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【小説】読まずには眠れない!おすすめ“夜ふかし本”


更新日:2015/9/15

読まずには眠れない、その名も「夜ふかし本」をご用意いたしました。

王道の名作から、隠れた名作。ミステリーから青春小説まで。
ページをめくる手が止められない、どんどん続きが気になるおすすめ小説です。

 

青春小説

恩田陸『夜のピクニック』

夜のピクニック

夜のピクニック
恩田陸(著)、新潮社

高校生活最後を飾るイベントの「歩行祭」とは、全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通す北高の伝統行事。そこでさまざまな人間模様が繰り広げられていく、爽やかな青春小説です。

 

三浦しをん『風が強く吹いている』

風が強く吹いている

風が強く吹いている
三浦しをん(著)、新潮社

素人混じりのランナーたちが箱根駅伝に挑む物語。
走る事(=生きること)に夢中で突き進んでいく10人の姿を見届けずにはいられません。タスキをつないで向かっていくゴールの先には、何が待っているのでしょうか……?

 

重松清『きよしこ』

きよしこ

きよしこ
重松清(著)、新潮社

言いたいことがあるのに、言うことができない少年きよし。いつも悔しかった。何でも話せる友達が欲しかった。ある時、ふしぎな「きよしこ」と出会い……。

きみはひとりぼっちじゃない! とてもあたたかい物語で、あっという間に読んでしまいます。

 

ミステリー小説

宮部みゆき『今夜は眠れない』

今夜は眠れない

今夜は眠れない
宮部みゆき(著)、角川書店ほか

母親が突然、5億円を相続したことからすべては始まった――。
僕と親友の島崎は、真相究明の調査にのりだす。2人は、バラバラになった家族を取り戻せるのか? 読後感の良いライトミステリーです。

 

東野圭吾『白夜行』

白夜行

白夜行
東野圭吾(著)、集英社ほか

1973年、大阪のとある廃墟ビルで一人の質屋が殺される。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂。2人はその後、全く別々の道を歩んで行く。そして19年後――。

 

横山秀夫『64』

64

64
横山秀夫(著)、文藝春秋

64――、昭和64年に起きたD県警史上最悪といわれる未解決の少女誘拐殺人事件。これをめぐり、刑事部と警務部が全面戦争に突入。元刑事の広報官、三上は己の真意を問われる。

2013年、このミスの1位に輝いた究極の警察小説。

 

高村薫『レディ・ジョーカー』

レディ・ジョーカー

レディ・ジョーカー
高村薫(著)、新潮社

ビール業界最大手・日之出麦酒の社長が誘拐される事件が発生。
未曾有の企業テロはなぜ起きたのか? 男たちを呑み込む闇社会の凄絶な営みと暴力を描く、社会派ミステリーの最高峰です。

 

原田マハ『楽園のカンヴァス』

楽園のカンヴァス

楽園のカンヴァス
原田マハ(著)、新潮社

アンリ・ルソーの名作「夢」が2つ存在する…!? どちらが真作か、贋作か? 正しく判断した者に作品の取り扱い権利を譲渡されることに。研究者に与えられたリミットは7日間。

深まる謎、スリリングなストーリー展開は、美術に詳しくなくても一気読み間違いなしです。

 

殊能将之『ハサミ男』

ハサミ男

ハサミ男
殊能将之(著)、講談社

猟奇殺人犯「ハサミ男」が主人公で、“大どんでん返し”を楽しめる小説として有名な本作。なのであまり内容を知らず、まっさらな状態で読むことをおすすめします。

 

奥田英朗『邪魔』

邪魔

邪魔
奥田英朗(著)、講談社

ごく平凡な人たちが堕ちていく――。
夫の勤務先の放火事件を機に、どんどん崩壊していく家庭をこんなにも恐ろしく描けるなんて…! 日常に潜む悪夢、やりきれない思いを、疾走するドラマに織りこんだ傑作。

 

時代・歴史小説

北方謙三『水滸伝』

水滸伝

水滸伝
北方謙三(著)、集英社

国は乱れ、民は困窮。そんな12世紀の中国・北宋末期が舞台。腐敗した政府を倒そうと、漢(おとこ)たちは立ち上がる!自らの命を懸けて闘う彼らの姿から、目が離せません。

 

浅田次郎『壬生義士伝』

壬生儀士伝

壬生義士伝
浅田次郎(著)、文藝春秋

家族のために盛岡藩を脱藩した武士、吉村貫一郎の生涯を描く。
平成の泣かせ屋・浅田次郎の描く新選組! 文句ナシの夜ふかし本です。

 

その他小説

村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド
村上春樹(著)、新潮社

計算士である「私」の冒険「ハードボイルド・ワンダーランド」と、影を失くした僕の美しい描写に満ちた「世界の終り」の2つの世界。
一見無関係な物語が、交互に同時進行し、徐々に重なりあっていきます。

 

盛田隆二『散る。アウト』

散る。アウト

散る。アウト
盛田隆二(著)、光文社ほか

家族も仕事もなくした木崎耕平は、尾形という男に出会ったことから国際犯罪に巻き込まれていく……。まるでジェットコースターに乗っているかのようなハラハラ感がたまりません!

 

小野不由美「十二国記シリーズ」

月の影影の海

十二国記シリーズ
小野不由美(著)、講談社ほか

古代中国思想を基盤とした、十二の国が舞台の異世界ファンタジー。巻数は多いですが、ストーリーの骨格がしっかりとしていて、読み始めたら次から次へと一気読みしてしまいます。

【関連記事】「十二国記シリーズ」とは? 傑作ファンタジー小説の魅力に迫る!

 

寝不足必至の作品を読もう!

以上、おすすめの15作品をご紹介させていただきました。

読みたい作品はありましたか? どれも寝てしまうのがもったいないくらい面白い小説です! 寝不足に注意しつつ、読んでみてくださいね。

【おすすめ記事】100年後も残したい本・漫画

 

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