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芸能人の筆力は侮れない!芸能人が書いたおすすめの本10選


お笑いコンビのピース又吉さんの書いた文学小説『火花』が芥川賞を受賞。
劇団ひとりさんの『陰日向に咲く』を原作とした映画がヒットするなど、お笑い芸人の方々が文学界で大活躍しています。
また、音楽界でも SEKAI NO OWARI の藤崎彩織さんの書いた『ふたご』が直木賞の候補になるなど、芸能人の書いた本が普通の小説と同じように注目されるようになりました。

 

ここでは、そんな芸人やミュージシャンなどが書いたおすすめの本をご紹介します。
芸能人が書いた本だからと侮ってはいけませんよ。

 

芸人が書いたおすすめの本

劇場
又吉直樹(著)、新潮社

東京で出会ったふたり。演劇界に生きる永田と、その恋人の沙希。
生きることにあまりに不器用な永田は、自分のダメさ加減を知りつつ、沙希の優しさについ甘えてしまう。
気付けばだんだんと二人の価値観のズレは大きくなり……。

 

芥川賞を受賞した『火花』よりも、又吉さんが先に書き始めていたという恋愛小説がこちら。
人の感情が又吉さん独特の繊細なタッチで描かれます。

救いようがなくて切ない気持ちになる、そんな不器用な恋の物語。
「会いたい人には会っておこう」そう思えるはずです。

⇒又吉直樹さんの作品はこちら

 

青天の霹靂
劇団ひとり(著)、幻冬舎

蒸発した母親を恨んでいる35歳の晴夫には、学歴も金もなければ、恋人もいない。
ある日、マジックバーで働いていた晴夫に、警察から1本の電話がかかってくる。
その内容に茫然としていると、晴れた空から雷が……。

 

デビュー作『陰日向に咲く』に次ぐ、劇団ひとりさん2作目の小説。2014年に大泉洋さん主演で映画化されました。
雷に打たれた晴夫は過去にタイムスリップ! そこで、若き日の父と母に出会い、自分の出生の秘密と母の深い愛を知ることになります。
家族の愛について考えさせられる感動の一冊ですよ。

⇒劇団ひとりさんの作品はこちら

 

余った傘はありません
鳥居みゆき(著)、幻冬舎

4月1日、エイプリルフールに生まれた双子のよしえとときえ。姉妹はいつも「どっちがかわいい?」「どっちと結婚したい?」などと競い合ってきた。
そんな2人には、誰にも言えない秘密があるのだが……。

 

異彩を放つ女芸人・鳥居みゆきさんの書いたミステリー短編集。
それぞれ独立したストーリーを持つ短編集ですが、全編を通してみるとすべて交錯していることに気付きます。
ホラーの要素、そしてシュールな世界観も感じさせる作品です。

⇒鳥居みゆきさんの作品はこちら

 

それでも花は咲いていく
前田健(著)、幻冬舎

お笑いやダンスなど、多彩な才能を持つ前田健さんによる書き下ろし小説。
秘密を抱え、思い悩むセクシャル・マイノリティーの人々がテーマの短編集です。2011年には、自身が監督・脚本を務めた同名の映画が公開されました。

 

9つの物語には、それぞれ花の名前が付けられています。
不器用ながらもなんとか前向きに生きようとする9人、9つの物語は、読み終わった後に「人に優しくしよう」と思える愛をくれるはずです。

 

ミュージシャンが書いたおすすめの本

ふたご
藤崎彩織(著)、文藝春秋

夏子にとって、1学年先輩の月島はとても大きな存在。
夏子は破天荒な月島に振り回されてばかりだが、彼は夏子が知らなかった世界を見せてくれる人で……。

 

男女4人組バンド SEKAI NO OWARIの藤崎彩織さんの小説。第158回直木賞の候補となったことで注目を集めました。
孤独な少女が、強烈な個性を持つ少年に惹かれることで生まれる葛藤が丁寧に描かれています。
SEKAI NO OWARIを知る人にとって、藤崎さんの自伝とも読める小説です。

