職業別おすすめビジネス書|あなたの仕事に合うビジネス書を
「ビジネス書はたくさん売られているけれど、自分にピッタリの本が分からない」
そんな方は多くいるのではないでしょうか。
ひとえに「ビジネス書」といっても、自分の職業にマッチしているかどうか見極めるのは難しいものです。
そこでここでは、職業別におすすめのビジネス書をピックアップしてご紹介します! ベストセラー本から隠れた名著まで、是非あなたの仕事に活かしてくださいね。
営業の仕事におすすめのビジネス書
ここでは、営業の仕事をしている方におすすめのビジネス書をご紹介します。
『僕は明日もお客さまに会いに行く。』
川田修(著)、ダイヤモンド社
営業という仕事に対し、「ノルマがキツイ」「ストレスが多い」など、ネガティブなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。
この本は、実際にそう感じている現役の営業マンに読んで頂きたい一冊です。
20代の営業マンが、仕事上の助言者「メンター」である伝説の営業マンの教えを受けながら成長していく物語。
人と関わる仕事すべてに共通するスキルやノウハウの根本的な考え方は、さまざまな気づきを与えてくれます。働くことの意味も教えてくれる一冊です。
『凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク』
佐藤昌弘(著)、日本実業出版社
ひときわ数が多い営業本ですが、この本がほかの著書と決定的に違うのは、ノウハウのひとつひとつが「当たり前」であること。
その当たり前がなぜ大事なのか、なぜ売上につながるのかを、自然に納得できるように書かれていることです。
お客様が欲しいと思っているものは、本当にそのお客様が欲しいものなのか? 言われるままに商品を紹介していないか?
本著は、お客様との会話がとても大切だということを改めて気づかせてくれます。
実例も多く書かれており、また実行しやすいものばかりなので結果につながるのも早いでしょう。
事務系の仕事におすすめのビジネス書
ここでは、事務系の仕事をしている方におすすめのビジネス書をご紹介します。
『入門 考える技術・書く技術』
山崎康司(著)、ダイヤモンド社
メールや報告書など、文章を書くことが苦手という方は非常に多いのではないでしょうか? たしかにどこまでかしこまって書けばいいのか、どれくらいの長さで書けばいいのかなど、悩むものですよね。
しかし、文章は才能ではありません。考えの整理の仕方と文章化のプロセスを知っていれば上達できるんです!
本書では、一貫していて筋が通っているという考え方「ロジカルシンキング」の入門書でもあり、実践方法が書かれています。
ビジネス文書は、相手に何を伝えて、どうしてほしいのかを書くことが重要です。本書を読めば、今までのメールや報告書などの文書が、あっという間に見違えることでしょう。
『「事務ミス」をナメるな!』
中田亨(著)、光文社
本書では、事務処理の効率の悪さや、ミスが起こる原因を理系的に分析。そしてそれを防ぐ方法を具体例を挙げながら紹介しています。
事務処理のミスを侮ってはいけません。クリックひとつ、ボタンひとつでとんでもないことになる可能性があるのです。
ミスをしない人はいません。しかし、事務仕事の手順やフォーマットを変えることでミスを減らすことはできます。仕事のミスが多いと悩む方、また管理部門の方にもおすすめしたい一冊です。
接客・サービス系の仕事におすすめのビジネス書
ここでは、接客・サービス系の仕事をしている方におすすめのビジネス書をご紹介します。
『「ありがとう」といわれる販売員がしている6つの習慣 』
柴田昌孝(著)、同文舘出版
本作には、数々の企業などで接客に関するセミナーの講師を務める柴田さんの熱い想いが綴られています。販売に関するノウハウが詰まった一冊です。
販売員は、コミュニケーション力が問われる仕事。しかし、単にコミュニケーションといっても、販売に結びつけるためのコミュニケーションには必ず工夫が必要です。
お店の「売上」のためではなく、お客様の「買上」のためのものである、という視点が売れることに結びついていきます。
自分の販売スタイルをこれから作ろうと思っている販売員の方、もっと接客のスキルを磨きたいと思っている方におすすめですよ。
『リッツ・カールトンが大切にするサービスを超える瞬間』
高野登(著)、かんき出版
ザ・リッツ・カールトン・ホテルの日本支社長である高野さんの著書。数あるサービス系の著書の中でも特に有名で、非常に読みやすい一冊です。
「お客様の欲求に対して、それを超えるサービスで感動を与える」
ザ・リッツ・カールトン・ホテルが実現する心からのおもてなしとは、一体どんなものなのでしょうか?
