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本も ジャケ買い したい!装丁や挿絵が印象的なおすすめ本10選


みなさんは本を ジャケ買い したことはありますか?

表紙のイラストが可愛かったり、装丁がステキだったりすると、つい欲しくなってしまうこと、ありますよね。

ジャケ買い したことで今まで知らなかった作家や作品に出会う楽しみもあります。今回はそんな ジャケ買い したくなる表紙デザインの小説や、ページをめくるごとにワクワクするような挿絵が印象的な本を集めてみました。

 

シンプルなタイトルのロゴがクール
『文体練習』レーモン・クノー

文体練習
レーモン・クノー(著)、朝日出版社

一見フランスの本にも見える、クリーム地にオレンジのシンプルなフランス語のタイトルがおしゃれな本。

クールで知的な装丁にふさわしいこの本は、一つのなんでもない出来事を99の文体で表すという少し変わった趣向で作られています。

前衛的な作風で知られるフランスの詩人であり小説家のレイモンクノーは『地下鉄のザジ』の作者としても有名です。フランス語の文体表現を日本語へ見事に翻訳された比奈弘治氏の手腕にも要注目です。

 

ミニマルでスタイリッシュ。お部屋のインテリアにバッチリ
『囚人のジレンマ』リチャード・パワーズ

囚人のジレンマ
リチャード・パワーズ(著)、柴田 元幸/前山 佳朱彦 (訳)、 みすず書房

鮮やかなピンクにモノトーンのタイトルが目を引くこの本は洋書のようにも見え、お部屋のインテリアとして飾ってもおしゃれです。

この本の作者は現代アメリカ文学を代表する人気作家、リチャード・パワーズ氏。家族をテーマに繰り広げられる人間模様をユーモラスに味わい深く描写した物語です。

 

端正でクラシカルなデザイン
『ことり』
小川洋子

ことり
小川洋子(著)、朝日出版社

表紙の小鳥のイラストとオブジェが素敵な『ことり』。古道具屋さんの片隅においてあったらマッチするような静かでクラシカルな雰囲気の表紙です。

小川洋子さんのこの作品は人の言葉は話せないけれど小鳥の言葉が理解できる兄と、兄の言葉をただ一人理解できる弟の物語。物語から感じる静かで落ち着きのある雰囲気が、表紙デザインに表されています。

 

どこか懐かしいカラフルなイラスト
『ナーダという名の少女』角野栄子

ナーダという名の少女
角野栄子(著)、KADOKAWA

どこか昭和を感じさせる懐かしいカラーの色使いが可愛らしいこの本。テーブルのレースの上に飾っておきたくなるようなデザインです。

作者は『魔女の宅急便』で有名な角野 栄子さん。ブラジルのリオデジャネイロに住む15歳のアリコが、不思議な少女に出会うことから始まり、さまざまな出来事を通して主人公の成長を描いた物語です。実際にブラジルに住んでいた角野さんの文章からはブラジルの光や風が感じられるようです。

 

シンプルなくまのイラストが可愛い
『くまちゃん』角田光代

くまちゃん
角田光代(著)、新潮社

黄緑色の地に、切り絵のような可愛らしいくまのイラストがシンプルに配置された表紙が目を引く『くまちゃん』。身近な題材をテーマにしながらも、鋭い観察眼で描写する小説が魅力の角田光代さんの作品です。

若者の恋愛を描いた短編集『くまちゃん』は、独立した短編ではなく、ある話で誰かをふった人が、別の話では誰かにふられたり、様々な人との繋がりを時間を追いながら俯瞰して見せる作りになっています。誰もが経験する感情を優しくすくい取ってくれる物語です。

 

手作り感覚の伝わるイラスト
『シェ・パニースのキッチン カリフォルニア・オーガニックレストラン』アリス ウォータース

シェ・パニースのキッチン―カリフォルニア・オーガニックレストラン
アリスウォータース(著),アンアーノルド(絵)、坂原幹子(訳)、文溪堂

今でこそ誰でもが知っている「オーガニック料理」の先駆けとも言えるカリフォルニアのレストラン、「シェ・パニース」。

創設者のアリス・ウォータースの娘ファニーの視点で描かれた、レストランの舞台裏と美味しいレシピが、アン ・アーノルドの温かみのある可愛い挿絵入りで紹介されています。

