読書術まとめ|読書ノート・速読・多読・付箋読書・マーカー読書ほか
更新日:2019/2/21
本を読むときに取り入れている読書術はありますか?
読書の効果を高める方法として、最初に思い浮かぶのは「読書術」ですよね。
読書術にはじつにさまざまな方法があるのですが、ではそれぞれの読書術はどのような方法で本を読むのか? そして、自分にはどの方法が合うのだろうか?
今回はそんな疑問点を解消すべく、読書術について調べてみました。
読書術まとめ 目次
読書術1.読書ノート
ノートに読んだ本の情報と重要な箇所等を記していく読書術。
記録した読書ノートを読み返すことでその効果を大きく発揮させることができます。
無類の読書好きである筆者の上司は、読書メモには短冊形の方眼ノートを使っているそうです。理由は、書ける範囲が限られているので要点をまとめて書くことを意識でき、なおかつ持ち運びに便利だとのこと。
ちなみに短冊形の方眼ノートは、書店やネットショップで購入ができるようです。
「読書ノート」の詳しいやり方はこちら。
■「読書ノート」を始めたいあなたにおすすめの1冊
『「結果を出す人」はノートに何を書いているのか』
美崎栄一郎(著)、ナナコーポレートコミュニケーション
なぜ同じようにメモをとっているのに、できる人とできない人との差が出てくるのか? それはズバリ「ノートの使い方」。
できる人の「ノートの中身」や「ノート術」も公開さえています。これから読書ノートを始めようと思っている方はぜひ。
読書術2.付箋(ポスト・イット)読書術
読んでいる本の内容で気になった箇所に付箋をつけていく、思ったことを付箋にメモしていくといった方法。付箋をするしないだけでも、記憶に定着しやすいなど効果は高いもの。付箋は100円均一でも品揃えが充実しています。
この方法は本を閉じた状態でもほしい情報をピンポイントで探しやすいですね。また、いらない情報は付箋を取ってしまえばいいだけですし、借りた本など書き込みができない本にも向いています。
付箋を貼るタイミングや100均のおすすめ付箋はこちら。
■「付箋読書術」を始めたいあなたにおすすめの1冊
『フセンで考えるとうまくいく』
平本あきお(著)、現代書林
本の内容だけでなく、仕事やプライベートでまで使える厳選されたフセン術22項目を紹介。
フセン、ペン、紙 だけで、頭と心のゴチャゴチャをスッキリ整理!
読書術3.速読術
簡潔に説明すると、視野を広げて複数の文字を同時に正しく読み取りながら速く文章を読んでいく方法です。速読には練習が必要になりますが、より多くの本を読むことが可能になります。
速読術は、本のジャンルや読む目的などで選び方や方法が変わってくるので自分に合った速読術を見つけましょう。
たくさん読みたい方、限られた時間で読書をする方には有効そうなワザですね。成人の文字認識力は毎分400文字~600文字と意外と高いので、難しそうと敬遠している方は試してみてはいかがでしょうか。
「速読術」についての詳しいやり方はこちら。
■「速読術」を始めたいあなたにおすすめの1冊
『1日10分速読トレーニング』
角田和将(著)、日本能率協会マネジメントセンター
本が大量に読めるだけじゃない!
情報処理能力が向上、時間がないからの解放、効率が上がる、人生が豊かになる、視力が良くなる、の5大メリット速読術を挫折なしで習得しよう!
読書術4.多読術
多読とは名の通り、何冊も並行して本を読んだり、とにかくたくさん本を読むという読書法です。
1冊の本をじっくり読み込むより、インプット量を増やすことを目的としています。
しっかり読み込んだつもりでも記憶の残る箇所はわずか……。と思うと、確かにたくさん読んだほうが物理的にインプット量は増えますね。同ジャンルの本を選んだり、やさしい内容から読むことでインプット量もさらにアップが期待できるそうです。
■「多読術」を始めたいあなたにおすすめの1冊
『多読術』
松岡正剛(著)、筑摩書房
選書する方法、読書する場所、はじめに読むべき頁など、多読のコツを丁寧に紹介。
それぞれに適した読書スタイルも見つけられ、読書の楽しみも発見できる1冊。
読書術5.マーカー読書術
必要なものはカラーペンだけ。重要な箇所、気になった箇所、面白かった箇所などにペンの色を変えて本に直接ラインを引く。また、ラインを引くだけでなく思ったことを本に直接書き留めておくと効率もアップします。
ラインや書き込みをすることで、ただ本を読んでいるだけより脳が活性化するそうです。ペンが“気付き”のアンテナとなってくれるのですね。大切な本こそ、たくさん書き込むのがいいそうですよ。
しかし、書き込みのある本はお売りいただけないというデメリットも……。そこで、そういった本や人から借りた本は、前にご紹介した”付箋読書術”がおすすめです。
■「マーカー読書術」を始めたいあなたにおすすめの1冊
『三色ボールペンで読む日本語』
齋藤孝(著)、角川書店
三色のペンを使い分けてラインを引くだけというシンプルなメソッドで驚くほど日本語力がアップする! 大人も子供も使える、マーカー読書術初心者にぴったりなテキスト集。
読書術6.遅読術
速読術も気になるところですが、読むのが遅くて……という方も多いと思います。しかし、本を読むのが遅い=「遅読」から得られることも多くあるんです。
「遅読」とは、「速読」から派生した言葉。「スローリーディング」とも呼ばれ、じっくりと時間をかけて本を読むことをいいます。やり方も、ゆっくり丁寧に読むだけ。
本の内容を丁寧に読むことで、しっかり理解を深められるんですよ。また、難しい文章でもゆっくり読めるので、苦になりにくいのも特徴です。
■「遅読術」を始めたいあなたにおすすめの1冊
『遅読家のための読書術』
印南敦史(著)、ダイヤモンド社
「本を読むことがラクになる」という本書。
かつては読むのに時間のかかっていた筆者が教える、遅読のメリットとは? 本を読む楽しさを教えてくれますよ。
読書術7.ながら読書術
お風呂に入りながら、散歩をしながらなど、「○○しながら読書」することで無理やり読書の時間を作る必要はなくなります。
短時間の間に読まなければという焦りも生まれませんし、うまくいけば「○○しながら読書」が習慣になる可能性もあるんです。
短時間でも本の内容をインプットできる方法とは?
読書術8.マインドマップ読書術
マインドマップとは、イギリスの教育者であるトニー・ブザン氏が開発した思考法メソッド。頭の中で起こっている事を目に見えるようにして整理する表現方法です。
ビジネス書を読んでも頭に入ってこない、集中力が続かない方には特におすすめですよ。
自分にあった読書術をみつけよう
それぞれ本を読むことに対しての目的は違いますので、これから読書術を取り入れたいと思っている方は、ご自身に合いそうな読書術をぜひ試してみてください。
ブックオフオンラインコラムではこのほかにも「マインドマップ読書術」や「精読」、本の読み方やその時間など、読書にまつわる役立つコラムを紹介しています。