壮大な絶景を楽しむ本|この世のものとは思えない美しさに感動!
更新日:2019/10/16
大自然が作ったこの世のものとは思えない雄大な景色や、人間が作った荘厳な建築物と街並みが織り成す美しい眺め。それが「絶景」です。
一度は見てみたいと思いながらも、なかなか行くことができないということも多いのではないでしょうか。
今回は、そんな絶景を旅する気分になれる写真集や、紀行文のほか、実際に絶景を見てみたい!という方に、おすすめのガイドブックなどをご紹介します。
地球上の絶景
『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』
『死ぬまでに行きたい!世界の絶景』
詩歩(著)、三才ブックス
Facebookで紹介された絶景を1冊にまとめ、美しい写真とそれぞれのスポットを旅する際のガイドがコンパクトにまとまっています。
海外・日本を問わず、地球上のあらゆる地域の絶景スポットが網羅されています。
フィンランドのオーロラや、海水の透明度が高くボートが浮いて見えるというイタリアのランペドゥーザ島などの、自然が作った絶景。
そのほか、モロッコの旧市街地シャウエン、トルコの奇岩地帯にある地下都市カッパドキアなど、人の手によって作られた絶景も!
Facebookに寄せられた体験談も掲載されているので、実際にその場所へ行ってみたい! という方の参考にもなる1冊です。
美しくて不思議な「樹」
『世界の巨樹と絶景の森』
『世界の巨樹と絶景の森』
濱野周泰(著)、学研マーケティング
この本は、「樹」に特化した一冊。
5つの地域別に、古代の森林風景や、信仰の対象にもなっている巨木、美しい並木道など幅広く紹介しています。
屋久島のスギ原生林など、日本人にとって馴染みのある森林のほか、マダガスカルのグランディディエリ・バオバブなど、SF映画に出てきそうな一風変わった珍しい植物も掲載。さまざまな巨大植物を堪能できます。
写真が多く、どれも迫力があるのでパラパラとページをめくるだけでも大きな森の中に迷い込んだような気持ちにさせてくれます。
旅好きの方にはもちろん、植物好きの方や、登山が好きな方などにもおすすめできる1冊です。
自然が作った神秘の世界
『地球不思議の旅 大自然が生んだ絶景』
『地球不思議の旅 大自然が生んだ絶景』
アフロ、アマナイメージズ(著)、パイインターナショナル
大自然の力で生み出された驚きの風景。そんな奇妙で不思議な美しい眺めを、壮大な写真とともに味わうことのできる写真集です。
表紙の絶景は、アメリカにあるフライガイザー。まるでペンキを塗ったような鮮やかな色の岩から熱水が噴き出しているという奇妙なもので、本を開く前から期待が高まります。
そしてページを開くたびに、虹色の温泉、クリスタルの洞窟、卵のような巨岩など、「地球上に、こんな風景の場所があるのか!」と驚かされる写真が次々に目に飛び込んできます。
どれも、現実のものとは思えない不思議で美しい光景ばかり。なぜこのような風景が出来上がったのかを知りたい知的好奇心も満たされます。
死ぬまでに一度は見てみたい!
『極北の絶景 パノラマ・オーロラ』
『極北の絶景 パノラマ・オーロラ』
田中雅美(著)、河出書房新社
著者の田中雅美さんは、オーロラを20年以上撮り続けている写真家です。本作には、全方位撮影された、カナダの神秘的で感動的なオーロラの世界が広がります。
実際に見ているような、大迫力の写真が127点収録されていますよ。これがもう、感動でした!
さらに本作はDVD付き! オーロラの映像をリアルに体感できるんです。オーロラの魅力に、ぜひ癒やされてみてはいかがでしょうか。
世界中から集めた白銀の世界!
『死ぬまでに見たい! 雪と氷の絶景』
『死ぬまでに見たい! 雪と氷の絶景』
エクスナレッジ
冬にしか出会うことのできない、白銀の世界を集めた一冊。ヨーロッパ、北米、アジアなど、さまざまな地域の「雪と氷の絶景」を楽しめます。
登るには多くの危険を伴う雪山ですが、その美しい絶景にうっとりしてしまうから不思議です。自然がつくり出す、雪と氷の儚い美しさを、この本で味わってみてくださいね。
実際に絶景を見に行ったときの交通費や、現地の情報も満載。世界のお土産もイラストで紹介されているのが嬉しいですね。
これぞまさに地球の奇跡!
