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『12歳たちの伝説』小学校高学年の読書感想文におすすめの本!


更新日:2016/7/23

『12歳たちの伝説』表紙

12歳たちの伝説
後藤竜二(著)、ジャイブ

学校の宿題の読書感想文で悩んではいませんか?

どうせ読むなら書きやすいだけでなく面白いほうがいいですよね。そんな小学校高学年の子供たちにおすすめしたい本が、後藤竜二さん作の『12歳たちの伝説』。

読みやすい文体ながら深い心情描写で、日ごろ本を読む子も読まない子も感想を書きやすい物語です。

ここでは、そんな『12歳たちの伝説』についてご紹介します。

 

作者・後藤竜二とは

作者・後藤竜二さんは児童文学の世界で大変活躍した作家です。
2010年に67歳の若さで亡くなるまでは、全国児童文学同人誌連絡会「季節風」の会長を務めていました。

後藤竜二さんの本は「1ねん1くみシリーズ」や「ゴンちゃんシリーズ」など、子供の行動や心理を深く切り取った作品が多いことが特徴です。
今まさに子育て真っ最中の親御さんが読んでもハッ!とさせられることがあるのではないでしょうか。

ここでご紹介する『12歳たちの伝説』は、全5巻と少し長めではあります。読書感想文を書くなら、1巻ずつの読み切りでも十分でしょう。

 

12歳たちの伝説』あらすじ・内容

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『12歳たちの伝説』あらすじ

舞台は、通称「パニック学級」と呼ばれる6年1組。5年生の頃から学級崩壊しはじめ、担任の先生も胃潰瘍で入院しています。

その後も対応できる先生がいないまま、6年生になって新しく担任となったのは「ゴリちゃん」と呼ばれる若い女の先生。
ゴリラのぬいぐるみと一緒にやってきた「ゴリちゃん」は頼りなく、先生らしくもないのですが、「パニック学級」と向き合うことができるのでしょうか?

 

「パニック学級」では、学級崩壊、いじめ、不登校など学校で起こるあらゆる問題を抱えています。

物語は段落ごとに同じ問題の当事者である生徒の語りという形で展開。
思春期の不安定な心や葛藤を一人ひとり丁寧に描き出していくことで、生徒たちの心の変化や成長を描き出しています。

 

様々な「気づき」をくれる作品

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この物語では、1つの問題を当事者が自分の視点で語っていきます。

小学校高学年ともなれば、自分と他人では考え方や感じ方に違いがあるということを頭では理解しているかもしれませんが、実際にはわかっていないことが多いのではないでしょうか。

この物語は1人の独白に共感していると、次の語り手では同じ光景がまったく違う視点で語られていきます。一人称の独白はリアリティがあり、本を読み慣れない読者でもあっという間にシンクロしてしまうでしょう。

物語を読んだことで、登場人物と共に読んだ子供の心も大きく成長すると思います。

 

登場人物に共感するという視点だけではなく、自分自身も6年1組の仲間として読むのがおすすめです。

友達や先生の言葉にどう感じたのか、自分ならどう行動したか、そしてどのようにしたら良かったのか、などいろいろな視点を持つことができるのです。

 

12歳たちの伝説』はどんな子供におすすめ?

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『12歳たちの伝説』は、どの登場人物もどこのクラスにも1人はいるような子供です。ですからどんな子が読んでも自分自身やクラスの誰かを見つけることができるでしょう。

今12歳という子供には特におすすめしたいのですが、小学校中学年から高学年に向いています。またその年ごろの子供を持つお母さんお父さんもぜひ一緒に読んでみてください。

 

あなたならどう感じるか?

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読書感想文は、「宿題だから仕方なく読む」という人も多いかもしれません。しかし、たまたま出会った本に生き方や考え方が変わってしまうほど影響を受けることもあります。

また時間を忘れて読みふけってしまうような本は、テレビやゲームの面白さとは全然違う世界だと知ることができるでしょう。

読書感想文もそんな風に本が好きになるチャンスになるといいですね。

【関連記事】読書感想文の書き方とコツ

今回ご紹介した書籍

12歳たちの伝説
後藤竜二(著)、ジャイブ

 

以下では、今年の課題図書をはじめ、読書感想文が書きやすい定番・おすすめの本を、小学校低学年・中学年・高学年別にまとめています。