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読書のお供に欠かせない。文学を楽しむためのコーヒー入門


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読書をするときのお供に欠かせないのが、一杯のコーヒー。

実際、コーヒーを飲みながらの読書は捗るという人は多いのではないでしょうか。カフェインは私たちの脳を覚醒させ、集中力を高めてくれます。集中して読書をしたい時には、コーヒーは欠かせないものだと言えるかもしれません。

本好きにとって、休日は読書に没頭できる日。カフェでまったりと過ごすのもいいけれど、外出するのが億劫な時もありますよね。そんな時でも、自分好みのコーヒーを淹れる方法をマスターしていれば、「おうちカフェ」を満喫することができます。

そこで今回は、自分好みのコーヒーを楽しむために知っておきたいコツをいくつか紹介したいと思います。

 

コーヒー豆の基礎知識

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コーヒー豆というと、茶色い豆を想像する人が多いと思います。でも、コーヒー豆はもともと茶色いわけではありません。茶色になるまでは、いくつかの工程を経ています。

そもそも、コーヒーの木についた実は、赤く熟すとさくらんぼのようになります。”コーヒー・チェリー”という呼び名を聞いたことがある人もいるでしょう。

皮・果肉・種で構成されているさくらんぼを想像してもらえるとわかりやすいですが、コーヒー豆は、コーヒーの実の「種」の部分になります。

コーヒーの実を収穫後、「種」を取り出し、乾燥させたものが「コーヒーの生豆」と呼ばれるものです。このままでは味も香りもほとんどなく、飲むことができません。

そのため、ロースター(焙煎人)と呼ばれる人たちが、焙煎を行います。焙煎とは、コーヒーの生豆を火で煎ること。そうしてコーヒーの生豆は、馴染みのある茶褐色のコーヒー豆へと変化します。

 

コーヒー豆の選び方

コーヒー豆には、多くの種類がありますが、一つ一つ個性も味も違います。ここでは、 コーヒー豆を選ぶ時の4つのポイントを書いていきます。

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美味しいコーヒーを飲むなら必ず豆で購入を

コーヒーを購入する際、豆と粉どちらにするか悩むところです。確かに、時間がない時は、コーヒー粉の方が便利です。

ですが、コーヒーは、空気に当たると香りが飛ぶだけでなく、酸化され鮮度が落ちてしまいます。
粉挽きは空気と触れる面積が多いので、より酸化と劣化が著しくなります。また、挽いた瞬間から香りも消えていきます。

そのため、美味しいコーヒーを飲むなら、コーヒー豆での購入をお薦めします!開封後は必ず、瓶や缶など密閉容器に入れておきましょう。

 

産地で選ぶ

コーヒー豆は、採れた国や地域名で呼ばれることが多いです。
たとえば、キリマンジャロ(タンザニアのキリマンジャロの山の斜面で栽培)、ハワイコナ(ハワイ島のコナ地区で栽培)、ブルーマウンテン(ジャマイカのブルーマウンテン山脈で栽培)などが有名ですね。

一般的には、標高が高いところで採れる豆は、実が引き締まり酸味が出やすい。標高が低いところで採れる豆は、酸味が少なくやさしい味だと言われています。

 

ストレートかブレンドで選ぶ

コーヒー豆には、ストレートとブレンドがあります。

ストレートは、同じ生産地の豆を焙煎したコーヒーのこと。
ブレンドは、いくつかの生産地の豆を混ぜてつくるコーヒーのことです。味が異なるコーヒー豆を数種配合することによって、味の調和をとることが目的です。

もし初めてのお店でコーヒー豆を購入する時は、お店の名前がついたブレンドコーヒーを選ぶことをお勧めします。お店の名前をつけるということは自信のあらわれでもあるからです。

 

焙煎の度合いで選ぶ

コーヒーは焙りたてほどおいしいものです。

焙煎の度合いは8段階あり、度合いが浅いものから順に、ライトロースト・シナモンロースト・ミディアムロースト・ハイロースト・シティロースト・フルシティロースト・フレンチロースト・イタリアンローストと呼ばれています。

一般的に、浅い焙煎のものほど酸味が強く、深い焙煎のものほど苦味が強くなると言われています。

 

 

