世界的に有名な経営者の習慣は「読書」|3人の経営者たちの愛読書とは?
世界の偉人・成功者の中には「読書」を習慣にしていた人が多いそうです。
そんな気になる成功者3人の読書エピソードをご覧ください。
読書であなたの人生も変わるかも!?
ビル・ゲイツ×読書
読書家としても有名なマイクロソフト社創業者のビル・ゲイツ氏。
読書は幼少期の頃からの習慣で、ビル・ゲイツ氏の両親も本好きな子に育つようにと身近なところに本を置いて、いつでも手に取れるようにしていたそうです。
当時はエドガー・ライス・バローズの小説や、ナポレオンなど偉大な人物の伝記を夢中で読んだそうで、学校の成績も優秀でした。
その読書習慣は現在でも続いており、毎日平均1時間以上、週末はもっと長い時間本を読み、就寝前の読書は“眠りにつくまでの過程”として特に習慣づいているようです。
就寝前の読書にさまざまなメリットがあることを、ビル・ゲイツ氏も意識されているのでしょうか。
(就寝前読書についての詳細は⇒習慣にしたい寝る前読書の効果)
幼少期の読書によってさまざまな知識を得たり、思考能力が高まっていく読書効果を実感したことも、読書習慣を大切にする理由になっているようです。
■ビル・ゲイツの愛読書
『ライ麦畑でつかまえて』
J・D・サリンジャー(著)
ビル・ゲイツ氏が「お気に入りの一冊」に選んだ本が『ライ麦畑でつかまえて』。ペンシルヴァニアの高校に通う16歳の少年を描いた作品です。
『暴力の人類史』
スティーブン・ピンカー(著)
『暴力の人類史』は、ビル・ゲイツ氏が「私が読んだ中でもっとも重要な本の一冊」と語った本です。
⇒「ビル・ゲイツ」関連の書籍をみる
孫正義×読書
ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏。
在日韓国人として幼少期に差別も経験した孫氏は、15歳のときに読んだ『竜馬がゆく』に強い影響を受け、高校を中退し単身渡米。米国の大学で経済学士の学位を得て、会社を設立するため帰国しました。
起業後わずか2年で肝炎を患ってしまうのですが、その入院期間3年半のあいだに読んだ本はなんと3,000冊。
医師から余命宣告をされた際にも『竜馬がゆく』に励まされ、奇跡の生還を果たしました。もはや孫さんのバイブルですね。
起業するきっかけとも言えるであろう日本マクドナルド創業者・藤田田(ふじた でん)氏との出会いも、藤田氏の著書『ユダヤの商法』を読んだことがきっかけだそうです。
孫氏のターニングポイントに“本”ありですね。
■孫正義氏の愛読書
『竜馬がゆく』
司馬遼太郎(著)
孫氏が15歳のときに読んで影響を受けた『竜馬がゆく』。
『ユダヤの商法』
藤田田(著)
日本マクドナルド創業者・藤田田の著書。
⇒「孫正義」関連の書籍をみる
柳井正×読書
ファーストリテイリング代表取締役でユニクロの創業者である柳井正氏もまた読書量の多い読書家です。
経営の準備と勉強に重要なのは「読書」とする柳井氏は、ピーター・F・ドラッカー、松下幸之助、本田宗一郎、など有名経営者のビジネス書を読み漁り、決断力を磨き上げてきたそうです。
なかでも、“最高の教科書”と豪語するハロルド・ジェニーンの『プロフェッショナルマネジャー』は繰り返し読み続けているとのこと。
柳井氏の経営理論本『柳井正 わがドラッカー流経営論』からは、愛読しているドラッカーの思想に大きな影響を受けたことがうかがえます。
私生活では朝6時半に出社し、16時には仕事を切り上げてそのまま帰宅。帰宅後は読書に時間を費やしているとか。
実際の読書量はわかりませんが、柳井氏の著書『柳井正の希望を持とう』で、
「会社が上場して一番嬉しかったことは、“これからは本屋に行っても好きなだけ高価な本を買うことができる”と思ったこと」
と綴っていることからは、きっての読書好きだということがわかります。
■柳井正氏の愛読書
『プロフェッショナルマネジャー』
ハロルド・シドニー・ジェニーン(著)
⇒「柳井正」関連の書籍をみる
成功のカギは読書にあり!?
どの方も“読書”が成功へのカギの一つとなっていたんですね。
「ターニングポイント」や「成功への道」と考えるとビジネス書を連想してしまいがちですが、人生を大きく変える出会いは小説にもあるんだなと感じました。
以下の特集では、18人の有名経営者が書いた本や、彼らについて書かれた本を紹介しています。
あなたも人生のバイブルとなる一冊を探してみてはいかがでしょうか?