男性へのプレゼントに迷ったら「本」がおすすめ!趣味別、男性に贈りたい本
お友達や家族、恋人など、男性へのプレゼントに何をあげたらいいか悩みますよね。
そんなあなたにおすすめしたいのが、「本」のプレゼントです。……とはいえ、本のチョイスは少し難しいところ。
そこで今回は、男性がもらってきっと喜ぶ本を趣味別、好きなこと別にピックアップしてご紹介します。
釣りが好きな男性にはこの本!
『オーパ!』
開高健(著)、集英社
日本のノンフィクション作家の開高健さん。
食と釣りの世界を徹底し、極めた人生を送った開高さんのワイルドなエッセイは、少年の心を持ち続ける男性の心をつかんでやみません。
その開高さんのアマゾン紀行をまとめたのがこの作品です。
ピラニアをはじめ巨魚・怪魚が生息する、アマゾンの大河で魚釣りをした体験をはじめ、ブラジルで食べた珍しい食物の話など、ユーモアを交えて描かれています。
釣り好きな人はもちろん釣りをしたことがない人も、釣りの面白さ、奥深さを知ってワクワクするようなエッセイになっています。
珈琲が好きな男性にはこの本!
『大坊珈琲店』
大坊勝次(著)、誠文堂新光社
珈琲を飲む、楽しむ時間を愛してやまない男性にプレゼントしたいのがこの本です。
自ら豆を選び焙煎し、ネルドリップで入れるという38年間変わらないスタイルで営まれていた「大坊珈琲店」。
リラックスした空間で飲む味わい深い珈琲を求めるお客さんは数多く、著名人のファンも少なくありませんでしたが、2013年に惜しまれつつ閉店しました。
その閉店時に1000部限定で制作された自費出版の本が評判を呼び、改訂したものがこの本です。
店主による珈琲にまつわるエッセイや、写真家の関戸勇さんによるお店の写真。永六輔さんなど、この店を愛する35人による寄稿文で構成されています。
珈琲の魅力をより感じられる一冊ですよ。
走ることが好きな男性にはこの本!
『走ることについて語るときに僕の語ること』
村上春樹(著)、文藝春秋
「村上春樹さんの小説が好き」という男性は多いのではないでしょうか。本作は、村上さんが「走ること」をテーマに綴るエッセイです。
世界的な人気を誇る小説家である村上さん。作家を専業としてやろうと決意したときから毎日走ることを決め、今では世界各地でマラソンレースに参加するほど、本格的に取り組んでいます。
では、走ることは、村上さんの生き方や小説にどのような影響をもたらしているのでしょうか?
村上ファンはもちろんのこと、何か運動をはじめたいと思っている男性へのプレゼントにもおすすめです。
カレー、料理が好きな男性にはこの本!
『いちばんやさしいスパイスの教科書』
水野仁輔(著)、パイインターナショナル
カレーが好き、という男性は多いですよね。自分でカレーを作る人も少なくありません。
そんなカレー、料理が好きな男性におすすめなのが、カレー料理研究家である水野仁輔さんの書いた『いちばんやさしいスパイスの教科書』です。
水野さんのカレーは、最低限の労力で最大限の味を引き出すのが特徴。
スパイスを知り尽くした水野さんのイラスト付きの分かりやすい説明を読んで、カレーを作ってみてはいかがでしょうか。
スパイスの効能やブレンドのテクニックが身につき、いつものカレーがワンランクアップすること間違いなしです!
少年のような心を持つ男性にはこの本!
『マイクロシェルター』
デレク・ディードリクセン(著)、金井哲夫(訳)
オライリー・ジャパン
ツリーハウスやトレーラーハウス。少年の心を持ち続ける男性にとって、小さいけれど自分だけの秘密基地は憧れです。
この本は、廃材等を利用して実際に作ったさまざまな小屋が掲載されています。実際に作る方法や細かい部分へのこだわり、アイデアが写真付きで細かく載っているので、読めば非常にワクワクしてくるはず。
その気になれば、この本を参考に自分でも秘密基地を作ることができます。見るだけで夢が広がる一冊です。
文房具にこだわりのある男性にはこの本!
『文房具図鑑 事務用品』
山本健太郎(著)、いろは出版
文房具にこだわりを持っている、文房具が好きな男性に贈りたいのがこの『文房具図鑑 事務用品』。実際の文房具選びにも重宝します。
実はこの本、文房具を愛する小学6年生の男の子が、夏休みの自由研究で作った「文房具図鑑」をもとに作られているんです。
あまりのクオリティの高さにたちまちSNSで話題となり、マスコミにも取り上げられ注目を浴びました。
168個の文房具を、すべて手書きのイラスト付きで紹介。プロの文房具ライターも思わず唸ってしまうほど、それぞれの文房具の長所や短所が的確、そして自由に語られています。
ダンディズムに憧れる男性ならこの本!
『ヨーロッパ退屈日記』
伊丹十三(著)、新潮社ほか
伊丹十三さんといえば『お葬式』や『マルサの女』など、さまざまな話題作を世に生みだした映画監督です。しかしそんな伊丹さんは、エッセイストとしても高い評価を得ていました。
この本は、1960年代に伊丹さんが俳優としてヨーロッパに滞在していたころの印象をまとめたエッセイです。ユーモアを織り交ぜながら、西洋文化の本質に迫った文章は、ダンディズムに憧れる男性の心を揺さぶります。
伊丹さんのこだわりを、存分に楽しめるエッセイですよ。
のんびりしたい男性、猫好きな男性ならこの本!
『カンバセイション・ピース』
保坂和志(著)、新潮社ほか
男性にも人気の小説家、保坂和志さんの『カンバセイション・ピース』。世田谷にある築50年の古い一軒家に暮らすことになった、作家と妻、そして3匹の猫が主人公です。
410ページのボリュームある本ですが、哲学的な文章が随所に見られ引き込まれます。特別なことが起こるわけではない日常が、とても愛おしく思える作品です。
猫の存在感も大きいので、猫好きの男性へのプレゼントにもおすすめですよ。
アウトドア好きの男性にはこの本!
『焚き火の達人』
伊澤直人(監修)、地球丸
アウトドア好きの男性にぜひおすすめなのがこの本。
焚き火は男のロマン、キャンプ等で上手に火をおこせる男性は羨望の的です。
この本は火のおこし方の基本から薪の組み方まで、焚き火について徹底的に網羅されているので、何か一つ極めたいと思う男心をつかむ一冊ですよ。
「健康」の意識が高い男性にはこの本!
『最高の体調』
鈴木祐(著)、クロスメディア・パブリッシング
「最近疲れていそう……」という男性におすすめなのがこの本。
人気ブロガー鈴木祐さんの『パレオな男』というブログからまとめたものです。鈴木さんが、体調が悪くなる原因や体に良いことや食べ物を徹底的に調べ、実践したことがまとめられています。
現代人が抱える根本的な問題をあぶり出して解決していこうとするアプローチは、科学的で男性にも納得しやすい内容になっています。
絶妙なチョイスをしてプレゼントしよう
本のプレゼントって、実際のところ選ぶのがとても難しいですよね。
本をあげた人がその本をもらって喜ぶかどうかは、その人のことをどれだけ分かっているかにも関わってきます。
相手のことを思いやって、一番欲しいであろう本を選んで贈ってみてくださいね。
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