スマホだけじゃない!読書好きも注意したい「ストレートネック」の症状と改善ストレッチ
現代病のひとつとして有名になった「ストレートネック」。
その原因は、スマホやパソコンの普及と言われていますが、じつは“読書”でもストレートネックになるんです。
今回は、そんな読書が好きな方も注意したいストレートネックの症状と改善方法を、実体験を交えてご紹介いたします。
ストレートネックとは?
本来、人の首は前方へゆるやかに湾曲しているのが正常ですが、ストレートネックはこの首がまっすぐになってしまった状態のことを指します。
正常な人の首は30~40度の角度で前湾しているのに対し、その角度が30度以下になってしまった状態をストレートネックと呼びます。
スマホだけじゃない!読書好きもストレートネックの可能性アリ!?
ストレートネックは、姿勢が前のめり・首が下向きになるスマホやパソコンの長時間の使用が主な原因と言われ、現代病のひとつとして多くの人が悩まされています。
最近では子供のあいだでも増えているそうなので驚きです。また、バレエなどによる姿勢の矯正や、事故や怪我による捻挫・むち打ち、加齢・老化も原因になるそうですよ。
スマホの普及からストレートネックという言葉が浸透してきましたが、スマホの発売前からストレートネックに悩まされている人はいました。
スマホやパソコンと似た姿勢になるもの……そう、読書です。
読書が好きな人の中には、1日に何時間も本を読むという人もいるのではないでしょうか。
「ストレートネックは読書家の証」などど言って正しい姿勢で読まないでいると、これからご紹介する症状に見舞われる、もしくはその症状がもう出ているかもしれません。
当てはまったら要注意?ストレートネックの症状
以下の症状に心当たりのある方。もしかしたら、ストレートネックかもしれません……!?
~主な症状~
・首の痛み
・肩こり
・腰痛
・頭痛
・めまい、吐き気
・逆流性食道炎
・手のしびれ
・耳鳴り
・椎間板ヘルニア
・顎関節症
・不眠
・自律神経失調症、鬱病
私の場合、異変を感じた症状は“後頭部の鈍痛”でした。
生活に支障が出るほどの痛みではありませんでしたが、初めて体験したような鈍い痛みで、場所が後頭部だったこともあり、すぐに脳外科を受診。
CTとレントゲンから脳に異常はみられず、「肩こりとストレートネック」と診断されました。この症状は肩こりやストレートネックの人に多い症状だそうです。
※すべての人に当てはまるわけではないので病院に受診してください。
道具は必要なし!ストレートネック改善ストレッチ
ストレートネックの治療には、ストレッチやマッサージ、薬物療法、鍼灸マッサージのような理学療法など、さまざまな方法があるそうです。
有名な改善策に「バスタオル首枕」(バスタオルをくるくる巻いて、枕代わりに首の下に置いて寝る)がありますが、ここでは私が脳外科の先生に教わった簡単なストレッチをご紹介したいと思います。
♦首のストレッチ
1、まず、顎をひきます。
2、顎をひいた状態のまま、首を後ろにゆっくり曲げます。
ストレートネックの方は首の後ろが痛かったり、首が曲げづらかったりするので、ストレッチの効果を実感できると思います。
♦首の付け根から肩まわりのストレッチ
1、両手をできるだけ高く上げ、手のひらを外側に組む。
2、左右の肩甲骨(背中の羽のような骨)をくっつけるイメージで、両腕を左右に曲げ広げながらおろす。
ストレッチはあまり無理せず、適度にやってください。毎日やると血流もよくなり、首から肩まわりがスッキリしますよ。
ストレートネックに気を付けて
読書をしたり、スマホやパソコンを使うときはつい楽な姿勢をとってしまいますが、それが原因で体のどこかに負荷がかかってしまっているんですね。
背すじがピンとしている人は、腹筋と背筋があると聞いたことがあります。たしかに、胴体に筋肉があると体を支えることができますよね。ふだん座っている時間が長い方、少し姿勢を気にしてみませんか?
【おすすめ記事】