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【コバルト文庫10選】中高生の頃に読んだ、なつかしい名作をもう一度!


ライトノベルの先駆けといえば思い浮かぶのがコバルト文庫。
1976年創刊のコバルト文庫は、2016年で創刊40周年を迎えました。
中高生の頃に一度はコバルト文庫を手にしたことや、勉強もせずに夢中になって読んだりした経験がありませんか?

今回は、歴史ある人気シリーズの中から厳選!
1980~90年代に刊行された、読んでいた方にとって懐かしく、筆者にとっても思い出のある作品をご紹介します。

 

新井素子『あたしの中の……』

あたしの中の……
新井素子(著)、集英社

バスの転落事故にあったらしい「あたし」が目を覚ますと、そこは病院。
高校生の「あたし」はバスの転落事故を起こした容疑者のように扱われている。けれど記憶を失っていて何も思いだせなくて……。

 

少女小説の代名詞と呼ばれるコバルト文庫。中でも人気のSF作家といえば、新井素子氏でしょう。
本作は、「第1回奇想天外SF新人賞」で佳作入選した作品で、新井氏のデビュー作でもあります。

ショートショートの神様と呼ばれるSFの大家、星新一氏も絶賛したという本作は、SFファンを魅了する作品です。
一方で、一人称が「あたし」という独特の親しみやすい文体。
作者が高校生の時に書いた本作は、読みやすく軽快なタッチで書かれているため、SFは苦手!という方にもおすすめです。

 

赤川次郎『吸血鬼はお年ごろ』

吸血鬼はお年ごろ
赤川次郎(著)、集英社

エリカは特殊能力を持つ、普通の女の子とはちょっと違った高校生の女の子。
そんなエリカの通う学校のテニス部で殺人事件が起こり、「犯人は吸血鬼では?」という噂が流れます。
そこで事件を解明すべく立ち上がったのがトランシルヴァニアの吸血鬼を父に持つエリカでした!

 

赤川次郎氏は1976年に『幽霊列車』で第15回「オール讀物推理小説新人賞」を受賞し、小説家としてデビューしました。ドラマ化、映画化されている作品も多く、多くの人に親しまれているミステリー作家です。

1981年にコバルト文庫で刊行された本作は、30年以上も続く、人気シリーズの一作目です。
ユーモアミステリーが大好き、という方は、ぜひ一度読んでみてくださいね。

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氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』

なんて素敵にジャパネスク
氷室冴子(著)、集英社

コバルト四天王の一人と呼ばれる氷室冴子氏。第10回「小説ジュニア青春小説新人賞」を受賞し、小説家デビューしました。

本作がちょっと他のコバルト文庫の作品と違っているのは、時代背景が平安時代であること。
宮廷の貴族社会が舞台で、ヒロインは16歳の適齢期の女の子・瑠璃姫(るりひめ)です。

時代や状況が大きく違っていても、ヒロインが恋愛や結婚、家族の問題などに悩む姿は、現在の女の子と同じです。
読者も、平安時代という特殊な時代設定は意識せずに瑠璃姫に感情移入してしまうことでしょう。

コバルト四天王、氷室氏の作品を堪能してみてください。

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久美沙織『丘の家のミッキー』

丘の家のミッキー
久美沙織(著)、集英社

超がつくほどのお嬢様学校で、平和な毎日を送っていた浅葉未来(あさばみく)。
ある日、父が理想として描いていた家に引っ越すことになり、普通の学校に転校することになってしまいます。平和だった学園生活は一変し、最初は新しい環境や友達になじめずに戸惑うのでした。
しかし、少しずつ自分自身の考え方に変化を感じるようになり……。

 

久美氏も氷室氏と同様、コバルト四天王と呼ばれる、人気作家のひとりです。
1980年代の久美氏の人気代表作といえば、本作をあげることができるでしょう。

本作は、アイデンティティに目覚める多感な時期の女の子の、揺れる気持ちや成長していく姿を描いた作品です。
6作目までが中学編、第7作目から10作目までが高校編という構成なので、ぜひシリーズの他作品もお楽しみください。

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若桜木虔『パラレルワールド大混線』

パラレルワールド大混戦
若桜木虔(著)、集英社

主人公の男の子は彼女しか目に入らないほどヒロインの女の子に夢中です。
一方のヒロインは、幼なじみの相手をそれほど異性として意識していませんでした。
しかし、冒険があるところに恋は芽生えるもの! パラレルワールドに迷い込んでしまい、2人で危機的状況を乗り越えていくうちに、自然に愛も芽生えていき……。