 

Burn.-バーン-
加藤シゲアキ(著)、KADOKAWA

かつて天才子役と言われた新進気鋭の舞台演出家レイジ。
有名人だったことでいつも孤独を抱えていたレイジだが、ホームレスの徳さんや、ドラッグクイーンのローズのおかげで徐々に人間らしくなっていく。
ところがレイジは、彼らとの居場所だった公園から引き離されてしまい……。

 

男性アイドルグループ・NEWSのメンバーである加藤シゲアキさんによる3作目の小説。
どの登場人物もしっかりと個性を持ち、孤独で優しい者同士の強いつながりを感じられます。
現実に向き合う勇気を教えてくれる、読み応え抜群の作品です。

⇒加藤シゲアキさんの作品はこちら

 

アントキノイノチ
さだまさし(著)、幻冬

同級生とのトラブルで高校を中退した杏平は、遺品整理業社で見習いとして働くことに。
死に対して誠実に向き合う仲間たちと接するうちに、人間関係に臆病になっていた杏平の心がほぐれ始め……。

 

ミュージシャンであるさだまさしさんの長編小説。2011年には、岡田将生さんと榮倉奈々さん主演で映画化されました。
いじめなどの人間関係に悩む人にぜひ読んでほしい作品。生き抜くことの厳しさと同時に、命の大切さを痛感させられる一冊です。

⇒さだまさしさんの作品はこちら

 

俳優の書いたおすすめの本

アナログ
ビートたけし(著)、新潮社

喫茶店で出会った女性と恋に落ちた30代のインテリアデザイナー。
お互いの連絡先は知らず、「毎週木曜日に喫茶店で会う」という約束だけしているのだが……。

 

芸人としてはもちろん、俳優・映画監督としも活躍するビートたけしさんの恋愛小説です。
作品に描かれる恋愛模様や友情を見ると、ほっこりと優しい気持ちになるでしょう。
デジタルになりつつある世の中で、アナログな約束をした2人の恋の行方をぜひ見届けてくださいね。

⇒ビートたけしさんの作品はこちら

 

大泉エッセイ 僕が綴った16年
大泉洋(著)、KADOKAWAほか

俳優として活躍する大泉洋さんが1997年からの16年間を綴ったエッセイ集。

大泉さんの両親、祖父との関わりなど、テレビでは知ることのできない彼の貴重な一面を見ることができます。
文庫版ではさらに2年分が追記され、結婚についての書下ろしが追加されているので、あわせて読んでみてくださいね。

今ではすっかり有名となった大泉さんですが、その背景にはたくさんの苦労があります。大泉ワールドをたっぷりと堪能できる一冊ですよ。 

 

いのちの車窓から
星野源(著)、KADOKAWA

俳優としてもミュージシャンとしても活躍する星野源さんのエッセイ集。

共演した多くの俳優さんや女優さんたちとの微笑ましいエピソードが盛りだくさん!
星野さんの、芸能界での交友関係が覗けるのが特徴です。
その一方で、辛辣なことも書かれており、星野さんの魅力を存分に感じられることでしょう。

曲作りにまつわるエピソードでは、ヒット曲誕生の背景を知ることができて非常に興味深いです。
ときに軽やかに、ときに深く、ミュージシャンらしい感情豊かな星野さんの日常を覗いてみてはいかがでしょうか。

⇒星野源さんの作品はこちら

 

純文学からエッセイまで、芸能人の筆力を実感できる本

芸人からミュージシャン、俳優まで、様々な芸能人の本をご紹介しましたが、読み応えのある本ばかりです。
皆さん、多方面に才能を持っていることを痛感させられます。
芸能人の書いた本なんて……と思わずに、まずは一度読んでみて下さいね。