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わたしの書店の歩き方|読書好きはこうして書店を歩く


読書好きにとって、書店を歩くことは楽しみの一つではないでしょうか。例に漏れず、私も書店歩きが大好きな人間で、見知らぬ土地に行くと必ず書店に足を踏み入れてしまいます。

今回のコラムでは、【私流・書店の歩き方】をご紹介します。何の変哲もない【歩き方】のように見えて、自分なりに決めていることもいくつかあったりします。もし興味を持ってくださった方がいらっしゃったら、読んでいただけますと幸いです。

読書好きという共通項があっても、『書店の歩き方』は個性や興味の違いが色濃く出る部分ですよね。ぜひとも読者のみなさまの【歩き方】についてもお話を聞きたいものです。

 

まず最初に見るのは、新刊&話題作コーナー

「新刊・話題作」が置かれたコーナーは、書店の入り口に設けられ、ひときわ目を惹きますよね。そのため、まずはこのコーナーを隈なくチェックします。

「今、どんな本が流行っているのか」「なぜ、今この本が流行っているのか」「流行に傾向はあるのか(どんなタイトルが多いのか?など)」などを考えつつ眺めるだけで楽しいですね。

だいたいの話題作は、手にとってパラパラ流し読みをします。売れている本には必ず理由があるはずなので、その理由を突き詰めてやろう!とミーハー心がうずくのです。

ですが、流し読みといっても、読むのは「まえがき」「プロローグ」のみと決めています。

自分にとっての良書かどうかは、冒頭部分で決まるというのが私の考えです。

私が思うに、ビジネス書の冒頭部分=「その本の要約」であり、ここでビビッとこなければきっと自分には合っていないと判断します。

フィクションの冒頭部分では、作者の表現力や技巧、自分の好みに合うかなどを見ています。

 

次に、文庫本が並ぶ棚から、単行本が並ぶコーナーへ

その後は、小説の棚へ移ります。

小説コーナーは、その書店のカラーが明白に出る部分だと思います。複数の書店に足繁く通い、ディスプレイや手書きPOPをそれぞれチェックしていると、不思議と書店のテイストがわかってくるんですね。

それが面白くて、用もないのに書店をはしごしたりします。

また、小説を買う時、私は「表紙(ジャケ)買い」より、「帯買い」の方が圧倒的に多いです。

みなさまはどのような帯に惹かれるでしょうか?私は…

 

・自分の好きな著名人がコメントを寄せている

出版社の戦略だと分かっていても、これは、すぐに手にとってしまいます。「XX氏、絶賛!」「太鼓判」「推薦」などと書かれると、読まずにはいられませんね。

 

・「○○万部突破」「▲▲で1番読まれた本」「□□で第1位」

出版不況の中で売れている本ってどんな本だろう?と興味が湧きますし、世の中のトレンドを知り自分の感性を磨くためにも、ベストセラーや売れている本のチェックは欠かせません。

 

・「一気読み注意!」「どんでん返し」「衝撃の結末」

ミステリー小説によくあるコピーですね。「どんでん返し」と書かれているのは、一種のネタバレですし、読む時のハードルも上がってガッカリすることもよくあるのですが、それでも懲りずに手にとってしまいます。

 

・共感できそう

主人公が自分と同世代だったり、似た境遇だった場合、不思議と引き寄せられます。

 

など、ベーシックな帯に惹かれてしまいます。

一方、興味の湧かない帯もあります。それは…

 

・「〇〇の方は絶対に読まないでください」

大抵の場合において、「○○の方」は大多数、ほとんどの人に当てはまる言葉です。

その言い方がどこかわざとらしくて、個人的には響きません。

 

小説以外のコーナーをぐるり一周

小説コーナーでフィクションの世界に浸ったあとは、ビジネス書やノンフィクション、社会・政治、歴史など、雑誌を除く本のコーナーをぐるり一周します。ジャンルは関係なく、うろうろと見て回ります。

タイトルを読むだけなのに、不思議と知的好奇心が満たされたような錯覚に陥ります。自分の知らないことの多さにたじろぎ、どれもこれも読みたくなりますが、そこはグッと堪えます。

小説と同様、やはり「帯買い」が多いのですが、マイルールとして「今年のジャンル」は特に注意して見るようにしています。

私は新年を迎えると『今年の<読書>抱負』として、特に力を入れて読みたいジャンルを決めており、1年間はそのジャンルの本を積極的に読むようにしているんですね。

つまり「今年のジャンル」とは、「読むぞ!」と目標を立てなければ手に取らないような苦手分野のこと。

書店に行くと強制的にそのジャンルの本をチェックするようにしているのですが、1年も続けていると、苦手だった分野でも、少しずつ興味が湧いてくるのが不思議です。

 

最後は、コミックと雑誌のコーナーへ

書店ではコミックがシュリンクされていることが多いため、最後は自分が集めているコミックの新刊を購入して帰ります。

雑誌に関しては、直感でビビッときたものを購入して帰ります。参考にしたい!と思った内容が載っていれば特に。

また、ムック本は、永久保存版として手に入れることが多いです。

 

一人一人違う、 書店の歩き方

さて、これまで【私流・書店の歩き方】を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?歩き方は千差万別、それぞれの個性があって面白いですよね。

このコラムが、少しでも読書を楽しむ手助けになれば幸いです。

 

書店での新しい本との出会い方は色々あります。
目をつぶって本を選んでみると、また違った出会いがあるかもしれません!

 

ライター

飯田 萌
フリーランスのライター。一児のママ。出産前まではリクルートで結婚情報誌を担当。現在はWeb媒体にて書籍、音楽、育児など幅広く執筆中。影響を受けた作家は白石一文。趣味はスイーツを愉しむこととドラマ鑑賞。