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【小学校4~6年生】読書感想文におすすめの本!「12歳たちの伝説」


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学校の宿題の読書感想文で悩んではいませんか?どうせ読むなら書きやすいだけでなく面白いほうがいいですよね。そんな小学校高学年の子供たちにオススメしたい本が、後藤竜二さん作の「12歳たちの伝説」です。
読みやすい文体ながら深い心情描写で、日ごろ本を読む子も読まない子も感想を書きやすい物語です。

■「12歳たちの伝説

後藤竜二(ピュアフル文庫)

 

12歳たちの伝説』後藤竜二

「12歳たちの伝説」の作者後藤竜二さんは児童文学の世界で大変活躍した作家です。
2010年に67歳の若さで亡くなるまでは、全国児童文学同人誌連絡会「季節風」の会長を務めていました。
後藤竜二さんの本は「1ねん1くみシリーズ」や「ゴンちゃんシリーズ」など、子供の行動や心理を深く切り取った作品が多く、今まさに子育て真っ最中の親御さんが読んでもハッ!とさせられることがあるのではないでしょうか。

さて、ここで紹介したいのは「12歳たちの伝説」です。この作品は全5巻と長めですが、読書感想文を書くなら全巻読んでも1巻ずつの読み切りでも大丈夫です。

 

12歳たちの伝説』ってどんなお話?

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舞台は通称「パニック学級」と呼ばれる6年1組です。5年の頃から学級崩壊しはじめ、担任の先生も胃潰瘍で入院してしまいました。
その後も対応できる先生のいないまま、6年になって新しく担任となったのは「ゴリちゃん」と呼ばれる若い女の先生です。ゴリラのぬいぐるみと一緒にやってきた「ゴリちゃん」は頼りなく、先生らしくもないのですが、「パニック学級」と向き合うことができるのでしょうか?

「パニック学級」では学級崩壊、いじめ、不登校と学校で起こるあらゆる問題を抱えています。
物語は段落ごとに同じ問題の当事者である生徒の語りという形で展開していきます。思春期の不安定な心や葛藤を一人ひとり丁寧に描き出していくことで、生徒たちの心の変化や成長を描き出しています。

 

様々な「気づき」をくれる作品


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この物語では一つの問題を当事者が自分の視点で語っていきます。小学校高学年ともなれば、自分と他人では考え方や感じ方に違いがあるということを頭では理解しているかもしれませんが、実際にはわかっていないことが多いのではないでしょうか。
この物語は一人の独白に共感していると、次の語り手では同じ光景がまったく違う視点で語られていきます。一人称の独白はリアリティがあり、本を読み慣れない読者でもあっという間にシンクロしてしまうでしょう。

この物語を読むことによって、一人ひとりの立場や気持ち、考え方の違いなどに気がつくことができるという点はオススメする大きな理由です。
物語を読んだことで、登場人物と共に読んだお子様の心も、大きく成長するのではないでしょうか。

また読書感想文を書くならば、登場人物に共感するという視点だけではなく、自分自身も6年1組の仲間として友達や先生の言葉にどんな風に感じたのか、自分だったらどのように行動しただろうか、そしてどのようにしたら一番良かったのか、などいろいろな視点を持つことができる作品がおすすめです。

 

 

12歳たちの伝説』はどんな子供にオススメ?

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「12歳たちの伝説」はどの登場人物もどこのクラスにも一人はいるような子供です。ですからどんな子が読んでも自分自身やクラスの誰かを見つけることができるでしょう。
今12歳というお子様には特にオススメですが、小学校中学年から高学年に向いています。またその年ごろのお子様を持つお母さんお父さんもぜひ一緒に読んでみてください。

 

まとめ

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読書感想文は宿題だから仕方なく読むという人も多いかもしれませんが、たまたま出会った本に生き方や考え方が変わってしまうほど影響を受けることもあります。また時間を忘れて読みふけってしまうような本は、テレビやゲームの面白さとは全然違う世界だと知ることができるでしょう。
読書感想文もそんな風に本が好きになるチャンスになるといいですね。

■「12歳たちの伝説

後藤竜二(ピュアフル文庫)

 

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ライター

カトウ
カトウ
実用書とマンガが好きな30代主婦。料理・片付け・健康・少し不思議な世界の本が好きです。趣味はポートレート撮影と喫茶店めぐり。