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第162回 芥川龍之介賞・直木三十五賞が発表されました!


更新日:2020/1/16

第161回 芥川龍之介賞・直木三十五賞が発表されました!

毎年上半期と下半期の2回発表される、芥川龍之介賞と直木三十五賞。
この2つは誰もが知る有名な文学賞であり、これらを受賞した作品はベストセラーになることもあります。

1月15日に、2019年下半期 第162回芥川賞・直木賞が発表されました! それぞれの作品をご紹介します。

【関連記事】芥川賞と直木賞の違いとは?

 

 

第162回 芥川賞

『背高泡立草』表紙

『背高泡立草』
古川真人(著)、集英社
※1/24発売

芥川賞は、古川真人さんの『背高泡立草(せいたかあわだちそう)』が受賞。古川さんは、今回4度目の候補での受賞となりました。

母親の実家・吉川家の納屋の草刈りをするため、親戚らと一緒に長崎にやってきた大村奈美。吉川家には<古か家>と<新しい方の家>があり、物語ではそれぞれの家にまつわる歴史や記憶を紐解いていきます。

 

ノミネート作品

木村友祐『幼な子の聖戦』(すばる11月号)

高尾長良『音に聞く』(文学界9月号)

千葉雅也『デッドライン』(新潮9月号)

乗代雄介『最高の任務』(群像12月号)

※敬称略、50音順

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第162回 直木賞

『熱源』表紙

熱源
川越宗一(著)、文芸春秋

直木賞は、川越宗一さんの『熱源』が受賞しました! 川越さんは、『天地に燦たり』で松本清張賞してデビューした大阪出身の作家です。

北海道の樺太を舞台に、アイヌと東ヨーロッパの民族問題を描いた歴史大河作品。故郷を追われ、ロシアと日本の間で翻弄され続けた樺太アイヌ人たちの物語です。
史実を元に書かれており、読むと胸が熱くなってきます。

 

ノミネート作品

『嘘と正典』表紙

嘘と正典
小川哲(著)、早川書房

共産主義の消滅を企むCIA工作員の物語『嘘と正典』含む、全6編を収録した短編集。SF、ミステリーがお好きな方におすすめです。

 

『スワン』表紙

スワン
呉勝浩(著)、KADOKAWA

巨大ショッピングモール「スワン」で起きたテロ事件の被害者をめぐる物語。予想のつかない展開に驚くばかりでした。

 

『背中の蜘蛛』表紙

背中の蜘蛛
誉田哲也(著)、双葉社

誉田さんが得意とする警察小説『背中の蜘蛛』。現代の警察について切り込んだ作品です。

 

『落日』表紙

落日
湊かなえ(著)、角川春樹事務所

映画監督の香と脚本家の真尋が、過去に起こった笹塚町一家殺害事件の謎を紐解いていきます。児童虐待や引きこもり、自殺などの重いテーマを扱った作品です。

※敬称略、50音順

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第161回 芥川龍之介賞

『むらさきのスカートの女』表紙

むらさきのスカートの女
今村夏子(著)、朝日新聞出版

~あらすじ~
家の近所に住んでいるむらさきのスカートの女のことが気になるわたし。彼女と友達になりたいわたしは、彼女に自分と同じ職場で働くように誘導するのだが――。

今村夏子さんの『むらさきのスカートの女』が第161回 芥川賞を受賞。今村さんは過去に『あひる』と『星の子』で芥川賞にノミネートされており、今回が初めての受賞になります。

むらさきのスカートの女が気になって仕方のない主人公が、彼女と友達になろうと画策。その狂気ともとれる行動の数々がコミカルに描かれます。

 

第161回 直木三十五賞

『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』 表紙

渦 妹背山婦女庭訓 魂結び
大島真寿美(著)、文藝春秋

~あらすじ~
浄瑠璃に魅せられた成章(近松半二)は、近松門左衛門の硯を使って浄瑠璃を書くことに。歌舞伎とともに盛り上がっていた浄瑠璃だが、徐々にその人気は衰退していく。
それでも書いて、書いて、書きまくった半二の運命は――。

浄瑠璃作者の近松半二の半生を描いた傑作。
ちなみに『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』は、「うず いもせやまおんなていきん たまむすび」と読みます。

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次回も気になる芥川賞と直木賞

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次回はどんな作品が選ばれるのか、今から楽しみですね!

これまでの受賞作品の一覧はこちら↓

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