びっくり食材目白押し! おすすめの異世界グルメ漫画
更新日:2019/12/18
幅広い世代に人気の高いグルメ漫画。
その内容はさまざまですが、ここでご紹介するのは「異世界」を舞台にした作品です。
ドラゴンの肉といった現実には存在しない架空の食材が登場したり、現代の料理を異世界の人々にふるまったり……。
普通のグルメ漫画とは違った面白さを感じられます。
ただ食べているだけのグルメ漫画には飽きた……そんなあなたにおすすめです!
異世界グルメ漫画の面白さに、ぜひ触れてみてくださいね。
『ダンジョン飯』
『ダンジョン飯』
九井諒子(著)、KADOKAWA
空腹が原因で壊滅の危機に瀕した冒険者ライオス一行。ドラゴンに食われたファリンを助けに行きたいものの、金銭的な余裕がない。
そんなとき、ライオスが驚きの提案をする。ダンジョンにいるモンスターを食材にする、と――。
全国書店員が選んだおすすめコミック2016年 第1位など、多数の受賞歴を持つ本作。
凶暴なモンスターを退治し、美味しくいただく。ダンジョンで金も食料もすべて失ってしまったライオス一行の台所事情が描かれます。
もしゲームの世界が現実だとして、食料やお金がなくなったら……という発想が面白いですよね!
『空挺ドラゴンズ』
『空挺ドラゴンズ』
桑原太矩(著)、講談社
龍と呼ばれている生物を捕まえる捕龍船「クィン・サザ号」の乗組員ミカを中心に繰り広げられる物語。
龍の肉を調理、食事する様子や、クィン・サザ号の乗組員たちの日常も描かれます。
食べるシーンはもちろんありますが、冒険ファンタジーの要素が強いので、ただ料理を食べるだけのグルメ漫画はあまり……という方におすすめ。
龍を狩る設定は斬新ながら、どこか懐かしい雰囲気のある作品です。
2019年1月からはテレビアニメも放送されます。
『勇者のパーティーに栄養士が加わった』
『勇者のパーティーに栄養士が加わった』
高田サンコ(著)、KADOKAWA
プレッシャーでお腹を下しやすい勇者カヴィンは、その日も戦いの前にお腹を下し、仲間が戦っているのを見ているしかなかった。
しかし、とある宿舎で栄養士のはなゑと出会い、そこで食べたパン粥のおかげで復調の兆しが――!
過敏性腸症候群が疑われる勇者カヴィン率いるパーティーに、栄養士のはなゑが加わります。徹底的な栄養管理のもとでバトルに挑んでいく、これまでにない冒険物語。
異世界でも現実世界でも、バランスの良い食事が重要なのは同じなんですね。
異世界のお話ですが、はなゑの栄養学は実際の生活に大いに役立ちますよ!
『異世界ちゃんこ 横綱目前に召喚されたんだが』
『異世界ちゃんこ 横綱目前に召喚されたんだが』
林ふみの(著)、竹書房
大関の高良山(たからやま)は、初場所の千秋楽で二場所連続優勝をはたし、ついに横綱昇進を確実にする。
ところがその瞬間、目の前に巨大な熊が。なんと高良山は、異世界に召喚されてしまったのだった――。
異世界に召喚された力士がモンスター倒し、そのモンスターをちゃんこにしてしまう異色の作品。
ヒロインの3姉妹とともに元の世界に戻る方法を探しながら、さまざまなモンスターと相撲をとり、倒していきます。魔法ではなく、相撲の技で倒すって斬新ですよね。
はたして高良山は元の世界に戻れるのでしょうか?
