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【小説の書き方】ジャンル別!小説を書くときのポイント【SF・恋愛もの・ミステリー】


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小説を書く際、ジャンルによって押さえておくべきポイントは様々です。
そこでここでは、ジャンル別に見る小説の書き方を紹介していきます。これから小説を書こうと思っている方は参考にしてみてください。

 

【ジャンル:SF・ファンタジー】小説の書き方ポイント

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♦設定を詰める

SFやファンタジーを書く際には、作品内で描かない裏設定までしっかりと考えることが大切です。
例えばハイ・ファンタジーを書く際は、舞台となる場所の政治や文化をはじめ、そこで生きる人々の価値観や考え方まで、緻密に詰めていきます。

SFやファンタジーにおいては、こういった詰める作業が非常に大切で、ここがおろそかになっていると、登場人物に人間味がなくなり、また舞台設定にリアリティを持たせることができなくなります。

ファンタジーであろうとSFであろうと、基本は、人間の物語です。人間がその世界を作っているというリアリティを持たせるために、設定を詰めるという作業が必要になってくるのです。

♦設定を書き過ぎない

上述したように設定を詰めることは非常に重要ですが、作品内で設定の説明をしすぎるのはよくありません。読者が読みたいのは設定ではなく、物語です。そして設定の説明に終始する作品はストーリーのテンポを落とすうえ、読者に強いストレスを与えます。

ですから、「読者が今必要としている情報は何か」ということを常に頭に入れながら執筆することが重要です。そして、場面において必要以上の情報を描かないように意識しましょう。
設定を詰めるとついつい設定を書き連ねたくなってしまうと思いますが、そこをぐっと堪えることが大切です。

SFやファンタジーを書く際には“設定を詰めても書き過ぎない”ということを頭に入れて執筆しましょう。

 

【ジャンル:恋愛もの・青春もの】小説の書き方ポイント

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♦一にも二にも登場人物

青春小説や恋愛小説は、壮大な設定や話のギミックではなく、登場人物の心情で魅せるジャンルです。

ですから、ストーリー展開やカタルシスのある結末を考えることよりも登場人物の人物造形に気を配るようにしましょう。なぜかと言いますと、仮に恋愛小説を書くとして、主人公が憎たらしかった場合、読者はその主人公の恋愛が成就する様子を見て果たして楽しいのか、ということになるからです。

恋愛小説や青春小説などは主人公や周囲の人間が物語を通してどのように変わるのかを描いていく話です。そのため読者に「そのキャラは嫌いだから、どうなろうとどうでもいい」と思われてしまえば、その時点でおしまいです。ですから、こういった話を書く際には、とりわけ登場人物の人物造形に気を配る必要があります。

♦話の都合でキャラを動かさない

人物造形ができれば、あとは考えたストーリーに登場人物を乗せていくだけです。
ただ、ここで大切なのは、ストーリーの都合に合わせてキャラを動かさないということです。つまり、「このキャラは本来こういうことは言わないけれども、このセリフを言わせないと話が進まないから、仕方なく言わせる」といったようなことは避けるべきだということです。

こういった風にキャラを動かすと、ご都合主義の話に見えてしまいますし、何よりキャラの魅力を損ねることにつながります。もしどうしても、話の都合でキャラを動かさなければならなくなった場合は、ストーリーの見直しかキャラの設定を変更すべきです。

恋愛小説や青春小説では、ストーリーがあってキャラがいるのではなく、キャラがストーリーを作っていくと考えることが大切です。

 

【ジャンル:ミステリー】小説の書き方ポイント

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♦ポイント1「謎の不可解性」

ミステリー小説の肝は大きく分けて3つあり、1つ目は「謎の不可解性」です。
これは、「どうして密室で人が殺されているのか」、「どうして、こんないい人が殺さてしまうのか」といったような部分のことです。こういった謎の部分が不可解かつ魅力的であればあるほど、読者はその先を読みたいと思います。

♦ポイント2「話の論理性」

2つ目は、読者が納得する「話の論理性」。これは単純に話が論理的であるかということです。
犯人の動機やトリックなどを含め、話の整合性がきちんととれているか、とこういった部分です。ここがおろそかになっていると読者はカタルシスを得ることができません。

♦ポイント3「結末の意外性」

そして3つ目は「結末の意外性」です。
犯人、動機、トリックなどにいかに意外性を持たせることができるかということです。ただし、意外性を追求するあまり、論理的に破たんしていたりすると読者を白けさせてしまいます。読者に「考えなかったが言われてみればありうる」と思わせる意外な結末を用意できると、質の高いミステリー作品となります。

いわゆる傑作と呼ばれるミステリー作品は、これら3つを満たしていることがほとんどです。
謎の不可解性。話の論理性。結末の意外性。
ミステリーを書く前に、これら3つを意識してプロット(物語の設計図)を作るといいかもしれません。

 

ジャンル別「小説の書き方」まとめ

以上がジャンル別に見る小説の書き方です。

小説は自由です。ですから、必ずしも上述したような書き方をしなければならないというわけではありません。自分が必要だと思う部分を参考にしていただければ幸いです。

 

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ライター

ツナシ
青春小説とミステリー小説が好きな20代。ライトノベルから純文学まで読みますが、浅く広くといった感じです。小説は読むのも好きですが書くのも好きです。
先日某小説新人賞を賜り、現在出版に向けて作業中。