『星と海の楽園』
『星と海の楽園』
KAGAYA(著)、河出書房新社
なんとも不思議ながら、ため息が漏れてしまうほど美しい表紙。
本書は、空と海を同時に写し出す構図に思わず魅了される写真集です。ドローンで撮影された写真も収録されていますよ。
まるで合成かと思うほどの美しい世界。でも、どの写真も地球上に実際に存在する光景です。空にも、星にも、海にも、それぞれ違った表情があることに改めて気づかされました。
どれもとことん芸術的で、吸い込まれる魅力のある写真ばかりです。
独創的な建築物だらけ!
『一度見たら忘れない奇跡の建物 異彩を放つ世界の名建築100』
『一度見たら忘れない奇跡の建物 異彩を放つ世界の名建築100』
MdN編集部(編)、エムディエヌコーポレーション
本書には、世界の美しい建物が100件掲載されています。
各地の珍しい建物が満載で見応え抜群。博物館、美術館、駅、空港、図書館など、建物自体がアート作品のひとつのようです。
今まで「何この建物!」なんて思ったことはありませんか? 世の中には、ちょっと変わった、だけど美しい建築物がたくさん存在するんですね。
タイトルの通り、一度見たら忘れられない建築物。なんだこの線は! なんだこの棒は! などなど、驚きがたくさん詰まっています。
美しい空を見つけるためのヒントがいっぱい!
『すごい空の見つけかた』
『すごい空の見つけかた』
武田康男(著)、草思社
気象予報士であり、空を撮る写真家の武田康男さんの著書『すごい空の見つけかた』。武田さんが30年間写真を撮り続けてきたなかで出会えた写真が、40点あまり収録されています。
赤い雲や稲妻など、普段なかなか見ることのできない空の表情。空にも、さまざまな表情があるのだと驚き、なんだかワクワクしました。
下を向いて歩くのはもったいない! 空を見上げて歩きたくなる一冊です。
気軽に絶景を♪
『ニッポンの絶景鉄道』
『ニッポンの絶景鉄道』
富田文雄、山梨勝弘、山梨将典、小川秀一、佐藤尚(写真)
パイインターナショナル
より気軽に絶景を見に行きたい方には、こちらの本がおすすめです。
5人の写真家による、「鉄道」と「絶景」のコンビネーションを楽しむ写真集で、小さなローカル線の電車が山や海などの自然の中を走る姿がおさめられています。
海外の絶景写真集のような、壮大さや奇抜さはありませんが、穏やかな日本の原風景の中を1両や2両編成の小さな電車が走り抜けていく写真に心癒やされます。
電車好きの方、旅好きの方、風景写真が好きな方におすすめの写真集です。
実際に絶景を見に行く前に読みたい!
『思い立ったが絶景 世界168名所を旅してわかったリアルベスト』
『思い立ったが絶景 世界168名所を旅してわかったリアルベスト』
吉田友和(著)、朝日新聞出版
世界の絶景の多くは、見に行くまでにたくさんの時間、危険、苦労が伴うものです。絶景を旅するには、実際に行ったことのある方のリアルな体験談は貴重な情報になります。
この本は、「絶景」をテーマにした読み物で、紀行文とも少し違った変わった構成。これから実際に絶景を見に行こうと思っている方にはおすすめです。
計画段階から現地での様子までが紹介されているので、イメージがしやすく、旅の参考にもなりそうです。文章が中心ですが、一部にカラー写真も付いているので、写真と文章の両方を楽しむことができますよ。
「一度は見てみたい!」それが絶景
旅好きな方なら、一度は絶景を見てみたいと思ったことがあるのではないでしょうか?
なかなか自分で行くことは難しくても、こういった本を読むことで、ちょっとその気分を味わうことができます。
もちろん、どうしても行ってみたい! と気分が高まったら、ぜひガイドブックや旅行記を手にとって、旅の計画を……。
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