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【小説の書き方】初心者向けプロット作り・書き方入門


頭を抱える女性

小説一本を完成させるまでに様々な作業があります。ここでは、完成までにやるべきことを解説していきます。

小説を書きたいけど、どうやってはじめればいいかわからないという方は、是非参考にしてみてください。

 

小説の書き方入門! 小説の設計図「プロット作り」

人と人との繋がり

♦プロットを作る

小説を執筆する前にやるべきことは、プロットを作るということです。

プロットとは、これから書いていく小説の設計図です。
これを全く作らずに小説を書き始めると、途中で行き詰ってしまったり、話に矛盾を生じさせてしまうことがあります。

では、プロットの作り方を紹介していきます。

 

♦プロットの作り方

プロットで考えることは、「作品のセールスポイント」、「テーマ」、「設定」、「ジャンル」、「登場人物」、「話の流れ(章立てなど)」、「オチ」などです。これを紙などにまとめましょう。

基本的にはこれでプロットは完成です。

これはどの程度作りこむかというのは、人によってさまざまですし、作品によっても変わってきます。はじめは、そこまでガチガチに作りこまなくてもいいかもしれません。

小説を書くという経験を積んでいくと、だんだん自分に合ったプロット作りというものが見えてきます。

 

ちなみにこのプロット作りで一番気を使いたいのは、「作品のセールスポイント」です。セールスポイントとは、“どこを読者に見てほしいのか”といった部分のことです。

ミステリー小説であればトリックがセールスポイントになるかもしれませんし、青春小説ならキャラ達の人間模様がセールスポイントになるかもしれません。

作品のセールスポイントを明確にし、それを核として話を肉付けしていくと、話は広がりやすくなりますし、何より物語に一本芯が通ります。
少なくとも「やりたいことがわからない意味不明な作品」にはなりづらくなります。

 

何に書く?どう書く? 小説の書く前に

カフェでノートパソコン

♦執筆ソフトを決めよう

書きたいことが決まれば、いよいよ執筆です。

現在、出版業界における原稿のやり取りは、ほとんどがデジタル化されています。
ですから、これから小説の執筆を考えている方は、パソコンで執筆するためのソフトを用意することをお勧めします。

 

執筆ソフトは、いろいろありますが、小説を書くうえでお勧めなのは、「Microsoft『Word』」や縦書き原稿を書くことに適した「ジャストシステム社『一太郎』」などです。

ネットにはテキストエディターと呼ばれるフリーの執筆ソフトがいくつかあるので、そういったものをダウンロードして使うのもいいかもしれません。

 

テーマを決める

小説の書き方は人それぞれですが、初めに大まかなテーマを決めることは必須と言えるでしょう。

いつも気になっていることや、嬉しかったことや悲しかったことなど、自分が実際に経験したことや考えたことをもとにテーマを作っていく書き方があります。

様々な問題意識を持って日頃からアンテナを張っていると、自ずとテーマが見えてきますよ。

小説のテーマが一人よがりにならないように、他人が読んでも共感が得られるようにすることも、小説の書き方として大事なポイントになります。

 

テーマがそれでも浮かばないという人は、まずはとっかかりとして、恋愛小説、SF小説、推理小説、ノンフィクションなど、小説のジャンルの中で自分が書きたいジャンルを大まかに思い浮かべてみるのも良いでしょう。

大まかなジャンルが決まったらその中で具体的にどんなことが書きたいのかテーマを絞っていくのも一つの方法です。

 

 キャラクターを設定する

小説を書くにあたって非常に重要なのがキャラクター設定です。キャラクターに魅力があるかどうかが小説を面白くするカギになります。

 

まず、主人公はどんな人物でしょうか?

どんな顔をしていてどんな服装をしていて、どんな性格をしているのか、どんな食べ物が好きで、趣味は何か、家族構成は? できる限り細かく想像を膨らませていきましょう。

自分が出会った人をイメージしてみるのも良いでしょう。そのキャラクターがあたかも存在しているような、リアリティを持てることが大切です。

 

主人公が決まったら、その周りのキャラクターを設定していきましょう。

主人公と正反対の性格の人を登場させるとお互いの違いが際立って、読む人をひき付けやすくなりますよ。脇役の存在も大切なんです。物語がより魅力的になっていきますよね。

登場人物のキャラクターや人間関係をいきいきと想像することができれば、物語が自然に動き出していきます。

 

いよいよ執筆へ!

