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90年代に夢中になった懐かしいライトノベル5選


90年代懐かしのライトノベル

90年代に子ども時代をすごしたアオノです、こんにちは。

子どもの頃めちゃくちゃアニメが好きで(今も好きですが!)夕方にはアニメばっかり観ているような子どもでした。

あの頃好きだったアニメは小説があるものも多く、90年代の子ども時代、そういった作品のライトノベルを読み漁っていました。
先日、昔読んでいたラノベを久しぶりに読んでみよう! と引っ張り出してきました。

あなたは何が好きでしたか?

 

何度も竜破斬を唱えた頃が甦る!
『スレイヤーズ』

書籍『スレイヤーズ!』表紙

スレイヤーズ!
神坂一(著)、あらいずみるい(絵)、富士見書房

最強の魔導師リナ=インバースと、金髪碧眼の美形剣士のガウリイ=ガブリエフの冒険を描く、剣と魔法の世界。
ドラゴンやエルフなども登場し、ファンタジーの王道をいくストーリー!

 

原作は、神坂一さんによるライトノベル。イラストはあらいずみるいさん。
あらいずみさんがコミカライズした漫画が出版され、そのあと義仲翔子さんやトミイ大塚さんにより、コミカライズされています。

アオノはアニメから入り、小説とコミックも読み漁りました!

スレイヤーズの小説が刊行されたのは、1989年。2015年には刊行25周年を記念して、スレイヤーズを愛する作家たちによる、書下ろし短篇集のアンソロジー文庫が発売されました!

今をときめくラノベ作家、日日日さんや、秋田禎信さんなども参加しており、25年以上経っても愛され続ける名作です。

リナは小柄な女の子だけど、自分というものをちゃんと持っていて、自分の意見が言える人。やることはハチャメチャな時もありますが、強くてかっこよくて、子ども時代のアオノの憧れでした。美形で優しいガウリイと旅をする、というところにもロマンを感じていたのをよく覚えています!

沢山あるリナの魔法の呪文を覚えたのは私だけではないはず!

アオノはリナの最強の魔法「竜破斬(ドラグスレイブ)」が大好きで、何度も唱えてましたね。

アオノのMPでは出ませんでしたけどね、ドラグスレイブ。残念!

 

ちょっぴりセクシーなソーサラーハンター!
『爆れつハンター』

書籍『爆れつハンター』表紙

爆れつハンター
あかほりさとる(著)、臣士れい(絵)、メディアワークス

魔法使いの法族(ソーサラー)が、庶民(パーソナー)の支配権を与えられている世界。ソーサラーの圧政に苦しむパーソナーを助けるソーサラーハンターの物語。

 

主人公のお調子者キャロット・グラッセ、弟の東方魔術使いマロン・グラッセ、キャロットのことが好きなお色気たっぷりティラ・ショコラ姉妹、筋肉担当ガトー。ギャグ要素が多いですが、復讐に燃えたり、前世からの繋がりもあり、深い因果も満載。

美形のキャラクターマロンが、兄のキャロットのことが大好きすぎる超がつくブラコン!という設定が大好きでした。マロンもティラもショコラも、キャロットが大好き。あんなお調子者の女好きなキャロットなのに!と思ったら、このキャロット、やるときはちゃんとやってくれて、めちゃくちゃカッコいい!
そのギャップがたまらなかったですね。

ショコラの変身後の衣装が過激すぎたのか、アニメでは別の衣装になっていますが、最終回のみ原作と同じ衣装になったあの時の感動が忘れられません!

ファンタジーが好きな人にもたまらない一作だと思います!

 

ファンタジーの金字塔
ロードス島戦記

書籍『ロードス島戦記』表紙

ロードス島戦記
安田均(原案)、水野良(著)、角川書店

舞台は、呪われた島「ロードス島」。人間の若者パーンと、幼なじみの神官エトは、ドワーフの戦士ギム、魔術師のスレインらと旅に出る。やがてエルフのディードリットと出会い、灰色の魔女「カーラ」を追ううちに、英雄戦争に巻き込まれていき……。

 

発売は1988年なのですが、90年代にアニメ化された本作。
元々、テーブルトークRPGとして発表され、好評を博した作品を、ゲームマスターであった水野さんが小説にしたものが、本作『ロードス島戦記 灰色の魔女』でした。

ザクソンという村に住み着いたゴブリンから村を守るために立ち上がったパーンとエト。未熟だったパーンが冒険を通して成長していく姿に、パーンと共に冒険をしているような気持ちになった人も多いのではないでしょうか?

アオノは『ロードス島戦記』で初めてエルフの存在を知りました!

当時からヒロインであるディードリットは人気を集めており、アオノもディードリットが一番好きでした。今となっては、ファンタジーにエルフが登場するのは普通のことですが、日本の作品にこんなにもエルフが登場するようになったのは、ディードリットの存在が大きいのかもしれませんね。

はじめて触れたファンタジー作品が『ロードス島戦記』だった方も多いのではないでしょうか!