ペーパーハンドドリップで自分好みの一杯を淹れるコツ

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コーヒーを淹れる器具には、コーヒーメーカー、サイフォン、ネルドリップなど色々なものがありますが、ここでは一番オーソドックスなペーパーハンドドリップでの淹れ方のコツをお教えします。

その前に、工程のおさらいです。

  1. ペーパーの端を折り曲げドリッパーにセット。
  2. ミルで豆を挽き、挽いた豆を平らになるようにペーパーに入れる。
  3. 豆全体にお湯を注ぎ、豆が蒸らされるのを待つ。
  4. 蒸らしが終わったら、再びお湯を注ぐ。

では、ペーパーハンドドリップでコーヒーを美味しく淹れるための5つのコツを見ていきましょう。

 

ドリッパー(フィルター)にこだわる

ドリッパーを選ぶ際に、こだわりたいポイントは「穴の数」と「形状」です。自分の好みに合わせて選んでもらえたらと思います。

【穴の数】メーカーによって、穴が1つ、2つ、3つのものがあります。
一般的に、穴が1つならお湯がゆっくり落ちるため濃く、穴が3つなら早く落ちるため薄くさっぱりになると言われています。ただ、ひとつ穴でも、穴が大きければ大きいほどお湯が早く落ちるので、薄くなります。

【形状】こちらもメーカーによって、台形の形のものと円錐の形のものがあります。形によって、コーヒーの粉末とお湯の触れ合う面積や、お湯の流れが異なってきます。
台形は、粉末とお湯が触れ合う時間が長く、少量のコーヒー豆でもコーヒーの成分を抽出することができるのが特徴です。円錐は、垂直にお湯を落として抽出はななめに一直線にお湯が落ちていきます。お湯の抜けが良く、すっきりとした味になると言われています。

 

ミルでコーヒー豆を挽く時にこだわる

ミルでコーヒー豆を挽く時、豆の挽き具合でも大きく味が変わります。

細かく挽くほど粉末が細かくなり、密度も高くなるため、お湯の通る早さも遅くなります。ゆっくりとお湯が通るということは、コーヒーの成分が濃く抽出されることになります。

その反面、荒く挽くと、お湯の通りが早くなり、薄くさっぱりとした味わいになります。これがいわゆる「アメリカンコーヒー」ですね 。

 

お湯の注ぎ方にこだわる

ポットで「の」の字を書くようにお湯を注ぎます。ドリッパーの様々なところからお湯が落ちるようにするためです。

注ぎ口は細かく、静かに、ゆっくりとお湯を注ぐのがコツ。なぜならお湯が多いと、粉が浮いてしまい反転してしまうからです。

蒸らしにこだわる

ついつい面倒で「蒸らし」をせずにお湯を注ぎがちですが、美味しいコーヒーを飲むには蒸らしが必須です。理由は、蒸らしを行うと、豆の中に含まれる空気が追い出され、コーヒーとお湯がなじみやすくなるからです。

お湯をかけたとき、ふわっとふくらむのは、豆の中に残った空気が出てきている状態です。
コーヒーとお湯が馴染み、お湯の通り道ができることで、コーヒーの美味しい成分が引き出されるのです!

 

コーヒー豆の膨らみを愉しむ

お湯をかける時、豆をじっと見ていると、ハンバーグのような形に膨らんでいくことに気づきます。

ここで面白いのが、焙煎の度合いによって豆の膨らみが微妙に違うこと。深煎りになるほど水分が少なく、膨らみが大きくなります。

また、コーヒーの鮮度が高いほど空気が多く残っており、よく膨らみます。自分でコーヒーを淹れたからこそ愉しめる一瞬です。

 

自分好みの一杯で至福の読書タイムを

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いかがでしたか?私たちの生活に欠かせないコーヒーですが、知れば知るほど奥深い魅力があります。

興味を持った人はぜひ実践していただき、コーヒーと共に文学を楽しんでいただければと思います。ぜひ自分好みの一杯をお供に、至福の読書タイムを送ってくださいね。

 

コーヒーを楽しんでいて「あ…!」なんてことになったら!
こちらを参考にしてくださいね!

ライター

I.Megumi
フリーランスのライター。一児のママ。出産前まではリクルートで結婚情報誌を担当。現在はWeb媒体にて書籍、音楽、育児など幅広く執筆中。影響を受けた作家は白石一文。趣味はスイーツを愉しむこととドラマ鑑賞。