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「メフィスト賞」受賞作のおすすめ7選


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みなさんは「メフィスト賞」をご存知でしょうか?

「芥川賞」や「直木賞」に比べると知名度は低いかもしれませんし、賞金も授賞式もない賞なのですが、ジャンルは基本なんでもアリの自由な選定が特徴です。そのため、毎回いろいろなジャンルの作品が選ばれ、本好きさんたちの間では話題になります。

メフィスト賞ができたきっかけは、京極夏彦さんが原稿持ち込みからデビューしたことだそうです。

そこで、メフィスト賞からオススメの7冊をご紹介します!

 

記念すべきメフィスト賞第1回の受賞作!

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『すべてがFになる』
森博嗣(著)、講談社

メフィスト賞第1回の受賞作が「すべてがFになる」です。

森博嗣さんの「S&Mシリーズ」の一作目となるこのお話で、とても有名なミステリー作品ですよね!のちに漫画、ゲーム、テレビドラマ、アニメ化されました。

理系ミステリーが好きな方には超おすすめ!液体文化、固形文化、数字など、理系要素が楽しめます。

離島で犯人探しをするストーリーになっており、ガリレオシリーズが好きな人にもおすすめしたい一作です。

 

空前絶後のアホバカトリック!?

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『六枚のとんかつ』
蘇部健一(著)、講談社

「六枚のとんかつ」は第3回メフィスト賞受賞作品です。

「えっ!?」とビックリしてしまうようなユーモラスなタイトルですが、中身もなかなかユーモラス。

「空前絶後のアホバカトリック」で有名だそうです。

保険会社で働く主人公が謎解きをするお話なのですが、とにかくユーモアがたっぷりなので、面白い本を読んで笑いたい気分の時におすすめ。気軽に読める短編集です。

 

ハサミを使った連続殺人犯

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『ハサミ男』
殊能将之(著)、講談社

「ハサミ男」は第13回メフィスト賞受賞作品です。

受賞した年には「このミステリーがすごい!」でも第9位になっています。
豊川悦司さん、麻生久美子さん主演で映画化されて話題になりました。

ハサミを使った連続殺人犯の話で、読めば読むほど謎が深まるという、読みごたえのある長編作品で、とても手の込んだ秀作。

ミステリー好きの人にはたまらない一冊です!

 

言葉遊びが巧みな一作!

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『クビキリサイクル青色サヴァンと戯言遣い』
西尾維新(著)、講談社

「クビキリサイクル青色サヴァンと戯言遣い」は西尾維新さんの「戯言シリーズ」の第1作であり、第23回メフィスト賞受賞作品です。

「このライトノベルがすごい!2006」で1位になり、アニメ化もされています。

いわゆる「萌えキャラ」が登場するライトノベルで、萌え要素が伏線となったお話です。

読みごたえ充分なボリュームで、言葉遊びが好きな人にオススメしたい作品です!

 

漫画化もされた大作

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『冷たい校舎の時は止まる』
辻村深月(著)、講談社

「冷たい校舎の時は止まる」は第31回メフィスト賞受賞作品です。漫画化されて話題になりました。

講談社ノベルスでは上・中・下巻で発売されたほどの大作!じっくり、ゆっくり読書したい人におすすめします。

よく知っていたはずの同級生の名前、止まったままの時計、謎のメッセージなど、ミステリー要素がたくさんのお話です。
よく知っているはずの友達には、実は悩みがあり、閉じ込められた校舎の中で謎が明らかになっていきます。

長い話なのに、スルスルと読めてしまう面白い一作です。

 

正体不明のシリアルキラーと闇が潜む物語

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『少女は踊る暗い腹の中踊る』
岡崎隼人(著)、講談社

「少女は踊る暗い腹の中踊る」は第34回メフィスト賞受賞作品です。

おどろおどろしいな、と感じるタイトルです。シリアルキラーの話で、人によってはかなりグロいと感じる描写、暴力的なところがあるので万人向きではありません。

岡山弁が出てくるあたりは、岩井志麻子さんのホラー小説「ぼっけえ、きょうてえ」を思い出させるところがあります。

「少女は踊る暗い腹の中踊る」は、狂ったような人ばかりが出てきます。論理的な話ではないのですが、このような世界観が好きな人にはたまらないのではないでしょうか。

面白い、楽しいだけでは物足りない人におすすめです。

 

本を愛する人にもおすすめ!

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『図書館の魔女』
高田大輔(著)、講談社

「図書館の魔女」は第45回メフィスト賞受賞作品です。

ジャンルがいろいろあるメフィスト賞ですが、この作品はファンタジーです。全4巻で、ゆっくりファンタジーの世界に浸れます。

ファンタジーが好きな人にはもちろんですが、ファンタジーを読んだことがないという人にも読みやすく、とっつきやすい作品です。

登場人物たちのコミュニケーションが丁寧に描かれ、最初は珍しい言葉に慣れなくても、読んでいるうちにどんどん先が気になってしまうという魅力的なお話なので、時間をかけてでも読みすすめたくなるでしょう。

どこの国でいつの時代なのかわからない世界は、小野不由美さんの『十二国記』に近いものを感じます。

 

メフィスト賞受賞作で楽しい時間を

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メフィスト賞受賞作品を7冊、ご紹介しました。どれも読みごたえのある素晴らしい本です。

長編の大作は連休の時にゆっくり読んでみてはいかがでしょうか?
逆に、短編集は一編ずつ、味わいながら読みすすめることができますね。

メフィスト賞はいろいろなジャンルがあるので、普段は読まないようなジャンル本を手にとってみるのも良いのではないでしょうか。

秀作で楽しい時間を過ごしてくださいね。

 

今回ご紹介した書籍
すべてがFになる』森博嗣(著)、講談社
森博嗣S&Mシリーズ(文庫版)はこちら

六枚のとんかつ』蘇部健一(著)、講談社
ハサミ男』殊能将之(著)、講談社

クビキリサイクル青色サヴァンと戯言遣い』西尾維新(著)、講談社
戯言シリーズはこちら

冷たい校舎の時は止まる』辻村深月(著)、講談社
少女は踊る暗い腹の中踊る』岡崎隼人(著)、講談社
図書館の魔女』高田大輔(著)、講談社

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ライター

アオノ
アオノ
本と芝居とミュージカルが好き。小説と児童書が特に好きです。週末の楽しみは、劇場へ行くこと。舞台を観るため各地へ飛び回るアラサ―女子です。