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【豆知識】意外と知らない名探偵コナンに登場する作者の過去作品キャラ


更新日:2019/3/12

『名探偵コナン』表紙

名探偵コナン
青山剛昌(著)、小学館

大人にも子供にも大人気の作品『名探偵コナン』。アニメももちろん大人気です!

原作はもうすぐ100巻を超える長寿作品。最近では黒の組織の内部情報も徐々に明らかになり、目が離せなくなってきています。

 

さて、そんな『名探偵コナン』には、毎回いろんなキャラクターが登場しています。
そんななか、作者・青山剛昌さんの他の作品からもキャラクターたちがゲスト出演をしているのをご存知ですか?

ここでは、『名探偵コナン』にゲスト出演しているキャラクターをご紹介します。

 

コナンでも人気!ファンも多い 怪盗キッド

まじっく快斗
小学館

~あらすじ~
マジックが得意な高校生の快斗。8年前に事故死した世界的マジシャンの父・盗一が、大泥棒・怪盗キッドだったこと、彼が事故死ではなく、何者かによって殺害されたのだと知る。
父の死の真相と敵討ちのため、2代目の怪盗キッドとして活動し始める。

 

実はもともとコナンのキャラクターじゃなかった意外なキャラクター、『まじっく快斗』の怪盗キッド。

世界最大の黒真珠を狙った「コナンvs怪盗キッド(第16巻)」以降、コナンのライバルとして何度も登場しており、今では準レギュラーキャラクターとして定着しています。
劇場版アニメでは、2015年公開の「業火の向日葵」、2019年公開の「紺青の拳(フィスト)」ではメインキャラクターとして登場します。

 

クールでキザなイメージが強いですが、『まじっく快斗』ではいたずらをして幼馴染の青子に怒られるなど、子供っぽい姿も見ることができますよ。

また、『名探偵コナン』では描かれていない、快斗が泥棒をする詳しい理由や、彼が追いかけているものについても知ることができるので、キッドファンは是非!

 

ちなみにこの『まじっく快斗』からは、キッドを逮捕しようと追いかける中森警部、彼の娘であり快斗と幼馴染の青子も登場しています。

他にもキッドのライバル・白馬探は、工藤新一や服部平次と同じく、数々の事件を解決してきた有名な高校生探偵として、コナンの第30巻『集められた名探偵!工藤新一vs怪盗キッド』や第54~55巻『服部平次との3日間』で登場します。

キッドに比べると登場回数が少ないですが、イギリスに留学していたり、愛鷹のワトソンをつれていたりと、実力以外の部分でも印象的です。

 

実は野球漫画のキャラクター 長島&稲尾

4番サード
小学館

~あらすじ~
巨人の名選手・長嶋茂雄と同姓同名という理由で、同じ4番打者でサードのポジションに抜擢された野球少年の長島。しかし、人一倍練習するが思うように結果を残せずに悩んでいた。
そんなある日、“名園運動具店”という店の店主から、どんな球でも打てるというバットを譲り受け……。

 

コナンの第43~44巻に収録された「甲子園の決勝!見えない悪魔に負けず嫌い」。アニメではSPとして放送された話なので、知っている方も多いのではないでしょうか?

ストーリーは、甲子園を見に来たコナンたちが、“甲子園の魔物”と名乗る男の計画に巻き込まれる……というものなのですが、この球場で試合をしていたのが、あの『4番サード』の主人公・長島茂雄とライバルの稲尾一久!

『4番サード』は、ミスターこと読売ジャイアンツの終身名誉監督である長嶋茂雄さんと同姓同名の少年の成長を描いた野球漫画で、ここでは本編から1年後の世界となっています。

3年生になり、再び対決することになった2人。推理と同時進行で描かれる試合は熱く、つい推理よりも彼らの試合が気になってしまいます。

 

実はチラっと登場 『YAIBA』と『夏のサンタクロース』

YAIBA
小学館

~あらすじ~
天下一のサムライを目指し、ジャングルで修業を積んでいた少年剣士の鉄刃(くろがね やいば)。
伝説のサムライにしか抜けない魔剣を手に、鬼になってしまったライバルの鬼丸やその手下たちと戦っていく!

 

『まじっく快斗』や『4番サード』ほど目立っていませんが、じつは登場している『YAIBA』。
第2巻の『赤鬼村 火祭殺人事件』や第75巻『小五郎さんはいい人』でTVの映像として登場します。

コナンに登場する戦隊ヒーロー“仮面ヤイバー”もこの『YAIBA』からきているそうですよ。
『まじっく快斗』や『YAIBA』の主要キャラクターたちとコラボしたOVA作品もありますし、この3作品は意外と繋がりがありますね。

 

『青山剛昌短編集』表紙

青山剛昌短編集』より「夏のサンタクロース」
小学館

~あらすじ~
高校生の原佳祐は、ふとしたことからあるカードを手に入れる。
それは軍事衛星を起動させるカードだったが、テレホンカードと勘違いしていた佳祐は、誤って起動させてしまう。停止させるには暗証番号が必要なのだが、まったく覚えておらず……。

 

また、短編『夏のサンタクロース』も第75巻で同じく映像として登場していますが、映画のタイトルとしてこの作品名が出てきている事件があるんです。
それが第6巻『骨董品コレクター殺人事件』。

傷だらけの殺人現場が衝撃的だった事件ですが、容疑者が観ていた映画について話している際に『夏のサンタクロース』のタイトルがあがっています。
ちなみにコナンと蘭はこの映画を観たことがあるようですよ。

 

ゲストキャラクターに注目して読んでみて!

他の作品と世界が繋がっていたり、実は別の作品のキャラクターだったりと、意外な発見もありましたね。

今回紹介したもの以外にも、蘭の携帯についているナマコ男のストラップなど、知っている人なら「おっ!」となるようなシーンがあるので、見つけてみてくださいね!

 

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