年6月までに20冊刊行されています。20冊は刊行順に『ファーストシーズン』、『セカンドシーズン』、『ファイナルシーズン』、『オフシーズン』と4つのシーズンに分類されています。

〈物語〉シリーズ / 西尾維新(著)、講談社

 

各シーズンのあらすじ(刊行順)

♦ファーストシーズン

ファーストシーズンは、『化物語上下』、『傷物語』、『偽物語上下』、『猫物語(黒)』の六冊からなります。時間軸としては主人公の阿良々木暦が吸血鬼となる高校二年生の春休みから三年生の夏休みまでを描いた話となっています。

ファーストシーズンは、全て主人公の阿良々木暦(あららぎ・こよみ)の視点から語られる物語で、主にヒロインたちが見舞われる『怪異現象』を阿良々木暦が解決していきます。ただ『傷物語』だけは、阿良々木暦と『怪異』の話となっています。

 

♦セカンドシーズン

セカンドシーズンは、『猫物語(白)』、『傾物語』、『花物語』、『囮物語』、『鬼物語』、『恋物語』の六冊からなります。このシーズンからヒロインたちの視点から物語が展開されることが増えます。それによって、ファーストシーズンに登場したヒロインたちの気持ちや苦悩がより掘り下げられる内容となっています。中には時間遡行など、SF的な話も登場します。

 

 ♦ファイナルシーズン

ファイナルシーズンは、『憑物語』、『暦物語』、『終物語(上・中・下)』、『続・終物語』の六冊からなります。主人公阿良々木暦に焦点が当たったシーズンとなっています。そして物語シリーズの総決算的なシーズンでもあります。従来の怪異譚に加え、ミステリー的な作品あり短編ありとバリエーションに富んでいます。

 

♦オフシーズン

オフシーズンでは、物語シリーズの後日談や前日譚が描かれています。現在は、『愚物語』、『業物語』が、刊行されていて、主人公阿良々木暦があまり出てこないところが特徴です。

 

物語シリーズの魅力

☆なんといっても登場人物が魅力!

本シリーズの魅力はなんといっても、登場人物です。主人公の阿良々木暦をはじめ、数多く登場するヒロインたちの人間性が魅力的に描かれています。

登場人物のキャラ造形は一見、ライトノベル的で大仰ですが、彼らの悩みや心情は普遍的であり、強く感情移入できるキャラクターとなっています。

家族との確執、周囲からの評価、肉体的な問題など、そういった問題と向き合う少年少女たちを描く本シリーズは、同年代の若者だけでなく大人にも読んでほしい作品です。

☆シリアスとコメディのバランスが絶妙

本シリーズの特徴の一つに登場人物たちの漫才のような掛け合いがあります。くすりと笑えるその掛け合いは、時に話の本筋からそれることもしばしば。

ただ、そういった軽い展開だけでなく、高校生の重い悩みにも切り込んでいくのが本シリーズです。この二つは見事に調和していて、そこが大きな魅力です。

会話劇主体で展開される本シリーズは、テンポがよく読みやすいのも特徴です。

 

アニメや映画などなどメディアミックスもすごい!

物語シリーズは原作の面白さもさることながら、メディアミックス作品も素晴らしい出来となっています。アニメでは深夜アニメとしては異例ともいえるDVD、ブルーレイディスクの売り上げを記録していて、出荷累計が200万枚を超える大ヒット作品となっています。

シリーズ二作目の『傷物語』は、三部構成で劇場公開される予定で、すでに第一部の鉄血篇が公開されました。ちなみに第二部は2016年夏に公開予定です。

原作シリーズを読んで、気になった方は、こちらの方もおすすめです。

 

まとめ

シリーズ第一作の化物語は、作者の西尾維新が趣味で書いた作品。それ故に本シリーズの作品は自由度が高く、そういったところに面白みがつまっています。

西尾維新は、「戯言シリーズ」や「忘却探偵シリーズ」なども手掛ける人気作家です。物語シリーズは、その西尾維新の魅力が全て詰まっているようなそんなシリーズとなっています。

興味のある方は、是非手に取ってみてください。

〈物語〉シリーズ / 西尾維新(著)、講談社20160704-lightnovel

〈物語〉シリーズ一覧
化物語(上)
化物語(下)
傷物語
偽物語(上)
偽物語(下)
猫物語(黒)
猫物語(白)
傾物語
花物語
囮物語
鬼物語
恋物語
憑物語
暦物語
終物語(上)
終物語(中)
終物語(下)
続・終物語
愚物語
業物語

 

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ライター

ツナシ
青春小説とミステリー小説が好きな20代。ライトノベルから純文学まで読みますが、浅く広くといった感じです。小説は読むのも好きですが書くのも好きです。 先日某小説新人賞を賜り、現在出版に向けて作業中。