欧米の上流社会にも引き継がれる「サービス精神」に触れることができます。サービス業の方はもちろん、仕事をするすべての人におすすめです。
『接客の一流、二流、三流』
七條千恵美(著)、明日香出版社
JAL(日本航空)の客室乗務員を務め、サービス教官でもあった七條さんが「サービス」について語った本書。長年現場で培った経験と知見が詰まっており、読み応えがあります。
三流、二流、一流のそれぞれの人が同じことを行ったら? と比較しながらテンポよく読み進めることができます。
接客業をしているすべての人に、必ずしも客室乗務員と同じサービスが求められるわけではありませんが、一段上を目指すための心構えを見習っておくことは損ではありません。
一流というものがどんなものかを知っておくだけでも、心が豊かになりますよ。
すべての仕事におすすめのビジネス書
先にご紹介した著書以外に、仕事をしているすべての方におすすめのビジネス書をご紹介します。
『トヨタの片づけ』
OJTソリューションズ(著)、KADOKAWAほか
トヨタの5Sにフォーカスした一冊。
5Sとは、工場の基本である「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」のこと。製造現場で長年にわたって蓄積された片付けのノウハウが詰まった本書は、ほかの片付け本とは一線を画します。
5Sは、ただ工場をキレイにしてスッキリさせるためのものではなく、仕事の結果を出すためのメソッドなのです。
仕事を効率化させるための「片付け」。製造業だけでなく、全てのビジネスマンにおすすめしたい仕事の基本を学ぶことができますよ。
『絶対にミスをしない人の仕事のワザ』
鈴木真理子(著)、明日香出版社
メール、メモ・ノート、スケジュール管理など、ミスを防ぐための手順や方法が77つ書かれた一冊。
デスクワークをする人すべてに関連するテーマが網羅されており、すぐに実践できる内容ばかりです。
1項目が見開き2ページで解説されており、左ページには図解も挿入されているのでとても理解しやすいです。あとから見返すのにも便利ですよ。
当たり前のことを当たり前にできる人になりたいものですね。
働き方改革におすすめのビジネス書
未来のことを考えてみませんか? 働き方改革におすすめのビジネス書をご紹介します。
『RPAの威力 ロボットと共に生きる働き方改革』
安部慶喜、金弘潤一郎(著)、日経BP社
RPAとは「Robotic Process Automation」の略。これまで人間が行ってきた事務的作業を、ソフトウェアのロボットに置き換えて業務を改善する取り組みのことをいいます。
この本では既にRPAを導入した大手企業の8つの事例とともに、それがどんなふうに働き方改革に結びつくのかが分かりやすく解説されています。
本書は、これからの働き方を考えるきっかけの本となるでしょう。時代に取り残されないためにも読んでおきたい一冊です。
『新幹線お掃除の天使たち』
遠藤功(著)、あさ出版
たった7分間しかない停車時間のなかで、新幹線の客室清掃を完璧に仕上げる清掃員たち。
新幹線の清掃員は、中年のおじさんとおばさんばかり。しかし、鉄壁のチームワークとイキイキ働くその仕事ぶり、整列して新幹線に一礼する姿からは、彼らの仕事に対するプライドを感じられます。
清掃員の心温まるエピソードとともに、経営サイドの組織づくり、チームづくりが書かれており、働き方改革のお手本になります。
自分から変わることで働き方も変えていこう
なんとなく働いていても、変わることはありません。
より仕事の充実感を得るために、ミスをしないためになど、自分にとって活用しがいのあるビジネス書を見つけて読んでみませんか?
今回おすすめした著書以外にも、自分に合った本を探してみてくださいね。
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