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こ……これはインパクトありすぎ!! 【衝撃的なタイトルの本】


ギョッとして二度見しそうなタイトルの本ってありますよね。本屋さんにこんなタイトルの本を置いて大丈夫なのか、心配にすらなってしまいます。でも、ちょっと覗いてみたい……。

そんなインパクト抜群な一風変わったタイトルでも意外と真面目な内容だったり、タイトルだけで想像力を掻き立てられて、ワクワクさせてくれたりもします。

 

今回は、思わず手にとってしまう「衝撃的なタイトルの本」をご紹介します。

 

“ハゲ”に真剣に向き合う
『ぼくらはみんなハゲている』

『ぼくらはみんなハゲている-マイ・ライフ・アズ・ア・ハゲ-』
藤田慎一(著)、太田出版

様々な“ハゲ”を調査・取材するルポルタージュ。

ハゲていれば好奇の目で見られるかもしれない、そうでなくともカツラ疑惑が浮上してしまいそうな、手に取るのを躊躇してしまうタイトルです。

真剣に悩んでいる人にとっては怒り心頭でしょうが、実は著者の藤田真一氏もどうやらハゲているようです。

 

最先端の育毛技術を試したり毛髪に関する産業について調べていたり、決して“ハゲ”をからかってタイトルにしているわけではありません。

また、モテるハゲ、カツラをかぶるハゲなどハゲゆく人々の心の内を聞き出し、誰もがタブーにしたがる“ハゲ”に真剣に向き合っています。直面するコンプレックスを隠す必要はない、ありのままの自分を受け入れることに気づかせてくれる作品です。

 

高い育毛技術や高級カツラをご購入をお考えの方は一読の価値あり。

 

セクシー路線の本!?
『「おっぱい」は好きなだけ吸うがいい』

『「おっぱい」は好きなだけ吸うがいい』
加島祥造(著)、集英社

育児本ならまだしも一般的な書籍コーナーに「おっぱい」という文字があるだけで、なぜかいたたまれないような気持ちになりませんか? それを好きなだけ吸えと。

どんな内容かと興味はそそられるけど、堂々と読むのは気が引けてしまいます。

 

著者の加島祥造氏は古典翻訳で名高い英文学者であり、大学で教壇に上っていた方です。本書に出てくる「おっぱい」はセクシーなタイプではなく赤ちゃんのための「おっぱい」。そして、中国の哲学者・老子の思想について書かれた本なのです。

 

「おっぱい」を好きなだけ吸うがいいというのは老子思想のある一節を意訳したもので、「おっぱい」を好きなだけ吸っていた赤ちゃんの頃を「初めの自分」と表現されています。

「あるがままに暮らすべき」という老子の根幹的思想が語られており、セクシー要素は皆無な作品でした。

 

 

子供ウケしそう。
『いいにおいのおならをうるおとこ』

『いいにおいのおならをうるおとこ』
ジル・ビズエルヌ(著)、ロクリン社

これまた衝撃のタイトルです。中国の民話を元にしたフランス発の絵本なのですが、大人の思いとは裏腹に子供たちのハートはきっとガッツリ掴んでくれるでしょう。

 

欲張りな兄と正直な弟の兄弟といった、昔話にはありがちな設定なのに「おなら」を売るという発想はどこからきたのでしょうか。

ある豆を食べたらいい匂いのするおならが出るようになり、おならを売って大金を得ていた弟。そんな弟を真似して同じく豆を食べ、パーティーで披露するという兄の不穏な行動にドキドキさせられます。素朴で可愛らしい挿絵が余計におかしさを助長させ、子供だけでなく大人もハマるはず。

 

2016年に『第9回 日本タイトルだけ大賞』ノミネート、夢眠ねむ賞を受賞していますが、タイトル以上にインパクトのある内容の作品です。

 

思春期の子供とガチトーク
『お父さんがキモい理由を説明するね-父と娘がガチでトークしました-』

『お父さんがキモい理由を説明するね-父と娘がガチでトークしました-』
中山順司(著)、泰文堂

世のお父さんが号泣しそうです。タイトルだけで、作者の中山順司氏はおそらく思春期真っ只中の娘さんをお持ちなんだろうな、と思ってしまいます。

 

子供が大人になりつつある微妙な時期の一般的な成長ではありますが、自分がキモい理由を娘さんから聞き出し、話し合った中山順司氏はかなり心の強い方だとお見受けしました。

三ヶ月にもわたってそのガチトークは繰り広げられますが、途中で奥様が乱入、さらにお祖父様も巻き込んで、割と大変なことになっています。

 

あの手この手で娘と話し合い、接点を深めようとするお父さん。死生観や恋愛(奥様によるまともな彼氏のつくり方講座)など、思春期の子供とするのは難しそうな内容をお互い真面目に語り合うというのはとても画期的だなと思います。

家族の在り方を見つめ直させてくれる素敵なガチトークでした。

 

オカルト誌発の英会話本
『ムー公式 実践・超日常英会話』

『ムー公式 実践・超日常英会話』
宇佐和道(著)、学研

英会話や英語教育などの実用書はたくさんありますが、まさかオカルト・ミステリー情報誌である月刊ムー公式の英会話本が出ているとは思いませんでした。

 

もし、あなたが海外旅行先のホテルの部屋で、心霊現象が起きてしまったら? 友人がUFOで異星人に連れ去られてしまったら? とっさの出来事に対処する為にも、普段あまり使わないような英単語や表現方法は知る必要があるでしょう。

 

日常生活において、いつ超常現象がわたしたちの身に起こるかは誰もわかりません。備えあれば憂いなし、一家に一冊、ムー民もそうでない方も来るべき時のためにしっかり学んでおきましょう。

「なかなか幽霊や妖怪に出会う機会がない」という方は、オカルト用語を入れ替えれば普段の英会話にも活用できます。英語が苦手なお子さんをお持ちの方にもおすすめですよ。

 

タイトルだけでも面白い!

衝撃的なタイトルの本は、良い意味で期待を裏切ってくれて、読む前から楽しみを作ってくれます。

本のタイトルとは、著者の思いがたくさん詰まった大切なもので作品の顔といっても過言ではありません。

「おっ」と目を引く衝撃的なタイトルの本を見つけたら、ぜひ躊躇せずに扉を開いてみてください。

 

■ご紹介した「衝撃のタイトル」の本

ぼくらはみんなハゲている-マイ・ライフ・アズ・ア・ハゲ-
藤田慎一(著)、太田出版

「おっぱい」は好きなだけ吸うがいい
加島祥造(著)、集英社

いいにおいのおならをうるおとこ
ジル・ビズエルヌ(著)、ロクリン社

お父さんがキモい理由を説明するね-父と娘がガチでトークしました-
中山順司(著)、泰文堂

ムー公式 実践・超日常英会話
宇佐和道(著)、学研

 

まだまだあります。「タイトルが衝撃的な本」↓↓