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20代で読んでおくべきビジネス書5選


社会に出始め、少しずつ仕事に慣れてきた人の中で、

「自分の仕事はこれでいいのだろうか?」

「周りの人と差がついて取り残されているような気分がする」

「何を学んだらいいかわからない」

などと考え、焦りを感じている方は多いのではないでしょうか?

また、会社での対人関係に悩む人も少なくないと思います。
社会に出ていろいろなことに戸惑いを覚えている、そんな若い人たちにぜひ読んでみてほしいビジネス書をご紹介します。

 

本田健『ユダヤ人大富豪の教え』

ユダヤ人大富豪の教え
本田健(著)、大和書房

200万部の売り上げを突破したこの『ユダヤ人大富豪の教え』。
著者の本田健氏が、ユダヤ人の大富豪・ゲラー氏に、ビジネスで成功するための教えを受けた経験をもとに、対話形式で物語風にまとめられた一冊です。

大富豪だから特別な人間というわけではなく、家族を大切にし、自分の生き方に忠実に生きているゲラー氏の人間らしさに惹かれます。

 

「電球を1000個売る」といったさまざまな課題を乗り越えながら、お金持ちになるための秘訣を学んでいく本田氏。
読者はそんな本田氏を徐々に自分と重ねていき、読む程にぐんぐんと引き込まれていくでしょう。
セールスの秘訣や人脈の作り方など、具体的なノウハウも盛り込まれているので、実際の仕事にも役に立つ内容になっています。

自分の未来に希望を持ち、大好きなことをやることが一番大切と語るゲラー氏。
これからビジネスの世界へ踏み出す人に希望を与えてくれる本です。

 

佐々木圭一『伝え方が9割』

伝え方が9割
佐々木圭一(著)、ダイヤモンド社

商品を売るときに「これを買ってください」と言われて欲しくなる人はいませんよね。
ではどのように言ったら相手は欲しくなるのでしょうか。
営業の仕事をする人はもちろんのこと、ちょっとしたものの言い方ですれ違ってしまう人間関係に悩む全ての人に読んで欲しいのがこの本です。

 

例えば好きな人をデートに誘いたいときに「デートしてください」とストレートに言ってしまったら相手は引いてしまいますよね。
しかし、相手がパスタ好きなら「美味しいパスタの店があるのだけど行ってみない?」とさりげなく誘った方がずっとOKされやすいと著者は言います。

このエピソードに納得、という人は多いのではないでしょうか?

このように身近にあるさまざまな具体例をあげて、相手の気持ちを汲みながら物事を上手に伝える方法が書かれています。
コミュニケーション能力を高めたいと思っている人は知っておいて損はないですよ。

 

池上彰『考える力がつく本』

考える力がつく本
池上彰(著)、小学館ほか

社会人になってからこそ必要なのが勉強、と痛感することはありませんか?

わかりやすい時事問題の解説でおなじみの池上彰氏が、情報や知識の収集・整理の術を伝授し、それらの情報や知識を上手くインプット・アウトプットする力を養うための方法が書かれています。

池上氏はネットで情報を収集できるこの時代においても「本を読む人は他の人より一歩抜きん出ることができる」と語ります。

後半は柳井正氏(ファーストリテイリング会長兼社長)、星野佳路氏(星野リゾート代表)といった大企業のリーダー達の愛読書にまつわる対談が掲載されています。
これからどんな本を読んだら良いか迷っている若い人達にも刺激になる一冊ですよ。

 

吉本佳生『スタバではグランデを買え!』

スタバではグランデを買え!
吉本佳生(著)、ちくま文庫ほか

近所のスーパーだと98円で売られているお茶が、自動販売機では150円で売られているのはなぜなのか、不思議に思ったことはありませんか?

この『スタバではグランデを買え!』というタイトル。
スタバでは一番小さいショートサイズよりも、上から2番目のグランデサイズを頼んだ方が、注文した人はもちろんスタバにとってもコスパが良い、ということからつけられたそうです。
その理由をもっと踏み込んで、商品の価格はどのように決められているのか、その裏のしくみがわかりやすく説明されています。

誰もが買ったことのある身近な商品を例に挙げて説明しているので、経済学を学んだことがない人も興味深く商品の価値について学ぶことができる一冊です。

 

岸見一郎『嫌われる勇気』

嫌われる勇気
岸見一郎(著)、古賀史健(著)、ダイヤモンド社

近年注目されているアドラー心理学。
ユング、フロイトに比べてあまり知られていなかった、アドラーの考え方を分かりやすく解説したのがこの本です。

発売されてから2年で100万部を突破したベストセラーとして、今なお多くの読者を魅きつけてやまないのは、具体的に読む人の悩みを解決する方法を提示してくれる本だからと言えます。

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と考えるアドラー。
人に嫌われないように生きるのではなく、自分の意見をしっかり持ちながらも、他者を尊重する。
というアドラーの提唱する生き方の極意を、対談形式で物語風にわかりやすく読みながら身につけることができます。

社会に出て人間関係に悩んでいる人にぜひ読んでみて欲しい一冊です。

 

先人のアドバイスに耳を傾けよう

若いときは、毎日が試行錯誤の連続ですよね。
そんな時こそ先人の経験に基づいたアドバイスや、社会の仕組みについていろいろな角度から知ることのできるビジネス本を読んでみませんか。

きっとあなたのこれからの生き方の羅針盤となって頑張る勇気を与えてくれることでしょう。

 

今回紹介した書籍

ユダヤ人大富豪の教え
本田健(著)、大和書房ほか

伝え方が9割
佐々木圭一(著)、ダイヤモンド社

考える力がつく本
池上彰(著)、小学館ほか

スタバではグランデを買え!
吉本佳生(著)、ちくま文庫ほか

嫌われる勇気
岸見一郎(著)、古賀史健(著)、ダイヤモンド社

 

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