古本にある価格ラベルは取る?取らない?
「欲しい本があるけど、どうしてもお金に余裕がない」「絶版になってしまって新品での入手が不可能……」そんな時の強い味方が古本屋さんです。
そんな古本屋さん特有のものといえば、本に貼ってある価格のラベルです。
古本を買うと価格のラベルを剥がした跡が残っていたり、逆に複数の古本屋さんのラベルが重ねて貼ってあったりもします。
もしかしたら、人によってラベルの扱いが違うのかも?
そこで今回は古本を購入した時に価格のラベルをどうしているのか、アンケートを取ってみました。
【質問】
古本についている価格のラベル、あなたは取る派?取らない派?
【回答数】
・取る:70
・取らない:30
買ってしまえばもう不要?「取る」派が7割!
アンケートの結果、「ラベルを取る」派が7割と多数派であることがわかりました。
・読む時にすぐずれるし、本棚に入れるときにひっかかるので邪魔なのでとります。
(10代/女性/会社員)
・古本で入手した経緯を封印したいから。でもこれに限らずラベルは取ります。
(30代/男性/自営業(個人事業主))
・その本の値札以上の価値が付く場合があり、あえてそのままつけておかないといけない理由がないから。
(30代/男性/自由業・フリーランス)
・いかにも古本であるとわかると、自分でもテンションが落ちてしまうので。
(40代/女性/専業主婦)
・小さい頃から新しいものの値札シールやバーコードシールを剥がすのが好きだったので、その延長で古本の価格ラベルも取っています。
(20代/女性/専業主婦)
「読む時や本棚に入れる時に邪魔だから」という実用性を考えた上で取る人、「古本だと分かるのが嫌だ」という心情的な抵抗感を消すために取る人、「単純にシールを剥がすのが習慣になっているから」取る人などがいました。
本は価値が変動することも少なくないので、「あえてそのままつけておかないといけない理由がない」という意見にも頷けますね。
「取らない」派は慎重?上手く剥がれなかった時のリスクが怖い!
反対に「ラベルを取らない」派は3割と少数派でした。
・店によって取ったあとのりみたいなのがこびりついて残って汚くなるから
(10代/男性/学生)
・むやみに取ると本が破れそうだし買ったときのこの本の価値が分かるから。
(30代/女性/専業主婦)
・買った時の値段が分かる上に、お得感をストレートに実感できるからです。
(40代/男性/自営業(個人事業主))
・取ってしまうとベタついてしまうんじゃないかとか、うまくはがれないんじゃないかと心配です。
(20代/男性/無職)
・決めているわけではないが、特に邪魔にならなければそのままにしておく。
(50代/女性/専業主婦)
「取らない」派に多かったのは「剥がそうとして本が汚れたり破損すると嫌だから」という意見です。
価格のラベルは意外と粘着力が強いので、ラベルにつられて表紙の一部が剥がれてしまうこともあるんですよね。
物を大切に使いたいという気持ちが伺える意見です。「買った時の値段が分かるから」という意見は、お店や本の状態で値段が異なる古本ならではといえます。
他にも「特に理由がないからそのままにしておく」という人もいました。
価格ラベルの扱い方で人間性が見えてくるかも?
古本に貼られている小さな価格のラベル一つでも、実用性を考慮する人、心情的な抵抗感を感じる人、習慣的に対応するようになっている人など、様々な人間性が浮かぶ結果となりました。
また、剥がすのを失敗した時のリスクを考えて取らない派になった人が多いことを考えると、もしも将来「綺麗に剥がせるラベル」ができれば、ラベルを取る派になる人がさらに増える可能性もありそうです。
価格だけでなく持ち主の人となりを示してくれることもあるラベル。古本を買った時に少し注目してみると楽しいかもしれません。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年05月19日~2015年06月02日
■有効回答数:100サンプル
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