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ママ友がいない…。ママ友との上手な付き合い方がわかる本


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人付き合いがちょっと憂鬱、苦手な人でも、子供が生まれて公園デビューをしたり、保育園や幼稚園に通うようになると、おのずと「ママ友」を意識するようになります。
ここでは、「ママ友ができない」「なんて話しかけたらいいか分からない」「なかなか輪に入れない」など、ママ友との人間関係についての悩みと、その悩みに役立つ本をご紹介しています。

 

「ママ友」は、自分の友達ではなく子供の友達のお母さん

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こんなことを言ったら、本当に信頼し合って仲の良い関係を築いている人から「そんなことはない」と反感を買ってしまうかもしれませんが、もとを辿ればママ友は子供がいたからこそ出会い、子供がいるからこそ付き合いが始まった関係。人付き合いが苦手な人の中で、「ママ友」=「自分の友達」と捉えてしまっている人がいたら、あくまでも「ママ友」=「子供の友達のお母さん」と捉えることで少し気が楽になるのではないでしょうか。

 

「ママ友」は本当に必要?ママ友と付き合う意味

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「ママ友との付き合いが憂鬱」「上辺だけの付き合いは不必要」と考える人も多いかもしれません。実際、ママ友とのあいだでトラブルが起きて、付き合いにウンザリした人もいるかもしれません。私も幼いころから人見知りがあり、子供が生まれてからも正直人間関係を築くのが面倒で最初のころは避けていました。

ですが想像してみてください。
未就学児(0~6歳頃)は、原則ひとりでお友達と遊びにいくことはできません。親同士が連絡を取り合い、親子で遊ぶのが普通です。ママ友との付き合いがないとそれができません。幼稚園や保育園で子供に仲良しのお友達がいて、子供に「今度一緒に遊びたい!」と言われても、付き合いがなければ遊ばせてあげることができないのです。ママ友グループで遊びの約束をしていても、そこに誘われることもありません。付き合いがなければ、当たり前ですよね……。

それを想像したときに私のこれまでの性格は180度…?90度くらい変わりました。そして子供が小学生になった今、人見知りだった性格は120度くらいまで変わり、年齢も加えてかなり図太くなりました(笑)。初対面や勢いのある人はまだ苦手ですけどね(笑)。

「ママ友は本当に必要なのか?」と考える人は、「ママ友は子供のため」と考えると少し前向きになれるかもしれません。ママ友ができれば、グループで楽しそうに会話しているのを見てもモヤモヤすることもなくなり、子育ての相談から何気ない会話もできます。また、親の姿を見て育つ子供も社交的になるのではないかと思います。

 

ママ友との上手な付き合い方

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いくらママ友と仲良くなろうと思っても、髪型や服装まで相手に合わせることはありません。そんな関係は続かないですしね。まずは、逆にどんな人が話しかけにくいか考えてみましょう。

 

・挨拶をしない(大人なのにできない人って多いですよね…。モヤモヤ)
・いつも下のほうを向いている(下を向いてると落ち着くんですけどね。笑)
・つい眉間にシワがよって、怖い顔になっている(よく無意識になってしまいます…)
・同じテーブルなど、同じ場所にいるのに会話に無関心な態度(話しかけるなオーラってやつですね)

 

これらの中で思い当たる点を改善するだけで少し良い方向へ向くかもしれません。
そしてママ友と上手な付き合いをするのに大切なのは、もちろん「会話」をすること。それが苦手だから困っているという方に、おすすめのビジネス書があります。主婦がビジネス書?と思われるかもしれませんが、主婦にも役立つ本がたくさんあり目からウロコです。

 


 

■「会話が憂鬱」「初対面が苦手」という方には

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『雑談力が上がる話し方 30秒でうちとける会話のルール』
齋藤孝(著)、ダイヤモンド社

会社でもママ友の間でも、会話で重要なのは「雑談」。なぜ雑談が大切なのかや、雑談のテクニックが紹介されています。すれ違い際に30秒雑談するだけで、その関係性がどんどん変わっていくという項には納得。コミュニケーションが苦手な人におすすめです。

 

■「会話が続かない」「沈黙が怖い」という方には

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『誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール』
野口敏(著)、すばる舎

あらゆる人、あらゆる場面でも会話が続く方法がわかりやすく紹介されています。相槌を打ったり、相手に話しやすい雰囲気を作る大切さなど、改めて確認できることもたくさんあります。会話のキャッチボールができるようになるこちらの本は、話が続かない人、もっと積極的になりたい人におすすめです。シリーズもあります。

 

■「場を盛り上げるより、聞く側にまわりたい」という方には

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『聞く力 心をひらく35のヒント』
阿川佐和子(著)、文藝春秋

相手が心を開いて気持ちよく話ができるのも大切な付き合い方のひとつです。著名人800人をインタビューしてきた“聞く”プロの阿川佐和子さんが実例とともにその極意を紹介しています。相手に合わせて知ったかぶりをするのは逆に良くないんだなぁなど、失敗談も豊富。話すより聞くほうが好きな人におすすめです。

 

■「空気が読めない」「自分本位な会話をしてしまう」という方には

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『伝え方が9割』
佐々木圭一(著)、ダイヤモンド社

意味は同じでも伝え方次第で、その言葉は伝わらなかったり、相手を傷つけてしまうことすらあります。この本で有名な例え「デートして下さい」と「あそこのパスタがすごく美味しいんだけど今度行かない?」では、どちらが接しやすいかは一目瞭然ですよね。言葉を選ばずに思ったことをそのまま口にしてしまう人におすすめです。

 

無理をしない「ママ友作り」

ママと言っても、ひとりの人間。気が合う人もいれば、そうではない人もいます。ですが子供のためにも自分のためにも、穏やかなママ友関係を築けるのが理想ですよね。
ママ友との関係について悩みのある方は、今回ご紹介した本を参考にしてみてください。きっと、ママ友だけでなく、日常にも役立ち、気持ちを改めるきっかけにもなると思います。

 

♦ご紹介した本はこちら
雑談力が上がる話し方 30秒でうちとける会話のルール』齋藤孝(著)、ダイヤモンド社
誰とでも 15分以上 会話がとぎれない!話し方 66のルール』野口敏(著)、すばる舎
聞く力 心をひらく35のヒント』阿川佐和子(著)、文藝春秋
伝え方が9割』佐々木圭一(著)、ダイヤモンド社

 

以下の特集でも、人付き合いに役立つ本をご紹介しています。