ブックオフオンラインコラム
ブックオフオンライントップへ
ブックオフオンラインコラム > 本を楽しむ > 本のさがし方 > 効率よく好きな小説に出会うための5つの方法

効率よく好きな小説に出会うための5つの方法


favorite-writer2

どんなに小説を読むのが好きな方でも、自分にとって合う小説、合わない小説というものはあると思います。

ただ、できれば誰もが自分に合った小説を読みたいと思うのではないでしょうか。

ここでは、自分に合った小説を効率よく見つけるための方法をいくつか紹介していきます。これから本を読もうと考えている方や、次に何を読もうか悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

 

まずはすべき、基本の方法

bunkobon-seiribangou

作家から出会う「作家読み」

自分に合った小説と出会うためにまずすべき方法は、自分の好きな作品を書いた作家さんの別の作品を読んでいく方法です。ちなみにこれは「作家読み」といいます。

作家さんの描く雰囲気や世界観に魅了されていた場合、この方法で好きな作品に出会うことができます。ただ、作家さんではなく作品単体に興味が惹かれていた場合、その限りではありません。

例えば、好きな作品がミステリー小説でその作品のトリックに惹かれていた場合。そういう場合ですと、他の作品で同じトリックが出てくるということはまずないため、作家読みをしても好きな作品に出会えるとは限りません。

ですから作家読みをはじめる前に、自分が作品の何に惹かれているのか、という点を理解してから作品を手に取るといいかもしれません。

 

ジャンルから出会う「ジャンル読み」

つぎはジャンルで探す方法。これもべたな方法の一つです。話は単純。まず過去に読んだ作品の中から自分が好きだった作品を用意します。次にその作品のジャンルを知ります。そしてそのジャンルの中から次に読む作品を探します。好きな作品のジャンルがミステリーならミステリーを。SFならSFを。これがジャンルから探す方法です。

■作品の文体や雰囲気、著者の哲学等に惹かれたなら作家読み。
■話の構成や設定に惹かれたならジャンル読み。

読む作品を探す際、これを意識するだけで好きな作品に出会う確率はぐっとあがると思います。

多くの人が言われずともしている方法かもしれませんが、自分に合った作品を探す基本として、この二つはまず頭に入れておくべき方法です。

 

「作家読み」を応用した方法

tanpensyousetsu-miryoku

好きな作家が影響を受けた作家から出会おう

一作家が書く作品数には限界があります。ですから、作家読みを続けていくとやがて読む作品がなくなります。そこで次に取るべきは、その作家さんが影響を受けた作家さんの作品です。

多くの作家さんは、『自分が影響を受けた作家』というものを公言しています。そこで、それを参考に、『好きな作家が影響を受けた作家』の作品を選んでみましょう。無作為に作家や作品を探すよりいい作品に出会う確率はあがります。

そしてそこで好きな作家が増えたら、次はまたその作家が影響を受けた作家を……といった風に、数珠つなぎ的に作品を探していくと、どんどん自分の読書の幅が広がり、好きな作品に出会う確率はあがります。

 

好きな作家が取った文学賞から出会おう

小説家は、なにかしらの文学賞の受賞者であることが少なくありません。というのも、「新人賞」を受賞してデビューするケースが多いからです。

好きな作家が見つかったら、その作家がどういった新人賞出身で、またどういった文学賞を受賞しているのかを調べてみましょう。

これらはネットの検索で知ることができますが、多くの場合、著作の中に書かれている著者紹介に記載されているため、好きな作家さんの本を開いてみるといいかもしれません。

好きな作家さんの獲得した賞がわかったら、次はその賞を調べてみましょう。そこで、その賞の過去の受賞作品の中から作品を選んでみましょう。

同一の文学賞の受賞作はジャンルが似る傾向があるため、自分に合った作品と出会いやすくなります。

ここでのポイントは二つ。
■作家が影響を受けた作家の本を読む。
■文学賞に目を向けてみる。できればお気に入りの文学賞を見つける。

この二つを行うとさらに自分に合った作品と出会う確率はあがります。

 

少し特殊な方法「レーベル読み」

bunkobon-seiribangou2

最後に少し特殊な方法を紹介します。それは出版レーベルから自分に合った作品を探していく方法です。

最近では、出版レーベルが増えてきているためレーベルから本を探すのも一つの手です。

講談社を例にとりますと、講談社には「講談社ノベルス」、「講談社タイガ」、「講談社ラノベ文庫」、「講談社文庫」等のレーベルがあります。ちなみに「講談社タイガ」はライト文芸、「講談社ラノベ」はライトノベル、「講談社ノベルス」はミステリーが出版される傾向が強いのが特徴です。

そういった傾向を掴み、レーベルから自分に合った小説を見つける方法が「レーベル読み」です。自分に合う出版レーベルが見つかると、好きな作品に出会う機会がぐっと増えるはずです。

 

まとめ

自分にとってお気に入りの作家、文学賞、レーベルができると、好きな作品に出会う機会は増えます。

ご紹介した上記の方法で、何作かに触れて分析していくと効率よく出会えるようになりますよ。

小説選びに困っている方は、ぜひ試してみてください。

 

【関連記事】

 

ライター

ツナシ
青春小説とミステリー小説が好きな20代。ライトノベルから純文学まで読みますが、浅く広くといった感じです。小説は読むのも好きですが書くのも好きです。
先日某小説新人賞を賜り、現在出版に向けて作業中。