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エリック・カールの絵本|『はらぺこあおむし』だけじゃない!


更新日:2020/3/27

エリック・カールの絵本|『はらぺこあおむし』だけじゃない!

世界中の子供たちに親しまれているエリック・カールさんの絵本。『はらぺこあおむし』など有名な作品ばかりなので、一度は目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

エリックさんの絵本の創作方法は独特です。
紙に指や筆を使って色を置き、貼り付けてコラージュ。そうして描かれた色鮮やかな絵本には想像力を掻き立てられます。

ここでは、ワクワクする絵本を生み出し続けるエリック・カールさんの作品をご紹介します!

 

『パパ、お月さまとって!』

『パパ、お月さまとって!』表紙

パパ、お月さまとって!
もりひさし(訳)、偕成社

夜、寝る前に窓の外を見上げたモニカは、月をとても近くに感じました。
「お月さまと一緒に遊びたい」と思い、空へ向かって精いっぱい手を伸ばします。でも、どうしても月には届きません。

そこで、パパにお願いしました。「お月さまとって!」と。
モニカにお月さまをせがまれたパパは、長~いハシゴを使って奮闘することになって……?

ページを上にめくってハシゴの長さを表すなど、ダイナミックな仕掛けが特徴の絵本です。ページいっぱいに鮮やかな青色が広がるシーンでは、広大な星空の美しさに胸を打たれます。

 

『やどかりのおひっこし』

『やどかりのおひっこし』表紙

やどかりのおひっこし
もりひさし(訳)、偕成社

からだが大きくなり、新しい貝殻に引っ越さなくてはいけなくなったやどかり。丈夫そうな貝殻を見つけましたが、なんだか地味です。
やどかりは、この地味な貝殻をどうすればキレイで立派な家に見せることができるだろうかと考え始めます。

 

ひとりぼっちだったやどかりが、海の仲間たちと出会いさまざまな体験を通して成長していく絵本です。

エリック作品の特徴である美しい色彩の風景や海の生き物を見ていると、まるで水中旅行をしているような気分に浸れます。普段なかなか見ることのできない彼らの面白い習性も知ることができますよ。

「勇気を持って新しい世界に飛び出して!」と背中を押してくれる作品です。

 

『ぼくのねこ みなかった?』

『ぼくのねこ みなかった?』表紙

ぼくのねこ みなかった?
おおつきみずえ(訳)、偕成社

「ぼくのねこ みなかった?」と、男の子がいなくなった飼い猫を探すために世界へ飛び出します!

みんなが指差す先にいるのは、ピューマやヒョウ、ライオンなどの「猫っぽい」動物ばかり。彼の探している猫は、一体はどこにいるのでしょうか?

ネコ科の動物がたくさん登場する本作。どの猫もとっても個性的で、同じ顔の子が1匹もいないんですよ。みんな仲間だと知ったら、お子さんがびっくりするかもしれません。
「えー!」と驚いてしまうラストも必見です。

 

『はらぺこあおむし』

『はらぺこあおむし』表紙

はらぺこあおむし
もりひさし(訳)、偕成社

満月の輝く夜が明け、1匹のあおむしが生まれました。
お腹がすいたあおむしは、食べるものを探しに出かけます。りんごに洋なしに――でも、いくら食べても満腹になりません。

 

カールさんの代表作といえる絵本です。書店などで見かけたことのある人も多いと思います。

絵本に穴が開いているなど、随所に仕掛けがあります。また、おいしそうな食べ物がたくさん登場したり、数を覚えられたりなど、小さなお子さんでも飽きずに読み進められますよ。

 

『ホットケーキできあがり!』

『ホットケーキできあがり!』表紙

ホットケーキできあがり!
アーサー・ビナード(訳)、偕成社

大きなホットケーキが食べたくなったジャック。でも、ホットケーキを作るには材料を揃えなければいけません。
小麦を刈り取って粉にして、乳搾りをして牛乳をもらい、その牛乳からバターを作り……?

