これで効率的に読書ができる!自分でできる速読トレーニング
更新日:2019/5/10
「読書はしたい、だけどなかなか時間がとれない……!」
そんな方は多いのではないでしょうか? せっかく読みたいと思っているのですから、なんとか時間を確保したいものですよね。
そこで提案したいのが、時間がなくても本を読むという願いを叶える「速読」です。
ここでは、そもそも速読とはなんなのか? そして、自分でできる速読トレーニングをいくつかご紹介していきます。
速読とは?
「速読」とは、文字通り本や新聞などを速く読むことです。
トレーニングしない状態で本を読むと、読むスピードは限られてしまいます。
しかし、少しずつトレーニングを積むことによって、読むスピードの限界を超えられるのです。
日本人の場合、だいたい3文字程度を1つとして捉えるのが一般的。これを速読によって5文字、10文字を1つとして捉えられるように訓練していきます。
その結果、本を読むスピードがそれまでの2~3倍。人によっては5倍にもできるのです!
速読によるメリットは、なんといっても効率よく本が読めて、時間の節約になること。
それだけでなく、これまで読書に費やしていた時間を短縮し、空いた時間を有意義に使えるようにもなりますよ。
どんな準備が必要?
まずは準備から始めましょう。
速読トレーニングをする際に用意したいのが、速読練習で使う本のほか、時間を計るストップウォッチです。
ストップウォッチがないと、どのくらい速く読めるようになったか客観的に見られません。
できれば、どのくらいの期間で速く読めるようになったかが分かるように、ノートやアプリを利用して記録しておきましょう。
また、速読で使用する本は、はじめは難易度の低いひらがなが多めのものがおすすめです。
漢字の多い本や難しい内容の本は、文から内容をイメージするのに時間がかかり、はじめての速読トレーニングには向きません。
自分でできる速読トレーニング法
では、さっそく速読のトレーニング方法をご紹介します!
1. 視点を素早く動かすトレーニング
速読でカギを握るのは、なんといっても「視点」です。
視点を素早く動かす。見える範囲を増やす。こうした視点のトレーニングをすることによって、速読レベルは格段にアップします。
まずは、視線を素早く動かすトレーニングから。
パソコンの画面を開いて、上の端、下の端を交互に、とにかく素早さを意識して見ていきます。
慣れてきたら紙を用意して、ランダムに1~10の数字を書き込み、1~10を順番に素早く目で追う練習を取り入れてみましょう。
2. 見る幅を広げるトレーニング
1の練習方法で視点が重要だと紹介しました。
速読では、視点を早く動かすことと同様、「見る幅」を広げることも大切です。
速読トレーニングのために準備した本を使って、できるだけ本のページに書かれた文字全体を視野に入れるようにしましょう。
とはいえ、そう簡単に視野を広げられるものではありません。
はじめのうちは、視野を広げると同時に意味を理解しようとしなくてもかまいません。
文字を理解するのではなく、頭に入ってくる文字を広げるのが目的。少しずつで良いので視野に入る文字を増やしていってください。
日常生活においても、散歩中にまっすぐ歩きながら視線を動かさず視界の横の方も見るように気を付けるとトレーニングになります。
3. 文字を塊で認識するトレーニング
1や2のベースのトレーニングをしたら、次はより実践的なトレーニング。
認識できる塊の文字を増やして、読むスピードを上げていきます。1回で認識する文字、10文字ほどを目標にしましょう。
一般的な本だとどこまでが一括りか、分かりにくいことが多いです。
1行あたり10文字から15文字前後であることが多い雑誌などをうまく利用して、1回で認識できる文字数を意識して1文字ずつ増やしていってください。
4.イメージ力トレーニング
意外に思われるかもしれませんが、ただ文字を認識するだけでは本の内容というのは頭にしっかり入ってこないものです。
そこで補助的なトレーニングとして必要となってくるのが、イメージ力を上げるトレーニング。
準備した本を使って、ひとつひとつの場面を想像しながら、ゆっくりで良いので読み進めていきます。
常にイメージを浮かべながら読書をするという癖付けをするわけです。
想像する癖をつければ、ある程度イメージがサポートしてくれるので内容が垂れ流しになって速読の意味がないという問題を解消できます。
コツコツトレーニングで速読をマスター
ご紹介したような速読トレーニングによって、速読の実感がわくのは個人差もありますが、1日30分~2時間のトレーニングを3ヶ月が目安。
1日、2日で速読は叶うものではありません。
1日1時間、2時間とすると難しく感じますが、30分でも良いのでコツコツトレーニングを積み重ねて身になる速読をマスターしましょう。
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