ムック本とは? 雑誌とムック本の違い【まとめ】
更新日:2018/1/29
普段、当たり前に目にしているけれど、実はよく知らない「ムック本」と「雑誌」の違い。
ここでは、そもそもムック本とは?という疑問から、雑誌とムック本の違いについてご紹介します。
ムック本とは?
【ムック(mook)】……雑誌と書籍の特性を持ち合わせた出版物
簡単に説明すると、“雑誌のような作りをした単行本”ということです。
※すべてがこれに当てはまるわけではありません。(詳細は以下参照)
もともと「ムック(mook)」は、雑誌(magazine)と書籍(book)から作られた造語だそうです。
最近では、ファッションブランドの豪華な付録がついたムック本や、趣味のガイド本や解説本などが多くあります。
雑誌とムック本の違いは?
ムック本については分かりましたが、それでは一見すると見分けのつかない「雑誌」と「ムック本」の違いはなんでしょうか。
雑誌の多くは月刊誌や季刊誌などで、販売期間が限定されています。そして売れ残った在庫は、返品期間内でないと返品できません。
それに対して、ムック本は販売期間が決められていないので長期的に書店などに置くことができるのです。
このほかにも、あるモノを見るとハッキリと見分けをつけることができます。
それは…ズバリ「ISBNコード」です!
■ムック本には「ISBNコード」がついている
「ISBNコードってなに?」と思われる方も多いと思います。
本の裏側をみてみると、見慣れぬ数字がいくつか印刷されています。その中に「ISBN」という文字が書いてあるかみてください。
このISBNコードは、出版社などが本を管理をするために書籍1冊1冊につけられた番号で、このISBNがあるものは「雑誌」ではなく「ムック本」になります。
■雑誌には「雑誌コード」がある
では、雑誌はどうやって管理しているのかというと、雑誌には書籍とは別に雑誌専用のコード「雑誌コード」というものがあります。
・表記が「雑誌コード」のみの場合、雑誌。
・表記が「ISBNコード」と「雑誌コード」、または「ISBNコード」のみの場合、ムック本。
ということになります。
ムック本ならではの特徴は?
ムック本は雑誌とは違い、一つのテーマの“まとめ”のようなトレンドに左右されない内容のものが多いですね。
そして、写真やイラストが多く、本自体のサイズも大きいビジュアルを重視した「ビジュアルブック」と呼ばれる、一般の書籍とも作りが違うのもムック本の特徴です。
「雑誌」でも「書籍」でもない「ムック本」
「雑誌」でも「書籍」でもない「ムック本」。
みなさんもお手持ちの本や書店などに行った際に、何のコードが印刷されているのか確認してみてください♪