 

ホットケーキを作るために、原材料から揃えていくジャックのお話。スーパーに行けばなんでも手に入る現代ですが、私たちの見えないところに努力や苦労があることを教えてくれます。

ふつふつとおいしそうなホットケーキを見ていると、読み終わったあとに食べたくなっちゃいますね!

 

『いちばんのなかよしさん』

『いちばんのなかよしさん』表紙

いちばんのなかよしさん
アーサー・ビナード(訳)、偕成社

いつも一緒に遊んでいる男の子と女の子。ところがあるとき、女の子が遠くへ行ってしまいました。
男の子は彼女に会いたい一心で川に飛び込み、草をかき分け大冒険! はたして2人は会えるのでしょうか?

 

「なかよしのあの子に会いたい!」というカールさんの実体験をもとに描かれた作品です。

絵本には、川・星空・草原など、心を奪われるほど美しい世界が広がっています。男の子と一緒に、自分が冒険に出ているような気持ちになれますよ。

あとがきには、驚きと心温まるエピソードも書かれているのでお見逃しなく!

 

『月ようびはなにたべる?』

『月ようびはなにたべる?』表紙

月ようびはなにたべる?
もりひさし(訳)、偕成社

アメリカのわらべ唄「Today is Monday」を、エリック・カールさんがアレンジした作品。

月曜日はString beans(さやいんげん)、火曜日はSpaghetti(スパゲッティ)というように、英語で食べ物が紹介されます。子供に曜日の感覚を身に付けてほしいときに読んであげるのもおすすめですよ。

大人数の読み聞かせのために作られているビッグブック版には、歌が収録されたCDもついてきます。お子さんと一緒に歌いながら読むのも楽しいですね。

 

『たんじょうびのふしぎなてがみ』

『たんじょうびのふしぎなてがみ』表紙

たんじょうびのふしぎなてがみ
もりひさし(訳)、偕成社

誕生日の前日に、チムは不思議な手紙を見付けます。星や三角などの図形が描かれている暗号文のようです。不思議な手紙は、チムをどこに導いているのでしょうか?

チムが、手紙に書いてあるさまざまな図形を探す冒険に出かけます。
「どこにどんな図形が隠れているの?」と探す楽しみがあり、ページをめくるワクワク感がたまりません!

絵本の最後にはカールさん流コラージュのやり方も載っているので、ぜひ実際に作ってみてください。

 

『できるかな? あたまからつまさきまで』

『できるかな? あたまからつまさきまで』表紙

できるかな? あたまからつまさきまで
工藤直子(訳)、偕成社

たくさんの動物たちが「こんなことできる?」とポーズを繰り出し、それに対して人間の子供たちは「できるよ!」と答えます。
動物たちに負けじと一生懸命ポーズを決める子供たち。最後にマネをするのは……。

じっくり座って読書をするよりも、遊び盛りの子供たちは体を動かすことが好き! 動物たちの真似をして、全身を使ってポーズを決めて遊んでみてはいかがでしょうか?

「最近身体を動かしてないな……」という方は、お子さんと一緒にチャレンジして楽しんでくださいね。

 

『ゆっくりが いっぱい!』

『ゆっくりが いっぱい!』表紙

ゆっくりが いっぱい!
工藤直子(訳)、偕成社

木の上をゆっくり動くナマケモノくんは、葉っぱを食べるときもお昼寝をするときもゆっくりです。雨が降っても夜になっても、焦らず急がず木の枝にぶら下がっています。

1日中のんびり生きるナマケモノくんが主人公。慌ただしく動くほかの動物たちとは対照的に、いつでも“静”を保っています。
彼の1日を見ていて、「自分にも少しゆとりが必要かな……」なんて思いました。

「ゆっくり、ゆっくり…」と続くので、読んだあとはなんだかホッとした気分になります。

 

大人も楽しめる色彩豊かな絵本ばかり!

エリック・カールさんならではの鮮やかなコラージュと奥が深い物語の数々は、大人が読んでも楽しめます。

子供にとっても大人にとっても、成長の糧となるものが見つかるはずですよ。

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ライター:キキ