 

草間アートが堪能できる
『不思議の国のアリスWith artwork by 草間彌生』

不思議の国のアリスWith artwork by 草間彌生
ルイスキャロル(著)、草間彌生(画)、楠本君恵(訳)

世界を代表する現代芸術家、草間彌生さんの、カラフルでエネルギッシュな挿絵が素敵な『不思議の国のアリス』です。

アリスといえばイギリスのイラストレーターのジョン・テニエルのイラストが有名ですが、草間さんの挿絵による『不思議の国のアリス』もまた違った不思議ワールドを堪能できますよ。

 

シンプルでおしゃれな本
『小さな家』ル・コルビュジェ

小さな家
ル・コルビュジェ (著)、森田 一敏 (訳)、集文社

近代建築の三大巨匠の一人、フランスの建築家、ル・コルビュジェ。そんな肩書きからは想像できないほど小さくて可愛いこの本、その名も『小さな家』は、コルビュジェが若い時に両親のために作った家を写真とデッサンで紹介しています。

画家でもあったコルビュジェのデッサンは何気ないモノクロの線からも優しさが滲み出ているようで、持っていて嬉しくなる一冊です。

 

ユルくてわかりやすい挿絵が魅力
『プチ哲学』佐藤雅彦

プチ哲学
佐藤雅彦(著)、中央公論新社

テレビ番組や広告制作で活躍するクリエイティブディレクター佐藤 雅彦さんによるこの本、佐藤さんといえばユルくて可愛らしいイラストも有名です。

日常のふとした時に湧き起こる「なぜ?」について考えるプチ哲学、なんでもない事柄も佐藤さんの手にかかるとその新鮮な視点にはっとさせられます。

 

現地の香りが漂うイラスト
『パリからの旅―パリとフランスの町々』堀内誠一

パリからの旅―パリとフランスの町々
堀内誠一(著)、マガジンハウス

堀内誠一さんは、マガジンハウスを中心に活躍した伝説のイラストレーターで、「POPEYE」や「Olive」のロゴを作った人としても知られています。

堀内誠一さんのイラストによるパリ、フランスの街の案内やフランスの旅紀行がまとめられたこの本は、パリに居住していた堀内さんだからこそ描ける視点が魅力。30年近く前に発刊されているにもかかわらず、今でも多くの人に愛されています。

 

積極的に ジャケ買い を楽しもう

ジャケ買い をすると、しっかり読まないものもあるのでもったいないのでは?と思う人もいるかもしれません。でも本は何も決して読まなければならないものではありませんよね。

そこにあるだけで存在感があり、パラパラめくるだけでなんだか楽しくなる、そんな本を集めるのも本の楽しさと言えるのではないでしょうか。

 

今回ご紹介した書籍

■『文体練習』レーモン・クノー(著)、朝日出版社
■『囚人のジレンマ』リチャード・パワーズ(著)、柴田 元幸/前山 佳朱彦 (訳)、 みすず書房
■『ことり』小川洋子(著)、朝日出版社
■『ナーダという名の少女』角野栄子(著)、KADOKAWA
■『くまちゃん』角田光代(著)、新潮社
■『シェ・パニースのキッチン―カリフォルニア・オーガニックレストラン
アリスウォータース(著),アンアーノルド(絵)、坂原幹子(訳)、文溪堂
■『不思議の国のアリスWith artwork by 草間彌生』ルイスキャロル(著)、草間彌生(画)、楠本君恵(訳)
■『小さな家』ル・コルビュジェ (著)、森田 一敏 (訳)、集文社
■『プチ哲学』佐藤雅彦(著)、中央公論新社
■『パリからの旅―パリとフランスの町々』堀内誠一(著)、マガジンハウス

 

表紙に一目ぼれして衝動買いした本はまだまだあります!