 

本作のジャンルはSFで、舞台はパラレルワールドです。そしてコバルト文庫らしく、主人公は元気な高校生カップルとなっています。

SFながらユーモアのあるタッチで描かれた本作は、普通の少女小説や恋愛小説では物足りない、という方におすすめです。

 

藤本ひとみ『星色のフィナーレ』

星色のフィナーレ
藤本ひとみ(著)、集英社

母の再婚によって、親友が思いを寄せている美馬と同じ家に住むことになってしまった花純。
最初は自分の気持ちを抑えようとするのですが、美馬への思いは強くなっていき……。

 

本作は、『新 花織高校恋愛サスペンス』シリーズの一作です。

ストーリーの中心人物は、運動神経抜群の高校生の女の子、春野花純(はるのかすみ)。そして御曹司の中学生の男の子、美馬貴司(みまたかし)です。
こちらのシリーズでは美馬ファンが多く、彼に夢中になってしまった女の子たちも少なくないでしょう。

二人の恋の行方が気になる方はシリーズを通して通読してみてください。
中毒性が高い藤本氏の少女小説は、思わず夢中になって読んでしまうことでしょう。

藤本氏は、歴史小説や犯罪心理小説の分野でも活躍しています。

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田中雅美『謎いっぱいのアリス』

謎いっぱいのアリス
田中雅美(著)、集英社

本作のヒロインは写真部の女の子・幸。幸は、学園の人気者である小沢くんの写真を撮りたくて写真部に入部します。
しかし学園で殺人事件が起きてしまい、その被害者はなんと小沢くん! しかも殺人犯は、同じ学園の人間である可能性が高いようで……。

 

コバルト四天王の一人で、コバルト文庫ではおなじみの人気作家、田中雅美氏の作品です。

楽しく読めるコバルト文庫ならではの学園ミステリーは再読の価値ありです。
田中氏のファンの方は、もう一度アリスシリーズを読み返してみませんか?

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唯川恵『そんなあなたにリフレイン』

そんなあなたにリフレイン
唯川恵(著)、集英社

足を滑らせ、プレイボーイ・雅巳の胸に飛び込んでしまった可絵。
別の男の子に思いを寄せている可絵はショックを受けるも、実はそれが恋の始まりでした……。

 

本作は、17歳で図書委員の女の子・可絵がヒロインのラブストーリーです。

少女漫画のような展開に、読みながら胸が高鳴ってしまうこと間違いなし。
大人の女性が読んでも、共感できる部分が多いのではないでしょうか。

 

日向章一郎『放課後のトム・ソーヤー』

放課後のトム・ソーヤ―
日向章一郎(著)、集英社

水泳部の先輩からチョコレートをプレゼントされて大喜びのケンイチ。
先輩が屋上から墜落して謎の死を遂げることから、事件に巻き込まれてしまいます。

 

コバルト作品の主人公は、女の子であることがほとんどです。しかし、本作では男の子が主人公となっています。

なぜ、先輩は殺されたのか、そしてチョコレートに残されていた暗号文の意味は?
学園が舞台のミステリーは、ユーモアミステリーファンなら読んでみて損のない作品です。

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立原あゆみ『麦ちゃんのヰタ・セクスアリス』

麦ちゃんのヰタ・セクスアリス
立原あゆみ(著)、集英社

主人公は16歳の男の子、麦(ばく)ちゃん。母は出産後に亡くなったため、父と2人暮らし。
あるときからいとこの曜子とも一緒に暮らし始め、麦ちゃんの調子は狂ってしまい……。

 

コバルト文庫から刊行されている本作が、他の作品と違っているのは、小説ではなく漫画である、ということでしょう。

本作は、年頃の男子が恋に悩んだり性に目覚めたりして苦悩しながら成長していく姿を描いた青春ストーリーとなっています。
立原あゆみ氏の代表作ともいえる本作を読み返して、青春の1ページを、もう一度、振り返ってみませんか?

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おわりに

幼い頃に夢中になったコバルト文庫をもう一度読んでみませんか?
恋愛小説はもちろん、SFあり、ミステリーあり、歴史ものあり……と、いろいろなジャンルが楽しめます。

80年代、90年代のコバルト文庫は、大人になってからもう一度読む価値ありです!

 

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