小説を読むことで得られる良いこと・その効果とは?
読書と一言で言っても、読むものには小説、ビジネス書、実用書など様々なものがあります。そんな中でも小説を読むときに、心や体にはどのような変化が起こるのでしょうか。小説を読むことによってどのような効果が期待できるのかをご紹介します。
想像力が増す
小説は、文字だけで私たちに日常では味わえない体験をさせてくれます。例えばファンタジーのような異世界を描いたものでも、文章表現によって見たことのないその世界を自然と想像させてくれますよね。
現実社会を描いたものでも、普段の自分では体験しないような場面、感情を味わうことが可能です。想像力が増すと、アイデアが浮かびやすくなったり、物事への理解力が高まることにつながります。
他人への共感が芽生える
小説を読んで、主人公や登場人物に感情移入をしてしまうということもあるでしょう。そうした他人によってもたらされた感情の変化こそが、他人に対する共感力だと言えます。まるで自分のことのように、ときに喜び、ときに悲しむことは、他人に対して思いやりの心を持つためには大切なことです。
感情に対して磨きがかかり、現実世界においても自分以外の人を理解しやすくなります。すると、相手の気持ちを考えてコミュニケーションを円滑に進めることができるようになるでしょう。
ストレスが軽減される
小説に夢中になって想像力を働かせていると、体がリラックスモードに入るという研究結果があります。普段気を張り詰めているストレスの多い方は、小説を読むことで意識せずリラックスしてストレスを減らすことができるんです。
そして読書のリラックス効果は、その本に熱中しているほど高くなります。つまり世界に入り込める小説がうってつけなのです。朝の短い時間でも構いません。小説の世界に入り込む時間がストレスを緩和してくれます。
記憶力が上がる
小説を読むことは、アルツハイマー病の予防にも効果がみられると言われています。アルツハイマー病は、短期的なことについて記憶ができないなどの記憶障害を持った病気のことです。小説を読むことによって、脳が活発に働き、記憶力が向上する働きが期待されています。
登場人物や物語の経緯を楽しんでインプットできるので、苦も無く記憶力の訓練になるのはうれしいですね。
国語力があがる
語彙力、文章の表現方法など、小説からは国語的な意味でもさまざまな知識を得ることができます。特に文章の表現においては、実用書などではなかなか見られない秀逸な表現にも出会うことができるはず。
さまざまな表現や言葉づかいを吸収することによって、日常生活でも表現の幅が広がります。仕事でも、きれいな文章はそれだけでわかりやすく、相手に伝えたいことをスムーズに伝えられるようになるでしょう。
おわりに
小説を読むことによって、楽しむだけでなく心や体に良い効果、また仕事に役立つ効果も得られます。効果を得るためには、まずは5分でも良いので小説を手にして開いてみることが大切です。いつもなんとなく過ごしているすき間時間を、小説を読む時間にあててみることから始めてみませんか。
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