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時間をかけて本を読む「遅読」のメリット|速読をする必要はない?!


本を読むのが遅く、速読法を試してみても速くはならない……そんな人は少なくないはず。

しかし、本は速く読めるから良いとは限りません。
本を読むのが遅い=「遅読」から得られることも多くあります。

そこでここでは、遅読のメリットについてまとめました。

 

そもそも、「遅読(ちどく)」の意味とは?

「速読」という言葉は聞いたことがあっても、「遅読」という言葉の意味は知らないという方も多いかもしれません。
遅読は、本を速く読むことや本を速く読むテクニックを指す「速読」から派生した言葉。「スローリーディング」とも呼ばれ、じっくりと時間をかけて本を読むことをいいます。

速読が良いものと思われがちですが、遅読にも、本の内容をじっくり理解できる読み方としてメリットがあるんですよ。

 

「遅読」のメリット①
本の内容を正しく理解できる

速読ができる人は、多かれ少なかれ流し読みをしています。
読み飛ばした部分が重要な部分でなければ、本の内容を大まかに理解することができます。

しかし、本来重要である部分を読み飛ばしてしまい、誤った理解をしてしまうことがあるかもしれません。
あるいは、読み飛ばしているため前後関係がつながらず、本に書かれていることを理解しきれていない可能性もあります。

一方、遅読をしている人はほとんど読み飛ばすことなく、一文一文しっかりと読んでいるため、正しく理解することができます。

 

「遅読」のメリット②
本をじっくりと味わえる

速読の場合、小説でいえば細かな情景まで読み込むことはせず、大まかなストーリーだけを把握しながら読んでいることが考えられます。

小説によっては季節や風土が情景豊かに描かれていたり、登場人物の心理描写をこと細かに追って書かれていたりします。
遅読の場合は一文一文を読み込んでいくため、行間からも作品の醸し出す世界観をじっくりと味わいながら読み進めていくことができます。

作品の奥にある細かなことまで理解しながら読んでいきたいという人には、速読よりも遅読が向いているといえるでしょう。

 

「遅読」のメリット③
難解な文章が苦になりにくい

速読が習慣になっている人は、「速く一冊を読み終わりたい」という心理が働きやすい傾向にあります。
もちろん、日頃読み慣れている本を読むときであれば問題ないでしょう。

しかし、自分の持っている知識よりも難解な文章にあたる場合は、熟読をしなければ理解するのは難しいでしょう。
そのようなとき、速読をする習慣がついている人は、理解できるまでじっくりと読むことに抵抗感を持つかもしれません。

一方、日頃から遅読をしている人は、「じっくり時間をかけて読む」という作業に慣れています。そのため、難解な文章にも向き合いやすいこともメリットになります。

 

遅読のメリット④
新しい発想が浮かびやすい

遅読をしている人は、じっくりと本を読みながら、さまざまな想像を膨らませられるため、新しい発想が浮かびやすいこともメリットに挙げられます。

言葉や文章の意味を一つずつ理解しながら読み進めたり、気になる記述があれば読み返していたりすると、想像力が働きやすくなるでしょう。

とはいえ、本を読み終えるまでの間に、思いついたことや新たな発想のもととなるヒントなどを忘れてしまうかもしれません。
そこで、本を読みながら感じたことや浮かんだことも含めて、メモをしておくのがおすすめです。

付箋などに書き入れて、アイデアが浮かんだページに貼っておくと、読み終えた後に振り返って見ることができます。

 

遅読のメリット⑤
本の購入費や保管スペースが抑えられる

読書が趣味の人や、電車に乗っているときに本を読む、というような人が速読をしている場合、多くの本を読むために多くの費用がかかることが考えられます。

また、大量の本を購入するとなると、広い保管スペースも必要になるでしょう。
図書館を利用する方法もありますが、読みたい本が見つからない場合もあります。
電子書籍なら保管スペースは不要ですが、電子化されている本は限られていますし、紙の本の感触が好きという人もいるはず。

遅読の場合、一定の期間で読む本の冊数が少ないため、本の購入費用や保管スペースに悩まされることなく、読書を楽しめることもメリットのひとつです。

 

「遅読」で本一冊一冊を財産にしよう

遅読をしていると、本の内容が頭に入りやすく、しっかり理解することができます。
遅読は一冊一冊の内容を今後の糧にしやすい読み方です。本で学んだことをあなたの財産にしていきましょう。

 

せっかく読んだ本ですから、内容をノートに記録しておき、振り返れるようにしておくのもおすすめです。
読書ノートの書き方を詳しく紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

 

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