パソコンで文字を打つ

♦文章の「視点」を決める

執筆環境が整えば、いよいよ執筆です。

まずは文章の視点を決めましょう。そこが決まらないと小説を書き出すことができません。

小説における視点はいくつかありますが、ここでは『一人称視点』、『三人称一元視点』、『神視点』の3つを紹介していきます。

 

【一人称視点】
「ぼくは~」など主人公などが語り部となって物語を展開していく視点です。この視点では、主人公が知りえない情報を書いてはいけません。

(例)
ぼくが教室に入ると、クラスメイトは皆、お喋りをやめた。ぼくは自分の席につき、恐る恐る隣の席の鈴木に挨拶をする。鈴木は怪訝そうな瞳でぼくを見ると、何も言わずに席を立った。

 

【三人称一元視点】
語り口は三人称でありながら、視点は主人公など一つに固定して物語を展開していく書き方です。

(例)
佐藤が教室に入ると、クラスメイトは皆、お喋りをやめた。佐藤は自分の席につき、恐る恐る隣の席の鈴木に挨拶をする。鈴木は怪訝そうな瞳で佐藤を見ると、何も言わずに席を立った。

 

【神視点】
視点を固定せず、あらゆる登場人物の視点から物事を見る書き方です。いわゆる全てをしっている神様の視点から描かれる物語の書き方です。

(例)
佐藤が教室に入ると、クラスメイトは皆、お喋りをやめた。佐藤は自分の席につき、恐る恐る隣の席の鈴木に挨拶をする。鈴木は怪訝な瞳を佐藤に向けた。鈴木がこのような目をしたのは、佐藤が昨日おかしなことを言っていたからだ。鈴木は、挨拶を返さず、席を立った。

 

三人称一元視点と神視点はどちらも三人称で語られる視点です。

ただ、三人称一元視点の場合は、視点が固定されているため基本的に一人称と変わらず、一つの視点から物語が語られています。

一方で神視点は、視点の固定がありません。上述した例では、神視点には「佐藤の視点」と「鈴木の視点」が入っています。

 

視点を混合してはいけないというルールはありませんが、視点がごちゃごちゃした作品は、読みづらくなります。
ですから、小説を書く前にどういった視点で物語を展開していくのかをしっかり考えましょう。

あとはプロットに乗せて物語を展開し、完成を目指します。

 

小説が書けたら「推敲(すいこう)」しよう!

勉強する人

小説を書きあげたあとにもすることはあります。それは「推敲」です。

小説を書きあげて、誤字脱字がないということはまず有り得えません。ですから書きあげた後にチェックが必要です。それから話に矛盾がないか、情報の提示が適切なのかなど構成のチェックもしましょう。

 

小説には物語を面白くする構成があります。

極端な話、フーダニット(犯人当て)の推理小説で、序盤で犯人が明かされてしまったら面白くもなんともありません。ですから情報を提示する順番と言うのが非常に大切になってきます。

そのため書きあげたあとに物語がしっかり面白い構成になっているのかというチェックが必要になってきます。

 

おまけ 話を面白くする一つのテクニック

ひらめき

一つ、話を面白くする小説の書き方を紹介します。
このテクニックを知っていると、些細な出来事も面白く見せることが可能になります。

そのテクニックとは、常になんらかの謎を先行させて物語を書いていくといったものです。
情報の出し入れを上手くやればどんな場面にも謎を作ることは可能で、話を面白くすることができます――と、これではわかりづらいと思います。具体的には以下の通りです。

 

例えば「明日のテストが不安でたまらない高校生」を描くとします。

そこで、ただそのまま「明日のテストが不安でたまらない高校生」を書くのではなく、あえて「明日テストがある」という情報だけを伏せてみましょう。

すると「なぜか明日がくることを不安に思っている高校生」ができあがります。

こうなると読者の中に「なぜこの高校生は不安なのだろうか」という意識が生まれますよね。
すると読者心理としてはその高校生が不安になっている理由が知りたくて、先を読みたくなります。

さらにこの謎の秘密(テストがあるから)が明かされた時、読者は少しのカタルシスを得ることができます。そして、このカタルシスこそが読者の『面白い』に繋がるのです。

このように、小さな謎を積み重ねて物語を書いていくと、読者を飽きさせない小説になります!

 

「小説の書き方」まとめ

以上が、小説完成までの大まかな書き方の流れです。

小説は書いてみなければわからないということがたくさんあるので、まずは書いてみることをお勧めします。

アイデアはないけど何かが書きたいという方は、自分の日常を小説にしてみるといいかもしれません。
上で述べたように、情報の出し入れ次第では、どんな日常でも読者を楽しませることは可能です。

 

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ライター

ツナシ
青春小説とミステリー小説が好きな20代。ライトノベルから純文学まで読みますが、浅く広くといった感じです。小説は読むのも好きですが書くのも好きです。 先日某小説新人賞を賜り、現在出版に向けて作業中。