ブックオフオンラインコラム
ブックオフオンライントップへ
ブックオフオンラインコラム > 本に出会う > 絵本・児童書 > 【大人もトラウマ注意】「怪談えほん」がとにかく怖い|シリーズ第2期作品

【大人もトラウマ注意】「怪談えほん」がとにかく怖い|シリーズ第2期作品


みなさんは、岩崎書店の「怪談えほん」シリーズをご存知でしょうか? 原画展が各地で開催されるなど、注目されているシリーズ絵本です。

先日、「怪談えほん」シリーズ 第1期作品 についてご紹介しました。宮部みゆきさんと吉田尚令さんの共作『悪い本』など、大人でもトラウマになりそうな怖い絵本ばかり。

 

今回このコラムでは、「怪談えほん」シリーズ 第2期の4作品をご紹介します。第1期作品に劣らぬ、怖い絵本がそろっていますよ。

 

怪談えほん1.足しかないオバケ。
『おんなのしろいあし』

おんなのしろいあし

おんなのしろいあし
岩井志麻子(作)、寺門孝之(絵)

オバケがいるとみんなから怖がられている古い倉庫。オバケなんて怖くないという男の子が一人でその倉庫を探検してみると、そこには女の白い足が立っていて……。

 

『ぼっけえ、きょうてえ』の作者である岩井志麻子さんと、神戸芸術工科大学で教授も務めるイラストレーターの寺門孝之さんの共作。

オバケといえばふつう足がないものですが、この絵本に出てくるオバケには足しかありません。また、どんな女なのか? 説明も一切ないのです。

ぺたぺたとついてくる女の白い足から逃げてきた男の子だけど……? 岩井志麻子さんらしい妖艶さも感じる絵本です。

 

怪談えほん2.身近にあるものに潜む恐怖
『かがみのなか』

かがみのなか

かがみのなか
恩田陸(作)、樋口佳絵(絵)

家の中、お店、街角。見ない日はない、どこにでもある鏡。右手を出せば左手を出す、あべこべな鏡だけれど……。

 

『夜のピクニック』や『蜂蜜と遠雷』の作者である恩田陸さんと、個展などで作品を発表している樋口佳絵さんの共作。

鏡に映る自分に引きずり込まれ、鏡の中に入ってしまった女の子の不思議な物語です。
女の子は、無事に元の世界に帰ってこられるのでしょうか? 「ただいま」、そう言ったのは……?

誰もが一度は想像したことがあるであろう鏡の中の世界を描いた作品です。身近なものにこそ恐怖が潜んでいるのかもしれない、と考えさせられます。

 

怪談えほん3.あなたの近くにもいるかもしれない。
『くうきにんげん』

くうきにんげん

くうきにんげん
綾辻行人(作)、牧野千穂(絵)

「くうきにんげん」は、誰にも見えないけれど、この世界に大勢いるらしい。くうきにんげんは、普通の人間に襲いかかって、空気に変えてしまう。もしあなたが空気になったら……。

 

『十角館の殺人』をはじめとする「館」シリーズなどの作者である綾辻行人さんと、書籍の装画や挿絵を手がけている牧野千穂さんの共作。
ワッとくるような怖さはないのですが、薄気味悪く、想像力を刺激される絵本です。

徐々にくうきにんげんが迫ってくるような感覚を覚え、後ろを振り向くのが怖くなることでしょう。

うさぎの女の子が絵本を読んでいるシーンにも注目してみてください。うさぎの女の子と、この絵本の読み手であるわたしたちは、同じ状況にいるのです。

 

怪談えほん4.箱が空くたびに……。
『はこ』

はこ

はこ
小野不由美(作)、nakaban(絵)

何が入っていたか分からない箱。開かないけれど、振ると中から音がする。雨が降る日、気づくと箱が空いていた。けれど中身が空っぽで……。

 

人気シリーズ小説『十二国記』などの作者である小野不由美さんと、挿絵やアニメーションなどの分野で活躍するnakabanさんの共作。
開かなかったはずの箱が開くたびに、生き物がいなくなっている……そんな物語です。

最初は小さかった箱が、徐々に大きくなっていきます。最後に消えてしまうものはなんなのか? 正体の分からないものに対する恐怖がこの絵本にあります。

もしも子供の頃に読んでいたら、ただの箱が、とても怖いものになっていたかもしれません。

 

夜中に一人で読むときはご注意を。

「怪談えほん」シリーズの第2期の作品をご紹介しました。気になる作品はあったでしょうか。

もしもこれらの絵本を夜中に一人で読むときは、後ろに注意しながら読んでくださいね。

「怪談えほん」第1期作品についてはこちら

 

今回ご紹介した「怪談えほん」(岩崎書店)

おんなのしろいあし
岩井志麻子(作)、寺門孝之(絵)

かがみのなか
恩田陸(作)、樋口佳絵(絵)

くうきにんげん
綾辻行人(作)、牧野千穂(絵)

はこ
小野不由美(作)、nakaban(絵)

全作品 東雅夫(編者)

【閲覧注意】トラウマ絵本!大海赫『ビビを見た!』が忘れられない!

絵本だけじゃなく、もっと怖い本が読みたいあなたに。