これからパパになるあなたに! 妊娠・出産・育児のことが分かる本
更新日:2019/11/20
女性は妊娠すると、体の変化や生活環境などがガラッと変わります。
そんなとき、いずれパパになる男性たちは、赤ちゃんが産まれてくるのをただ待つばかりではいけません。
“イクメン”という言葉が流行りましたが、日本は世界でも、男性の家事、育児参加率が特に低いのです……!
出産、育児に関する知識はもちろん、共働きなら働き方の見直しや保育園探しなど、男性にもやれることは沢山あります。
ここでは、そんなパパになる男性の役に立つ妊娠・出産・育児本をご紹介します。
『男が育休を取ってわかったこと』
『男が育休を取ってわかったこと』
池田大志(著)、セブン&アイ出版
半年間の育児休暇を取り、専業主夫として家事・育児に奮闘した皮膚科医の池田大志さん。外科医である妻を支えつつ、家事も育児もしっかりこなすイクメンっぷりには脱帽しました。
赤ちゃんのお世話や情報収集、離乳食作りなど、育児に試行錯誤の日々。家事をしながら育児をすることの大変さは、男性でも同じです。
育児休暇を取る経緯や職場への配慮など、男性ならではの苦悩も綴られています。これからパパになる方には特に参考になるはずです。
本の後半には、皮膚科医だからこそわかる赤ちゃんのスキンケアについて解説があります。
湿疹やアトピーといった赤ちゃんの肌トラブルに対するお風呂の入れ方など、非常にタメになりますよ。
『新しいパパの教科書』
『新しいパパの教科書』
ファザーリングジャパン(著)、学研教育出版
赤ちゃんを育てるには、知識やスキルだけでなく、まずは「子育てに関わりたいと思う気持ち」が大切です。
これからパパになる男性に向けて、家事や育児の「なぜそれをすべきか?」「どのように関わるべきか」が書かれている本書。
家事や育児に対して、二の足を踏んでいる男性たちを動かすきっかけになる一冊です。
男性は、パパであると同時に「夫」でもあります。育児に関わるなかで、夫婦間のコミュニケーションは特に重要であることをぜひ肝に銘じていただいきたい!
ビジネス書やハウツー本のような構成になっているので、男性にも読みやすいですよ。
『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』
『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』
萩田和秀(著)、講談社
ドラマ化したことでも話題となった漫画『コウノドリ』。
その主人公である産婦人科医、鴻鳥サクラのモデルとなった人物が、本書の著者である萩田和秀さんです。
ママである女性が妊娠・出産するのだから、パパは何もやることはない……ではいけません!
「妻が妊娠したけど、どう接していいか分からない」そんなあなたに特に読んでほしい一冊です。
つわりになるとどうなるの? 予定日ってそもそもなに? などなど、気になる疑問に対して、現役産科医の萩田さんがありのままに語ります。
『出産・育児ママのトリセツ』
『出産・育児ママのトリセツ』
山本ユキコ(著)、忘羊社
女性は妊娠すると、心身ともに「普通」の状態では無くなります。夫にとってはそれが驚きでもあり、「妻が妊娠して別人になった」と感じることもあるはず。
しかし、そんなデリケートな時期に入った妻との接し方をあらかじめ知っておけば、男性も少し心構えができるのではないでしょうか。
本書は、妊娠・出産など、育児中のママとパパがお互いの愚痴や不満をTwitterのように書き込み、それに対してツッコミを入れていく構成。
心理学博士である著者の山本ユキコさんのユーモアたっぷりなママの怒りには、思わず共感してしまいました。
ちょっと頼りないパパの書き込みには、心当たりのある男性がいるかもしれません。男性だけでなく、「イライラするのはわたしだけ?」と悩むママにも読んで欲しい一冊です。
『フランスのパパはあわてない』
『フランスのパパはあわてない 妊娠から産後まで妻を支える166の心得』
リオネル・パイエス、ブノワ・ル・ゴエデック(著)
CCCメディアハウス
フランス人の著者2人が、質問に答えていく形で書かれている本書。男性目線の妊娠・出産にまつわる疑問166個が載っています。
ママの体調の変化や、授乳中のパパの疎外感など、なかなか他人に聞けない悩みってありますよね。
本書では、「子供に買ってあげるおもちゃは何がいいか?」「ペットが嫉妬するのでは?」といった些細な疑問にも真摯に答えてくれます。
妻が妊娠したときに、男性に心構えが必要なのは万国共通のようですね。
基本的な育児の情報だけでなく、ユーモアのある質問も掲載されています。いきなり育児本を読むのに抵抗がある方にもおすすめですよ。
育児だけではなくママの気持ちにも寄り添って欲しい
女性にとっても不安だらけな妊娠・出産ですから、本番はあわてないようにパパが知識を身につけてくれていたら嬉しいですね。
男性には積極的に育児に関わって欲しいし、ママの大変さも分かってもらいたい! と妻は思うものです。
出産や育児の知識を夫婦一緒に身につけて、モチベーションを上げてもらいましょう!
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ライター:キキ