【必読】読書感想文の書き方とコツ
更新日:2016/7/21
夏休みなど長期休みの時の定番課題ともいえる読書感想文。本を読んだものの何を書いたらいいのかわからない、感想だけだと字数が足りないなどなど、苦手な人もいるでしょう。
今回は、読書感想文に悩む人のために、書く時のコツをご紹介します。
読む時のコツ
■本選びがスタート!
自分が面白いと思えない本はなかなか読み進まないうえに、読書感想文を書くのも大変です。普段あまり本を読まない人は、自分の興味のあるジャンルの本がおすすめ。
サッカーが好きならサッカー選手の伝記、音楽好きなら歌手の物語など、「面白かった」と人に話したくなるような本を選ぶと、書きやすくなります。
■読書メモを書きながら読もう
一度全部読んでから読書感想文を書こうとすると、細部を忘れてしまい、結局読み直すことになりかねません。そこで、おすすめなのが読みながら読書メモを書く方法です。読書メモには、次のようなことを書きましょう。
1.登場人物:気になった登場人物の名前や性格を書いておきます。
2.各章のあらすじ:章ごとに1~2文でまとめておくと、あとであらすじを書くのが簡単になります。
3.心に残ったシーン:短ければ抜き出して書き、長い時にはその場面を忘れないようにページ番号をメモしておきます。また、「感動した」「悲しい」「嬉しい」など自分の感情も一緒に書いておきましょう。
書く時のコツ
何を書いたらよいかわからない時は、次のような構成で書くとまとめやすいです。
■第一段落:本を選んだ経緯
なぜその本で読書感想文を書くことにしたのか、決め手となったエピソードを紹介しましょう。
「誰かに勧めてもらった」、「タイトルが気に入った」、「自分の好きなことに関連付けて探した」など、どんなことでも構いません。
■第二段落:本のあらすじ
全体を通して、本がどのような話だったかを書きます。いきなりあらすじを書くのは大変ですが、読書メモがあれば大丈夫!
まず、読書メモで書いておいた各章のあらすじをつなげてみましょう。さらに必要ない部分を削ったり、重要な部分をつけ足したりして、なるべく簡潔にまとめます。
■第三段落:感想
読書感想文のメインは、もちろん感想です。この部分が一段落、二段落よりも長くなるように書かなければなりません。
感想が苦手な人は、気に入ったシーンをピックアップして書くのがおすすめです。まず気に入ったシーンを要約し、そこで自分が感じたことを書きます。自分の今までの体験談と関連付けて書くと、話が膨らみやすいです。
第三段落まで書けたら、最後にまとめとなる一文を入れて締めくくります。本を読んで得られたものや今後に活かしていきたいことなどを書くとよいでしょう。
見直す時のコツ
■文章がおかしくないかチェックする
読書感想文を書き終わったら、文章がおかしくないかをチェックしましょう。中でも助詞の使い方、主語と述語が対応しているか、漢字は間違っていないかなどは基本的な項目です。
自分で読みなおしてもわからない時は、誰かに読んでもらってください。
恥ずかしいかもしれませんが、人に読んでもらうことで相手に伝わる文章になっているかどうかも同時に確認できます。
■声に出して読んでみる
完成したら、一度自分の声で読んでみることをおすすめします。実際に読んでみると、文章に引っかかりや違和感があること、誤字脱字にも気づきやすくなりますよ。
大きな声で読む必要はありません。ぜひお試しを。
■下書き→清書もオススメ
原稿用紙などの場合、一度間違えてしまうとマスがずれてしまい、書き直しが大変になることがあります。そこで、先に下書きをするのもオススメ。
あらかじめ文章を練って、固まってから清書をした方が、結果的に早く終わることも少なくありません。
感想文を書いてみよう!
本を要約し、自分の気持ちを表現することが求められる読書感想文。
もしも苦手でも、本を読みながらメモを取る、構成に沿って書くなどのコツを意識すれば、よりスムーズに書くことができます。ぜひ試してみてください。
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