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90年代ジャンプ黄金期に連載されていた懐かし漫画5選


週刊少年ジャンプは『ドラゴンボール』『ONE PIECE』といった国民的漫画を生み出した日本有数の少年漫画誌です。漫画好きでない人でも子ども時代に一度は少年ジャンプを読んだ経験があることでしょう。

少年ジャンプには『ドラゴンボール』のような大ヒット作だけでなく、知る人ぞ知る面白い漫画がいっぱいあります。

この記事では90年代に少年ジャンプに掲載されていた懐かし漫画を5つご紹介します。

 

コアなファンに人気!冨樫義博の隠れた名作『レベルE』

 

『レベルE』
冨樫義博(著)

冨樫義博氏の漫画といえば『幽☆遊☆白書』や『HUNTER×HUNTER』といったバトルアクション系の作品を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。『レベルE』は知る人ぞ知る冨樫義博氏の隠れた名作です。単行本はたったの3冊しかありませんが、SF・オカルト・ギャグ・サスペンス・ミステリーといった複数の要素がつまった非常に中身の濃い作品です。

冨樫義博氏のコアなファンで一番好きな作品に『レベルE』を挙げる人も少なくありません。私もそのうちの1人です。

『レベルE』は1話完結型のストーリーですが、毎回予想外の落ちで話が終わるので当時楽しみながら読んでいました。つまらない、と思った回はありません。

ギャグとシリアスのバランスが良いので、話のテンポも良く、連載が終わったときはもっと続けてほしいと思ったほどです。

『幽☆遊☆白書』や『HUNTER×HUNTER』しか知らない人にぜひおすすめしたい漫画です。

 

植物と会話ができる少女を描く優しい物語『こもれ陽の下で…』

『こもれ陽の下で…』
北条司(著)

植物と会話ができる不思議な力を持つ主人公・紗羅と周りの人々との交流を描いたお話です。

北条司氏の漫画といえば『キャッツアイ』や『シティーハンター』といった軽快なアクションやハードボイルドものイメージしかありませんでした。当時この漫画を読んだときに「この漫画家さんはこんなに優しい話もかけるんだ」と感心したものです。

大人になって知ったことですが、北条司氏は今までとはちがう作風の漫画を描きたくて、この作品を手がけたとのこと。派手なバトルアクションと魅力あふれるキャラクターが売りのジャンプの中では異色の漫画ではあります。

しかし、読んでいて温かい気持ちなるため、私にとって好きなジャンプ漫画の1つです。

北条司氏の意外性が見える貴重な作品なので、北条司氏のファンはぜひ読んでみてください。

 

ラッキーだけで勝ちまくる!『とっても!ラッキーマン』

『とっても!ラッキーマン』
ガモウひろし(著)

主人公が修行やバトルを重ねて強くなっていき、話が進むにつれて強敵が現れ、繰り返しバトルするスタイルがジャンプ漫画の定番です。

『とっても!ラッキーマン』はバトルものではあるけど、従来のジャンプ漫画とは一線を画しています。主人公が強さではなく単純なラッキーだけで敵に勝ってしまうところがこの漫画の面白さ。ラッキーで勝ってしまうバトルは毎回パターンのちがうギャグ満載で、いつもニヤニヤしながら読んでいました。

ギャグだけでなく、主人公・ラッキーマンをはじめとする登場人物の心情描写もこの漫画の見どころです。特に登場人物の心情描写のシーンは、ギャグ描写を一転するかのようなシリアスな場面へと変化します。

クセのある作画なので好き嫌いが分かれると思いますが、絵が苦手だからといって読まないのはもったいないと思えるほどの傑作です。

 

他の少年漫画にはない泥臭さが魅力の競馬漫画『みどりのマキバオー』

『みどりのマキバオー』
つの丸(著)

豚なのか犬なのか何だかよくわからない見た目の競走馬・ミドリマキバオーが主人公の競馬漫画です。

連載開始当初は下ネタ満載のギャグ漫画だったため、そんなに真剣に読んでおらず、他の漫画のついでに流し読みする程度でした。「この漫画家さんは変な絵を描くなあ」と思ったほどです。

しかし、連載が進むにつれて感動的なエピソードや泣ける話が増えてきたので、次第に漫画の世界に引き込まれていったことを覚えています。

ジャンプ漫画だからといって常にスカッとする展開になるわけではありません。ミドリマキバオーは負けたり、ケガをしたりすることもある、かなり泥臭いお話です。私は当時、他の少年漫画にはない泥臭さに惹かれて読んでいました。

競馬好きの人が読んだら面白さが増すのでしょうが、競馬の知らない人が読んでも十分面白といえる漫画です。

 

残忍で傍若無人のダークヒーロー『BASTARD!!-暗黒の破壊神-』

『BASTARD!!-暗黒の破壊神-』
萩原一至(著)

 

この漫画を見た第一印象は「絵が抜群にうまいなあ」です。私は昔から漫画を読むときはストーリー重視なので、あまり絵柄は気にしない方です。しかし、『BASTARD』は、他の男性漫画家には表現できない繊細な絵柄と、絵柄からは想像できなかった迫力のある戦闘シーンに衝撃を受けたことを覚えています。

絵だけでなく個性あふれるキャラクターもこの漫画の見どころです。

特に主人公・魔法使いダーク・シュナイダーは少年誌の主人公とは思えないほど残忍、狡猾、スケベ、毒舌、傍若無人といった残念な性格の持ち主です。いつもは残念な性格のダーク・シュナイダーが、ヒロイン・ヨーコや仲間を守るために戦うアツイ姿に当時ギャップ萌えしていました。

典型的な熱血ヒーローよりもダークヒーローが好きな人にはおすすめしたい漫画です。

 

当時を思い出す懐かし漫画もぜひ手に取ってみて!

今回紹介した漫画は90年代にジャンプを読んでいた人にとって「この漫画読んだことある。懐かしい」と思えるものばかりです。一方、漫画好きでないと知らない作品もあったかもしれません。

定番ジャンプ漫画とは少し作風のちがうものもあります。普段漫画を読まない人も機会を見つけて読んでみてくださいね。

 


今回ご紹介した週刊少年ジャンプ(集英社)の作品

レベルE冨樫義博(著)
こもれ陽の下で…北条司(著)
とっても!ラッキーマンガモウひろし(著)
みどりのマキバオーつの丸(著)
BASTARD!!-暗黒の破壊神-萩原一至(著)


 

発行部数653万部という驚愕の記録を打ち立てた、週刊少年ジャンプの黄金期を支えた名作漫画たちを集めました!