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舞台は幕末!激動の時代を描いた歴史小説おすすめ6作


歴史・時代小説の中で「幕末」ものには、魅力的な人物が登場する小説がたくさんあり、作家たちがそれぞれの目線で魅力的な登場人物を描き、読者を夢中にしてくれます。

幕末ものファンの方々には、きっとお気に入りの人物がいるでしょう。
実在した、時代を動かした人の話は面白いですし、勉強にもなります。幕末が舞台になった小説をご紹介します!

 

新撰組の策士、土方歳三の生涯

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燃えよ剣
司馬遼太郎(著)、文藝春秋

新撰組ファン、興味のある方にイチオシなのが『燃えよ剣』です。新撰組の策士、土方歳三の生涯を主に描いています。

沖田総司、近藤勇らと共に新撰組を結成。そして、箱館で散るまでの間、彼が新撰組の副長として裏方で活躍しました。
時には憎まれ役にもなって組を統率していった、「組織作り」の策士としての面白さがあり、組織の中で働く人にはとても勉強になります。

会話の口調が良く、読みやすい文体なのでスラスラ読めるでしょう。
これを読むと、筋の通った男のカッコ良さがきっとわかるではず! 何度も読みたくなる1冊です。

 

坂本竜馬の劇的な生涯とは

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竜馬がゆく
司馬遼太郎(著)、文藝春秋

坂本龍馬の一般的なイメージは、この『竜馬がゆく』から来ているのではないかといわれるほどの大ヒット作品。(龍馬、竜馬ともに使われるようです)
何度もテレビドラマ化された人気の小説で、全8巻の長編作品です。

黒船を見て衝撃を受けた竜馬は、脱藩して浪人となり、勝海舟と出会います。
当時の日本は鎖国していましたが、竜馬は開国して貿易をしなければならないと考え、軍艦を手に入れようと資金調達に奔走。

この小説では彼を「ちょっと抜けたところがあるけれど、魅力的な人物」として描いているので、楽しみながら読み進められるでしょう!
竜馬の魅力を知りたい方におすすめの1冊です。

 

宮尾登美子さん、渾身の書

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天璋院篤姫
宮尾登美子(著)、講談社

江戸幕府 第13代将軍徳川家定に嫁ぎ、のちに天璋院となる女性・篤姫。彼女の壮絶な人生が描かれています。

周囲に後継を求められながら、子供を産むことができないのは家定が病身であったから……。「世継ぎを」という圧力に、辛い思いをしたからか、家定はたった二年で亡くなります。
その後篤姫は、天璋院として幕府のために力を注いでいくことになるのです。

鎖国、尊王攘夷、開国という嵐のような時代の中で生きる強い女性。
賢くて美しく、自分の役割にひたすら打ち込んで忠義を尽くすという篤姫ですが、「女として幸せだったのだろうか?」と考える読者は多いでしょう。

 

西郷隆盛を、淡々と描く

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西郷隆盛
池波正太郎(著)、角川グループパブリッシング

歴史・時代小説といえば池波正太郎さんの名前は必ず出てきます。『剣客商売』や『仕掛人』などのシリーズ作品が有名ですね。

本作は、幕末から明治維新までの「西郷隆盛」という人間の人柄や、維新への情熱について描いています。

池波さんが書いた『西郷隆盛』は、小説というより歴史解説のよう。
淡々と語られていく西郷の人生を読んでいけば、その偉業ぶりに誰もが驚かされることでしょう。

その描かれ方は池波さんのエンターテイメント性の高いシリーズに比べると「面白さ」のようなものは欠けるかもしれませんが、西郷隆盛がなぜこんなに人々に愛される存在であるのかが窺えるのです。
「西郷隆盛って、どんな人?」と思っている人におすすめです。

 

丁寧な取材、検証をもとに作られた作品

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回天の門
藤沢周平(著)、文藝春秋

歴史・時代小説を語る上で絶対に欠かせない存在、藤沢周平さんです。

その中で『回天の門』は、のちに新撰組となる面々を集めた人物ではありますが、実は倒幕思想を持っていた清河八郎のお話。
多くの小説や漫画などで描かれている清河八郎のイメージは、「なんだかいけ好かない嫌なヤツ」「裏切り者」といった声が多いですが、藤沢先生の手にかかるとどうなるのでしょう?

見方を変えると清河八郎は策士であり、自分の信条にブレることなく倒幕を目指す人。本作を読んで清河ファンになった人は多いのではないでしょうか。

 

坂本龍馬には、もう一人妻がいた?

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龍馬のもう一人の妻
阿井景子(著)、毎日新聞社

最後に、「こんな話もあったの!?」と思われるような本をご紹介します。

阿井景子さんは坂本龍馬に関する本を書かれた作家さんですが、こちらの作品は、「英雄に見える坂本龍馬って実はクズな男だったのか?」とビックリするようなお話です。

坂本龍馬は、龍馬が入門した北辰一刀流の千葉家の長女である佐那との婚約破棄をして、おりょうさんと一緒になることを選びます。
佐那は、龍馬が去ってからも自分は彼の婚約者なのだと、ずっと龍馬を思い続け……。

龍馬が亡くなった後の佐那を知ることもできます。

 

誰のファン? 幕末を舞台にした小説を楽しむ

沖田総司、土方歳三、坂本龍馬、高杉晋作など、幕末を舞台にした小説には魅力的な人物が多いですね。

気になる人の話はもちろん、知らなかった人のことを小説で読むことで、ファンになるかもしれません。
幾つも読み比べて、いろいろな角度から同じ人物を考察する楽しみもありますし、敵、味方双方から読むことで、相関図を知っていくこともできます。

史実に基づいた小説は、歴史をリアルに感じることができ面白いです!

 

今回ご紹介した書籍

燃えよ剣司馬遼太郎(著)、文藝春秋
竜馬がゆく司馬遼太郎(著)、文藝春秋
天璋院篤姫宮尾登美子(著)、講談社
西郷隆盛池波正太郎(著)、角川グループパブリッシング
回天の門藤沢周平(著)、文藝春秋
龍馬のもう一人の妻阿井景子(著)、毎日新聞社


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