読書タイムの姿勢が改善する椅子の座り方とは?
読書をする時、どんな体勢で読んでいますか?
家のソファーや電車の中。寝る前に寝っころがって読んだり足を組んで読んだり……。
本はどこにでも持ち運べるのはいいのですが、間違った姿勢で読み続けると、肩こりや疲れ目など体にさまざまな影響を及ぼすそうです。
そこで今回は、意外とあなどれない「正しい読書の姿勢」をご紹介します。
姿勢が悪いといろいろな問題が……。
本に夢中になって姿勢がだんだん前のめりになり、猫背になってしまったり、寝ながらの読書が習慣になっている方は多いかと思います。でも読書をする時の姿勢が悪いと、このようなことが起こります。
・肩こり
・首の痛み
・腰痛
・疲れ目
・視力の低下
・骨盤のゆがみ
など、体にもいろいろな悪影響を与える可能性があるそうです。
本の重みや同じ姿勢をとっていることで、筋肉に負担がかかって体が痛くなったり、目と本の距離が近いことによって目が疲れたり、視力が低下してしまいます。
これは読書だけではなく、生活全般での姿勢に同じことが言えますよね。読書をするとストレスの解消になると言われていますが、その読書で逆に肩がこってしまったらたいへんです!
読書をするときの姿勢はとても重要なのはわかるのですが、ではどんな姿勢で読むのがいいのでしょうか?
読書は「椅子」と「机」で背筋を伸ばした姿勢で!
読書をするには、基本的には「椅子+机」がいいそうです。
椅子の座り方が肝心!
・イスに深めに腰掛ける。(腰と椅子の間にクッションなどを置いて調節してもいいです)
・背筋を伸ばして姿勢を正す。
・耳⇒肩⇒骨盤が一直線になるようにする。
実際に本を読んでみましょう。
・腕は机の上に置いて軽く曲がる程度(バスタオルなどで調節してもいいです)
・目から本までの距離は30cm
このような感じが読書の姿勢としてはベストです。
また、明るさも暗すぎず・明るすぎずが最適で、さらに読書をしていて目が疲れたなぁと感じた時は、ちょっと遠くを見るといいそうですよ。
⇒詳しくはこちらの記事「暗い部屋での読書は目が悪くなる」は迷信か!?
楽な姿勢は、必ずしも負担がかからない姿勢ということではないので、ついついやってしまいがちな、うつ伏せ・ほお杖・猫背での読書はできるだけ控えたほうがよさそうです。
疲れにくい読書方法ってあるの?
姿勢に注意していても、長時間読書をしているとどうしても疲れてしまうもの。疲れたと感じたときには、すぐにケアしてあげると疲れが残りにくくなります。
◆目の疲れをケア
蒸しタオルやホットのアイマスクで目を温めると、血行がよくなり疲れが取れます。目元を軽くマッサージするのも効果的です。
◆ストレッチを取り入れよう
椅子に座ったままできるストレッチを取り入れてみましょう。姿勢の改善にも役立ちます。
・腕のストレッチ⇒ 両手で胸の前にこぶしをつくり、すばやく振り上げ、ゆっくりと戻す
・肩甲骨のストレッチ⇒ 腰の後ろに手のひらを当て、肘を後ろに引き腰を押し出すようにする
・胸と背中のストレッチ⇒ 肘を伸ばして背中で両手を組み、ゆっくりと深呼吸をしながら上げる
どれも簡単ですので、ぜひ取り入れてみてください。
読書するときの姿勢を見直そう
短時間であればあまり影響はないかもしれませんが、長時間悪い姿勢のまま読書をすると、せっかくの読書タイムなのに体が疲れてしまいます。
ベッドに寝ころがって読書していた人は、ベッドに腰掛ける読書スタイルに、普段からイスに座って読んでいる方も姿勢を“意識”するだけで変わってきます。
最近は、角度を変えられて、本を持たずに読書ができるブックスタンドなども売っていますよ。
もし読書での肩こりや疲れ目などにお困りでしたら、「姿勢」を見直してみてはいかがでしょうか。
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