『ロードス島戦記』は、アニメやコミカライズにとどまらず、2017年には舞台化もされました。小説が出版されてから、30年近く経った今もファンが多く、今読んでも色あせぬ面白さがあります。

まさにファンタジー界の金字塔といえる一作です!

 

感情を持ったマリオネット
SMガールズ セイバーマリオネットJ

書籍『SMガールズ セイバーマリオネットJ』表紙

SMガールズ セイバーマリオネットJ
あかほりさとる(著)、ことぶきつかさ(絵)、富士見書房

徐々に衰退を始めた男性しか存在しない世界。ジャポネスの少年 間宮小樽は、“ジャポネス歴史資料館”で、乙女回路という感情を持ったマリオネット、ライムと出会う。同じく乙女回路を持ったチェリーとブラッドベリーと共に、「女性復活」の未来を託された!

 

ジャポネスに攻め込んできた隣国 ゲルマニアの野望を砕いたり、小樽がライムたちにモテモテだったり、アクションとラブコメが混ざったような本作!

しかし、人間ではない彼女たちが「人間と同じような感情を持っている」ということが、のちのち苦悩へと変わっていくのです……。
感情を与えられたライムたちは「女性復活」の道標という存在です。ライムたちが、自分の中にある「女性性」を目覚めさせていくシーンも登場します。

しかし、マリオネットのライムたちと、人間の小樽が、同じ未来を歩めるのかどうか……。それは、機械やサイボーグなどを扱った作品に登場する、悲しい宿命のようなものです。
作品によって結末はもちろん違いますが、本作はどういった結論を出すのでしょうか?

大人になってから再び読むと、ラストは何とも言えない涙が込みあがってきました……!

 

空から宇宙人が降ってきた!
天地無用!魎皇鬼

書籍『天地無用!魎皇鬼』表紙

天地無用!魎皇鬼
長谷川菜穂子(著)、梶島直樹(絵)、大和田直之(絵)
富士見ファンタジア文庫

岡山県に住む高校生 柾木天地の元に、宇宙人たちがやってくる! 天地をめぐるドタバタSFラブコメディ。

 

元祖ハーレムものは『天地無用!』なのでは!? と思うほど、天地くんモテモテです。

天地くんに恋をするのは、元宇宙海賊の魎呼(りょうこ)と、樹雷皇家第一皇女 阿重霞(あえか)。そして阿重霞の妹、樹雷皇家第二皇女の砂沙美(ささみ)まで天地くんに恋心を抱いているのです!
ギャラクシーポリスが出てきたり、宇宙の始まりの話になったり、剣で戦ったり、さらには戦艦まで出てくる壮大なスケール。

小説は、OVA第一期の脚本を手がけた長谷川菜穂子さん、1巻のみ表紙イラストと口絵を原作者 梶原正樹さんが、2巻以降のイラストは大和田直之さんが手がけています。コミック版は、奥田ひとしさんが描いています。

OVA、小説、コミックと、それぞれ設定や結末が少しずつ違っているのもおもしろさのひとつ!

小説では、みんなでハワイに行ったり、ゲームの世界に入り込んだり、日常の生活を描いたほのぼのした話もあり、テーマは千差万別。そこに宇宙の要素が入ってくるので、日常とはいっても、私たちの日常とは全然ちがいます。
けれど『天地無用!』ではそれが当たり前の日常として描かれているのがおもしろく、綿密に作りこまれた世界観は圧巻です。

2016年には「天地無用!魎皇鬼」のOVA第4期が、なんとなんと12年ぶりにリリースされたんです!!
12年ぶり……! 子ども頃に大好きだったアニメの続編が、ここにきて観られるなんて、夢みたいですよね。

『天地無用!』のキャラクター名は、岡山県の地名から取られていることが多いため、アオノは『天地無用!』のおかげで岡山県の地名をだいぶ覚えました!

 

やっぱり大好き!

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あなたの大好きな作品はありましたか?

大人になっても、子どもの頃好きだった作品はやっぱり好きだなぁと、記事を書きながら思っていました。

懐かしい漫画や小説、思い出したら久しぶりに読んでみてください!

 

今回ご紹介した作品

■『スレイヤーズ』神坂一(著)、あらいずみるい(絵)、富士見書房
⇒『スレイヤーズ』(コミック) 神坂一(原案)、あらいずみるい(漫画)、角川書店
⇒『スレイヤーズ 25周年あんそろじー』KADOKAWA
『スレイヤーズ』シリーズのコミックはこちら

■『爆れつハンター』あかほりさとる(著)、臣士れい(絵)、メディアワークス
⇒『爆れつハンター』(コミック) あかほりさとる(原作)、臣士れい(漫画)

■『ロードス島戦記』安田均(原案)、水野良(著)、角川書店

■『SMガールズ セイバーマリオネットJ』あかほりさとる(著)、ことぶきつかさ(絵)、富士見書房

■『天地無用!魎皇鬼』長谷川菜穂子(著)、梶島直樹(絵)、大和田直之(絵)、富士見ファンタジア文庫
⇒『天地無用!魎皇鬼』(コミック) 奥田ひとし(著)

 

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