読書週間を習慣に!子どもが“本を読む”3つのメリットとは?
毎年秋になると、「読書週間」が始まります。
読書週間は、1947年から始まった運動ですが、現代の日本人にとって、“読書”は身近にありそうで、遠い存在のようになっています。
今、小・中学校で、「朝の○○分間読書」などという取り組みが積極的におこなわれています。
この10分間、15分間…といった短い時間ですが、実はものすご~く意味のある時間ってご存知でしたか?
なんとなく、「本を読むのはいいこと」と思ってはいても、実際子どもたちにとって、どのようなメリットがあるのか?をまとめてみました。
読書のメリット1:「学力向上につながる」
~学力向上につながる読書の効果~
・集中力がつく
・語彙が増える(言葉が豊かになる)
読書をすると、上記のような効果があるといわれています。読書量と学力は、必ずしも比例する訳ではありませんが、あながち否定できないのも事実です。
子どもにとって文字を読むのは一苦労なこと。それを一生懸命毎日続けることによって、集中力が持続するようになるそうです。
読書を通じてたくさんの「言葉」に触れて、さらに読めない言葉や漢字を自分で調べる。そのことで「語彙力」が上がります。
語彙(ごい)とは、「その人の知っている言葉の総量」という意味で、「ボキャブラリー」のことです。語彙力が高くなると自然とその子の世界も広がってきます。
読む本が直接勉強に繋がらなくても、語彙力を高めたり集中力をつけたりと、学力向上に欠かせない力が自然と身についてくるようですね!
読書のメリット2:「人とのコミュニケーション力が上がる」
~コミュニケーション力UPにつながる読書の効果~
・人の気持ちがわかるようになる
・人に自分の気持ちをうまく伝えられるようになる
・親子のコミュニケーションのきっかけになる
読書は、学力の向上だけでなく、人とのコミュニケーションを豊かにするといった効果も得られるそうです。
登場人物の気持ちを読みとることによって、人の気持ちを感じとったり・共感したり、語彙が増えることによって気持ちを言葉にして伝えることができるようになったり…。
読書には「人の気持ちがわかる」「人に何かを伝える」などといった、コミュニケーション力UPも期待できそうです。
さらに、小さいころから読み聞かせをする、本を一緒に選ぶ、感想を聞く。などと、本を通じて親子でコミュニケーションをとるきっかけにもなります。
本を通じていろいろな思いや感情に出会い、言葉も人間関係も豊かになる。読書には、そんな力もあるんですね。
読書のメリット3:「安定した心が育つ」
~安定した心を育てる読書の効果~
・ストレス解消になる
・想像力が豊かになる
・自信につながる
子どもは何も考えず遊んでいるだけ!と一見思いがちですが、学校やお友達に習い事…、子どもの世界にもいろいろなストレスがあります。
ストレス解消やリラックス効果、さらには親子のコミュニケーションがとれる読書は、ストレス社会の中で生きる子どもの心を救ってくれるかもしれません。
また、「自分がこうしたら、どうなるか?」などと結果を予測しながら行動できるような想像力の豊かな子・思いやりのある子に育つ、ともいわれています。
筆者が思う読書の一番の効果は「自信」です。
「毎日読書を続けた」ということは、子どもにとっての自信につながります!
それが10分、15分といった短い時間であったとしても、“何かを続けた”ということは大きな自信になるように思います。
おわりに
すべてのお子さんに当てはまるわけではありませんが、読書をすると子どもにとっていいことがいっぱいあるみたいですね!
読書は、強制してやるものではなく「楽しむこと」が大事!楽しんで読書を続けることによって、上記のような効果が少しずつあらわれるのだと思います。
秋の読書週間・そして4月23日~5月12日に訪れる「こどもの読書週間」などをきっかけに、親子で読書をする習慣を取り入れてみてはいかがでしょうか?
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