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西尾維新「<物語>シリーズ」とは?作品の魅力を刊行順に紹介!


更新日:2019/1/9

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アニメ、劇場版アニメ、ゲームにもなるなど、絶大な人気を博している「<物語>シリーズ」。作家・西尾維新さん原作の、大人気ライトノベルシリーズです。

ここでは、そんな「<物語>シリーズ」の魅力を紹介していきます。

本シリーズについてよく知らない方、これから読みたい方というは、ぜひ参考にしてみてください。

 

「<物語>シリーズ」とは?

『化物語』表紙

<物語>シリーズ」より
化物語(上)
西尾維新(著)、講談社

「<物語>シリーズ」は、「怪異」が引き起こす現象にまつわる物語。

ちなみに「怪異」とは、都市伝説や民間伝承など人間の噂や信仰などから生まれる存在(幽霊や神、吸血鬼など)のことです。
一見オカルトチックなホラー小説のように思えるかもしれませんが、本シリーズはミステリーあり、SFありの伝奇小説となっています!

またどの話にも、痛みを抱えた少年少女の青春や、彼らの気持ちが深く関わってくるという共通点があります。

 

「<物語>シリーズ」は、2018年12月までに24冊刊行されています。

20冊は刊行順に「ファーストシーズン」「セカンドシーズン」「ファイナルシーズン」「オフシーズン」と4つのシーズンに分類されています。

 

各シーズンのあらすじ(刊行順)

それでは、「<物語>シリーズ」を刊行順に見てみましょう。

 

♦ファーストシーズン

ファーストシーズンは、『化物語(上下)』『傷物語』『偽物語(上下)』『猫物語(黒)』の6冊。
時間軸としては主人公・阿良々木暦(あららぎ こよみ)が吸血鬼となる高校二年生の春休みから三年生の夏休みまでが描かれています。

ファーストシーズンは、全て暦の視点から語られる物語。主にヒロインの少女たちが見舞われる「怪異現象」を、暦が解決していきます。

※ただし『傷物語』のみ、暦と「怪異」の話

 

♦セカンドシーズン

セカンドシーズンは、『猫物語(白)』『傾物語』『花物語』『囮物語』『鬼物語』『恋物語』の6冊。

このシーズンから、ヒロインの少女たちの視点で物語が展開されることが増えていきます。それにより、ファーストシーズンに登場したヒロインたちの気持ちや苦悩がより掘り下げられているのが特徴です。

中には時間遡行など、SF的な話も登場します。

 

 ♦ファイナルシーズン

ファイナルシーズンは、『憑物語』『暦物語』『終物語(上中下)』『続・終物語』の6冊で、暦に焦点が当たっています。
そして、本シリーズの総決算的なシーズンでもあります。

従来の怪異譚に加え、ミステリー的な作品あり短編ありとバリエーションに富んでいるのが特徴です。

 

♦オフシーズン

オフシーズンは、『愚物語』『業物語』『撫物語』『結物語』の4冊。「<物語>シリーズ」の後日談や前日譚が描かれています。
暦はあまり出てこないところが特徴です。

 

◆モンスターシーズン

オフシーズンで終わり……かと思いきや! 続きが出たのです……!

それがモンスターシーズン。2018年12月現在『忍物語』『宵物語』が刊行済み、『余物語』『扇物語』『死物語(上下)』も刊行が予定されています。

こちらは大学生になった暦が語り手となっており、怪異にスポットを当てた作品です。

 

物語シリーズの魅力

多くの人に愛される「<物語>シリーズ」。一体どんな魅力があるのでしょうか。

 

■なんといっても登場人物が魅力!

本シリーズの魅力はなんといっても、登場人物です。暦をはじめ、数多く登場するヒロインたちの人間性が魅力的に描かれています。

登場人物のキャラ造形は一見、ライトノベル的で大げさです。しかし、彼らの悩みや心情は普遍的であり、強く感情移入できるキャラクターとなっています。

家族との確執、周囲からの評価、肉体的な問題など、そういった問題と向き合う少年少女たちを描く本シリーズは、同年代の若者だけでなく大人にも読んでほしい作品です。

 

■シリアスとコメディのバランスが絶妙

本シリーズの特徴の1つに、登場人物たちの漫才のような掛け合いがあります。くすりと笑えるその掛け合いは、時に話の本筋からそれることもしばしば……。

しかしそういったコメディ的な展開だけではなく、高校生の抱える重くて深い悩みにも切り込んでいくのが本シリーズの特徴です。
この2つは見事に調和していて、そこが大きな魅力となっています。

また、会話劇主体で展開されるので、テンポがよく惹きこまれます。

 

アニメや映画などのメディアミックスもすごい!

原作の面白さもさることながら、「<物語>シリーズ」はメディアミックス作品も素晴らしい出来となっています。

アニメ版は、深夜アニメとしては異例ともいえるDVD、ブルーレイディスクの売り上げを記録するなど大ヒット。
シリーズ2作目の『傷物語』は、3部構成で劇場版が公開。ドラマCDやゲームにもなるなど、その人気の高さは計り知れません。

原作を読んで気になった方は、これらのメディアミックス作品にも注目してくださいね。

 

「<物語>シリーズ」を読んでみよう!

シリーズ第1作の『化物語』は、なんと作者の西尾維新さんが趣味で書いた作品。それ故に本シリーズの作品は自由度が高く、面白さがつまっています。

西尾維新さんは、「戯言シリーズ」や「忘却探偵シリーズ」なども手掛ける人気作家です。興味のある方は、是非手に取ってみてくださいね。

■「<物語>シリーズ」西尾維新(著)、講談社

 

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ライター

ツナシ
青春小説とミステリー小説が好きな20代。ライトノベルから純文学まで読みますが、浅く広くといった感じです。小説は読むのも好きですが書くのも好きです。 先日某小説新人賞を賜り、現在出版に向けて作業中。