マインドマップ読書術とは?|マインドマップ読書術のやり方とメリット
読書にマインドマップを取り入れた読書術が話題になっています。
多くの本を読む愛読家にとって、マインドマップの作り方は知って損はない情報ですよ。関連書籍も数多く見られるようになっています。
ここでは、マインドマップ読書術とはそもそもどんなものなのか、またどんな効果やメリットがあるのかをご紹介します。
マインドマップ読書術ってなに?
マインドマップは、イギリスの教育者であるトニー・ブザン氏が開発した思考法メソッド。頭の中で起こっている事を目に見えるようにして整理する表現方法です。
トニー氏のマインドマップについての著書の中にも、マインドマップ読書術は記されています。これが大元となって世の中に様々なマインドマップ読書術が広がっているのです。
読んだ本をマインドマップ化して記録、記憶に残す……。本来の読書効率を上げる目的で、多くの人に使用され続けています。
マインドマップ読書術はこんな人に有効
マインドマップ読書術は以下のような人にきっと役に立つでしょう。
・ビジネス書を読み終えて大きな学びも変化も感じないうちに新しい本のページを開いてしまう人。
・良書と言われる書籍を多く読んでいるのに、実践に活かせていない人。
・集中力が続かず、本の内容が頭に入ってこないと感じることが多い人。
・ビジネス書からの学習効率をとことん上げたい人。
・箇条書きの読書メモをもっと効率的に残したい人。
当てはまった方はいるでしょうか?
マインドマップ読書術の基本的な方法
それでは基本的なマインドマップ読書術の方法をご紹介します。
◆読む前
マインドマップ読書術は、その本を読む理由、学びたいこと、どのように活かしたいか、既存の知識、質問などをまとめるところから始まります。
まず、ノートの真ん中に本のタイトルを書き、上記の理由、目的、質問などを追記します。
目次にさっと目を通して、章ごとに目についたキーワードを立ててマップに枝を付けましょう。
◆読んでいる途中
ポイントや発想、思い付いたことなどの枝を加えていきます。質問の答えなどが見つかったら追記します。
文字数は限りなく少なく、単語の形がベターです。全部を網羅しようと思わないで、印象深い内容だけを追加していきます。
◆読んだ後
読みながらマップ作成をした人は既にできあがっていると思います。読書に集中したい場合は、読後に思い出しながら作成するのも効果的です。
目的や質問を初めに考えることで、受け身ではなく、答えを探し出すために積極的な攻めの読書ができます。
色を変えたり、絵を描き入れたり、簡単な工夫をしておくと、あとで見返した時に思い出しやすいでしょう。コツは、必ず1枚の紙にまとめることです。
マインドマップ読書術のメリットとは?
マインドマップ読書術をするメリットは大きく3つあります。
1.読んだ内容を断片的にでもアウトプットすることで記憶に残りやすくなる。読んだビジネス書などの内容を素通りで終わらせることなく、理解を深めることができます。
2.記憶に定着していれば、その分だけ仕事や生活で実践する機会が増える。
3.マインドマップを作成することで、将来そのマップを見た時の記憶の蘇り方がより鮮明になり復習効果が高い。
これらを踏まえて、マインドマップ読書を始めてみませんか?
マインドマップ読書術が分かる本
『マインドマップ超入門』
トニー・ブザン(著)、近田美季子(監訳)
ディスカヴァー・トゥエンティワン
マインドマップの開発者であるトニー氏の著書。タイトルにある通り、初心者の方におすすめの1冊です。
最初は「マインドマップなんて本当にやる意味あるの?」なんて思って読み始めてみると、これが不思議! 思わず書いてみたくなってしまいます!
もしやってみようか悩んだときは、この本を読んでみてくださいね。
マインドマップ読書術を始めてみよう!
世の中で数多く紹介されているマインドマップ読書術ですが、プロセスに少しずつ違いがあります。
基本は抑えつつ、やりやすいようにアレンジを加えてもいいですね。
1冊を読み切る時間や本を買ったお金、そして一番大切な本の中身を無駄にしないために、あなたもマインドマップ読書術を取り入れてみませんか?
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