本を汚さないためのコツ!本を読む時に気を付けるべきこと
好きな本に限らず、本はなるべく汚さずにきれいに保管しておきたいものですよね。
読み終わった本を売る場合にも、本がきれいな状態なことが前提になります。しかし、本を読みながら、コーヒーを飲んだり、お菓子を食べたりして、くつろぎたいときもあるのではないでしょうか。
でも、食べたり飲んだりしながら本を読むと、汚してしまわないか気になります。
そこで、本を読むときに汚さないためのコツをまとめました。
本を汚してしまう原因とは?
本を汚す主な原因となるのは、手の汚れや食べ物や飲み物の付着です。
本を読むときに、飲んだり食べたりすることは、本を汚してしまう原因になりがちです。本を読みながらコーヒーを飲んでいると、こぼしてしまうことがあります。スナック菓子などのお菓子をつまみながら食べていると、ベタついた手で本を触ることになり、本を汚してしまいやすいです。
また、手を汚すことはなくても、お菓子の食べカスが本に落ちてしまうことも考えられます。
また、お気に入りの本は、何度も手にとって読んでいるうちに、手垢が本についてしまいやすいのも気になる点です。
飲み物をこぼして汚すのを防ぐ
コーヒーなどの飲み物で本を汚してしまうのを避けるためには、トレーを使うことがおすすめです。
トレーの上にカップやグラスを置くことで、倒してしまったり、置くときに少しこぼしてしまったり、あるいは、グラスの表面の水滴がテーブルについて、本を汚すのを防ぐことができます。グラスは、底よりも飲み口が広い逆三角形タイプや、高さのあるタイプは倒してしまいやすいので避けて、安定感のあるものを選びましょう。
倒してしまったときのこぼれにくさという点では、コーヒーやお茶などは蓋つきのタンブラーを使用するのがおすすめです。
ストローを差して飲むタイプのパックやカップの飲み物も、倒してしまったときにこぼれる量が少量で済みます。
食べ物で手が汚れるのを防ぐ
お菓子を食べながら本を読むとき、手でお菓子を直接触ってしまうと、油や砂糖などで手がベタベタして、本を汚す原因になってしまいます。とはいえ、お菓子を食べるたび、ウェットティッシュで手を拭くのは不経済ですし、面倒です。
そこで、本を読みながら、手を汚さないで食べるためには、ケーキやプリンなど、フォークやスプーンを使って食べるお菓子以外も、直接、手で触れない食べ方を心掛けるのがコツです。
クッキーやおせんべいなどは個包装のものを選ぶと、手を汚さずに食べやすいです。個包装になっていないお菓子で、ベルギーワッフルやバームクーヘンなどは、ペーパーナプキンで包んで食べれば、手が汚れることを避けられます。
スナック菓子は手が汚れてしまいがちで避けたいところですが、どうしても食べたいときはお箸を使うのも手です。
それでも手を汚してしまったときに備えて、ウェットティッシュを用意しつつ、手に触れないように食べましょう。
食べカスが本に落ちるのを防ぐ
お菓子を食べるときに手を汚さないように気をつけていても、お菓子の食べカスが本に落ちてしまったら、本が汚れてしまいます。
たとえば、本を手に持った状態や、テーブルの上に開いて置いている状態のとき、お菓子を食べながら本を読んでいると、食べこぼしが本の上に落ちてしまうことが懸念されます。そこで、お菓子などを食べているときに、食べこぼしで本を汚さない方法として考えられるのは、本をテーブルの上に水平に置くのではなく、ブックスタンドを使って、本を垂直に置いて読む方法です。
ブックスタンドはさまざまなものが市販されていますが、本を留める部分がまっすぐになっているタイプよりも、突起が2つあるタイプの方が、ページめくりがしやすいです。
また、座った状態で読みやすいように、角度が調整できるものを選びましょう。
手垢が本につくのを防ぐ
本を読みながら食べたり飲んだりするときに気をつけていても、手垢で本が汚れてしまうことがあります。
本を読む前に必ず手を洗うようにすれば、手垢がつくのを防ぐことができますが、手汗が気になる人もいるかもしれません。
そこで、本に手垢をつけない方法で考えられるのは、美術館で使用するような白手袋の着用です。品質管理用や作業用のスムス手袋として、ネット通販で購入することができます。
また、女性用に限られますが、美容用のものが100均でも販売されています。ただし、白手袋が汚れていてはかえって本を汚してしまいますので、こまめに洗濯をしたり、新しいものと交換したりすることが大切です。
また、表紙を汚したくない場合には、透明なビニールカバーをかけておく方法が挙げられます。透明なビニールカバーは、本の表紙が見えるのでどの本かわかりやすく、多少の汚れはふき取れることがメリットです。
本を汚さない為の基本
大切な本は、いつまでもきれいな状態で保ちたいものです。
古書は長い期間保管されていますが、博物館や図書館などで古書に触れるときには、手を洗ってきれいな状態にするか、あるいは、白手袋が使われています。
きれいな手で本を触ることが、本を汚さないための基本といえます。
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