おすすめのあやかし・妖怪マンガ|バトル系から日常系までご紹介
更新日:2019/8/30
非日常世界に浸れるのは漫画の楽しみの1つですよね。不思議な世界を覗いてみたいなら、妖怪マンガがおすすめです。
現実ではありえないからこそ読んでみたくなる! そんな魅力が詰まっています。
ここでは、そんな妖怪マンガからおすすめの作品をご紹介します。
「怖い」だけではない妖怪の世界を、ぜひマンガで楽しんでくださいね。
妖怪とふれあいを描く
『夏目友人帳』
『夏目友人帳』
緑川ゆき(著)、 白泉社
幼い頃に両親を亡くした夏目貴司には、妖怪が見える。ある日、母方の祖母であり、強い妖力を持っていた夏目レイコの遺品から「友人帳」を見つけるが――。
アニメや映画、朗読劇にもなった『夏目友人帳』。少女漫画ではありますが、質の良い文学作品のような雰囲気のある作品です。
妖怪たちと貴司との触れあいに心が温まります。ホッと一息つきたいときに読んでみてはいかがでしょうか?
大迫力のバトルも見どころ!
『ぬらりひょんの孫』
『ぬらりひょんの孫』
椎橋寛(著)、集英社
大妖怪ぬらりひょんの孫であるリクオが、人間の世界と妖怪の世界で悩みながらも成長していく妖怪マンガ『ぬらりひょんの孫』。
完全な妖怪ではなく、4分の1だけが妖怪という設定がおもしろいんです。
4分の1とはいえ、大妖怪のぬらりひょんの血が流れるリクオ。どのように成長していくのかワクワクしながら読めますよ。
鳥山石燕の『画図百鬼夜行』などが参考文献になっているため、日本の古典的な妖怪もたくさん登場します!
ヴァンパイアに一目惚れした少年の行く末は?
『ロザリオとバンパイア』
『ロザリオとバンパイア』
池田晃久(著)、集英社
高校受験に失敗した青野月音は、書類審査だけで合格できる陽海学園に入学。しかしそこは妖怪が通う学校だった!
人間だと知られたら殺される……。なのに、同級生のバンパイアに一目ぼれしてしまい!?
テレビアニメや、小説、ゲームにもなった人気作。妖怪学校に迷い込んだ人間の少年のハラハラする学園生活が描かれています。ラブコメとバトルの両方楽しめる作品です。
続編『ロザリオとバンパイアII』もあわせて読んでみてくださいね。
人と妖怪が恋に落ちたら……
『BLACK BIRD』
『BLACK BIRD』
桜小路かのこ(著)、小学館
原田実沙緒は、幼いころから周りの人には見えない妖怪が見えていた。そんな実沙緒の初恋は、小さい頃近くに住んでいた男の子、鳥水匡。16歳になった実沙緒の前に、突然彼が現れて――。
妖怪の天狗と、人間の恋愛が描かれた作品。ヒロインの実沙緒が常に妖に狙われており、それを匡が助けてくれます。
実沙緒をはじめ登場人物たちの心理描写が秀逸で、惹きこまれること間違いなしです。切ないラブストーリーを読みたいときにぜひ。
怖いのが苦手な人にもおすすめ!
『妖怪の飼育員さん』
『妖怪の飼育員さん』
藤栄道彦(著)、新潮社
まるで動物園のように妖怪が展示されている「妖怪園」が舞台。そこで働く新人飼育員の鳥月日和が奮闘する姿がユーモラスに描かれています。
『妖怪の飼育員さん』に登場する妖怪たちは、日本各地に伝わる有名な妖怪が多いです。コミカルに可愛くなっているので、楽しく読めますよ。
クスっと笑える場面も多いので、妖怪に親しみがわいてくるはずです!
心優しい少年に心打たれる
『鬼滅の刃』
『鬼滅の刃』
吾峠呼世晴(著)、集英社
炭売りの炭治郎は、死んだ父の跡を継いで家族を養っていた。ところがある日、炭治郎が家を空けているあいだに、家族が鬼に殺されてしまう。
唯一生き残るも鬼になってしまった妹の禰豆子をもとの姿に戻すため、そして家族の仇を討つため、炭治郎は旅にでた――。
復讐もののストーリーではありますが、コミカルなシーンも織り交ぜられていて楽しく読み進めることができます。登場するキャラクターたちもイキイキと描かれていますよ。
殺伐とした鬼との闘いシーン以上に、心が温まる場面が多数。作品の世界に引き込まれるような感覚が味わえます。
人とは違う生き物“怪異”とは……
『化物語』
『化物語』
大暮維人(著)、西尾維新(原作)、講談社
ある日、戦場ヶ原ひたぎは、男子高校生の阿良々木暦を目がけて空から降ってくる。
そんなひたぎには、体重というものが存在しなかった。一方の阿良々木にも、人と少しだけ違った部分が隠されており――。
アニメ化やゲーム化もされているこちらの作品は、「怪異」に取り憑かれてしまった少女たちと出会った阿良々木暦が繰り広げる物語。
人気作家、西尾維新さんの原作小説をもとに大暮維人さんがイラストを担当しています。
1枚の絵画のような美しい絵がなんとも印象的。ギャグの要素も加わっているので、読みやすい妖怪漫画です。
【関連記事】西尾維新「<物語>シリーズ」のおすすめ作品
きっとあなたも騙される!?
『虚構推理』
『虚構推理』
片瀬茶柴(著)、城平京(原作)、講談社
怪異たちの知恵の神となった岩永琴子と、琴子が一目ぼれした桜川九郎は、妖怪にまつわる秘密を持つ者。特に九郎は、怪異にさえ恐れられる存在だった――。
『スパイラル~推理の絆~』で知られる城平京さん原作となる本作。琴子と九郎が、妖怪や幽霊にまつわるさまざまな事件を推理していく物語です。
「虚構」をテーマに描かれている作品で、嘘をいかに信じ込ませるかが見どころ。普通のミステリー作品とは違った「嘘まみれ」の内容に、いつの間にか引き込まれてしまいます。
2人の恋愛模様にも注目してくださいね。
秋田から小鬼がやってきた!
『とうきょう小鬼らいふ』
『とうきょう小鬼らいふ』
草川為(著)、白泉社
彼氏にフラれたふみの元に、秋田から小鬼の百間がホームステイしにやってきた!
ふみと百間のほのぼの同居ストーリー。ちまちまと動き回る百間のなんと可愛いこと。そんな百間と生活するうちに、ふみのストレスもほぐれていきます。
読めばあなたもきっと癒やされますよ~!
妖怪を美味しく食べよう!
『正しい妖怪の食べ方』
『正しい妖怪の食べ方』
むこうやまあつし(著)、新潮社
恋人の作る料理を食べていたら、妖怪が視えるようになっていた!
なんと本作は、妖怪を美味しく料理していただく妖怪グルメ漫画。河童やアメフラシなどの妖怪を、普通の食材と同じように調理していきます。
まさか妖怪を食べるとは! その奇想天外な発想が非常に面白いです。
漫画で妖怪の世界に浸ってみよう!
妖怪には「怖い」イメージがありますが、マンガの中の妖怪たちは怖いだけでなく、面白かったり人間を助けてくれたりなど、さまざま。
目に見えないだけで、ひょっとしたら近くにいるのかも? なんて想像しながら妖怪マンガを読むのも楽しいですね。
ぜひお気に入りの作品を見つけてください。
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