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くっころとは?「くっ、殺せ!」5分でわかるラノベのくっ殺女騎士


誇り高き騎士であるヒロインが敵につかまって、「くっ……殺せ!」といいながら、頬を染める表情が、最高にかわいいと思いませんか?

ライトノベルの流行は日々移り変わり、ある流行が一定の評価を得たときに、爆発的に広まっていきます。

いま、「くっ殺系ヒロイン」(くっころ系ヒロイン)が最高に熱いってご存じでしたか。

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またひとつ、新たなジャンルが生まれました

女騎士とオークの関係は、古くから切っても切れないもので、「女騎士あるところにオークあり」とはラノベ担当ミヤザワの言葉です。品格があり高潔な女騎士が、邪悪なオークにくっする場面は、古くから、いくたびも語り継がれてきました。

オークといえば『指輪物語』を起源にしていますが、われわれの考える豚の頭部を持ったオークは、1974年から展開したテーブルトークRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』によるところが大きいといえます。一方、女騎士の歴史は古く、北欧神話のワルキューレやギリシア神話のアテナなど枚挙にいとまがありません。

この「オーク」と「女騎士」が、選ばれた日本人の手によって組みあわされ、女騎士はオークにつかまるもの、という概念ができあがったのです。ありがとうございます。

さて、今回は、女騎士っぽいヒロインが、オークにかぎらず誰かにつかまったり、はずかしい思いをして悔しがるタイプのラノベをご紹介したいと思います。

こちらが、ラノベ担当者が選び抜いた「くっ殺系ヒロイン」です。

くっ殺系ヒロインの集大成ともいえる美少女

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「ああっ! そ、そんな……っ! くうっ、勝負には負けたが、たとえどんな辱めを受けても私の心までは屈しは……っ……! 凄い事……、す、凄い事……!?」

『この素晴らしい世界に祝福を! よんでますよ、ダクネスさん。』より。
主人公に手ごめにされるダクネスの台詞。

最初に紹介するのは、ネタ的にもくっ殺的にも最高においしいキャラクター、『この素晴らしい世界に祝福を!』のダクネスです。

聖騎士クルセイダーのダクネスは、鉄壁の防御力を誇り、タンク(盾役)としては類を見ない素質を持っています。しかし、その職業柄なのか、本人のもともとの性格がそうさせたのか、攻撃を受けることによろこびを覚えてしまった、ちょっとアレなヒロインです。

このある種のプレイともいうべき行為と、持ち前の妄想力もあいまって、高潔でかつ弱者を護る女騎士なのに、最高のくっ殺系ヒロインとしての地位を築いてしまいました。

テレビアニメ化も話題の『この素晴らしい世界に祝福を!』。第一巻からそのくっ殺がたのしめますのでおすすめです。

もはやラノベの枠をこえてしまいました

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「くっ、殺せ!」
「いや、殺さねぇから」

『姫騎士くえすと』より。プロローグの最初の行がこの台詞。

冒頭からくっ殺シーンが登場し、ラノベ担当者の度肝を抜いた『姫騎士くえすと』です。

魔王復活にそなえるため、唯一対抗しうる聖剣を手にしたヒートが、将来を誓った姫騎士クリスとともに、100人の姫騎士のマナを集めにいく。その方法は、ヒロインを性的に興奮させて浮き上がった紋章からマナを吸い出すこと!

清純で気高い姫騎士のくっ殺シーンをあじわいたいあなたにおすすめのラノベです。定番のオークも登場しますし、まさにいうことなし。ちょろイン(ちょろいヒロイン)や、ですわ娘もでてきますので、キャラクターの魅力も見どころです。

さて、このラノベ、本文中に二回も「一迅社文庫」の名前がでてくることからもわかるように、けっこうメタ的なネタもでてきます。番兵に「ラブコメだラブコメ!」と騒ぎ立てられたり、「あと私、こう見えて二十歳なんですけど! 姫騎士をやる前はふくしの……アカデミー? にかよってたんですけど!」とヒロインが言ったり。広い度量を持ったあなたなら、問題なくたのしめることだと思います。

くっ殺感が半端じゃない

さて、オーク+姫騎士+エルフといえば、みなさま『ロードス島戦記』を思い浮かべると思います。直接的に女戦士とオークのくっ殺シーンはなかったと記憶していますが、気位の高いヒロインとの心の交流は、胸が高鳴るものです。

いまはなきジャスコで話題となった『女騎士さん、ジャスコ行こうよ』には、ネタとして「こやつ、ゲームの女騎士みたいに『クッ殺せ』とか言ってはおらなかったか? いわゆる『くっころ系女騎士』とかいう、そういう台詞」と、くっ殺系についてストーリーのなかで言及しています。おもしろいのでおすすめです。

あとは、GA文庫の『落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)』は魔導騎士を養成する学園のお話です。互いにひかれていく騎士ヒロインがかわいい快作となっています。ちょっと前にアニメが放送していた『星刻の竜騎士』もなかなかのくっ殺感がただよっていたのではないかと思います。

これからもくっ殺を追い求めます

「くっ、殺せ!」と口では言っているんだけど、ほんのちょっと期待しているヒロイン、最高にかわいいと思いませんか。ラノベ担当者は大好きです。

もはや爆発的流行が目前の「くっ殺系ヒロイン」のラノベ、いかがでしたでしょうか。

最後になりましたが、「くっ殺」や「くっころ」でネット検索すると高い確率で18禁っぽいネタに行き当たると思いますので、ご注意いただけましたら幸いです。

ライター

ミヤザワ
ミヤザワ
日々ラノベの流行を追い求めるくっ殺系ラノベ読み。日本で唯一、中古ライトノベルの傾向と売上の分析をおこなっているマーケターを自称しています。ブックオフオンラインのサイトづくり、HTMLをつくるWebクリエイターもやっています。