『異世界居酒屋「のぶ」』
『異世界居酒屋「のぶ」』
ヴァージニア二等兵(絵)、蝉川夏哉(原作)、KADOKAWA
さびれた商店街にある小さな居酒屋「のぶ」。ここの表の入り口は、なぜか異世界と通じている。
店長ノブと看板娘しのぶは、異世界の古都アイテーリアに住むの人々に、日々料理をふるまうのだった――。
衛兵や貴族など、一癖も二癖もあるキャラクターたちが「のぶ」を訪れます。見たことのない現代料理に疑いの目を向けながらも、その味の虜になっていく姿が描かれます。
アイテーリアの人々が、それはそれは美味しそうな顔で料理を食べる様子がたまりません!
個人的には、ビールが「トリアエズナマ」という名前になっているのが好きです(笑)
『トリコ』
『トリコ』
島袋光年(著)、集英社
美食が流行しているグルメ時代。美食屋トリコと料理人の小松が、最高の食材を探すため、未知の食材があふれる世界を冒険するグルメバトル漫画です。
異世界グルメ漫画のパイオニア的な存在『トリコ』。
ガララワニやフグ鯨など、架空の食材が取り上げられています。もちろんそのなかにはゲテモノも……。
度肝を抜かれる展開の数々は、読者をあっという間に『トリコ』の世界へと誘います。少年漫画の王道もしっかり描かれており、読んでいてワクワクが止まりません!
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』
『とんでもスキルで異世界放浪メシ』
赤岸K(著者)、江口連(原作)、雅(キャラクター)
オーバーラップ
勇者召喚に巻き込まれた、普通のサラリーマン向田剛志(ムコーダ)。
そんなムコーダにただ1つ与えられたスキルは、現代日本の食材を注文できる「ネットスーパー」だった――!
料理の腕を持つムコーダと、食いしん坊な魔獣とのやり取りが楽しいほのぼの系作品です。
なぜか召喚に巻き込まれたムコーダが、猪肉の生姜焼きの匂いにつられて現れた伝説の魔獣フェンリルを手懐け、ともに異世界を旅していきます。
異世界にいながら現代のネットスーパーが利用できるって、なんて便利なんでしょう……。
『幻想グルメ』
『幻想グルメ』
おつじ(著)、スクウェア・エニックス
事故で死んだのち異世界へ転移した俊一郎(シュンイチロー)が、ツンデレメイドのシルフィンとともに珍しい食材や料理を堪能していくグルメファンタジー。
美味しい異世界の食材、料理を求めてさまざまな場所を訪れるシュンイチローとシルフィンの物語です。
登場するのはドラゴン肉のステーキやマンドラゴラのシチューなど、奇妙だけど魅力的な料理ばかり。シュンイチローの表情からも、その美味しさがひしひしと伝わってきます。
現実に食べられる料理がないことが残念でなりません……!
『異世界食堂』
『異世界食堂』
九月タカアキ(著)、スクウェア・エニックス
毎週土曜日の定休日だけ異世界へとつながる洋食屋「洋食のねこや」を舞台に、そこを訪れる異世界の人々との交流が描かれます。
ねこやにやってくる異世界の人々に、店主がビーフシチューやメンチカツなどの料理をふるまいます。
普段食べ慣れている料理が登場するだけにイメージが膨らみ、さらに食べたときの描写が巧みすぎてお腹がぐぅ……。がっつり食欲が刺激されるので、空腹時に読むのはやめておきましょう!
『マズ飯エルフと遊牧暮らし』
『マズ飯エルフと遊牧暮らし』
ワタナベタカシ(著)、大間九郎(原作)、講談社
キャベツを補充するために扉を開けたはずが、大草原の広がる異世界に辿りついたサブロー。助けてくれた草原エルフのポポ、ペペとともに暮らし始めるが、エルフたちの食事はとにかく不味かった――。
なんとエルフたちが普段食べる料理は、灰汁を取らない、味付けなし、見た目も最悪。読者であるわたし自身、イラストを見てもまったく食べたいと思えませんでした……。
そもそも「おいしい」という概念のないエルフたちの食生活を改善しようと、サブローが大奮闘します。
悪役の登場もないので、のんびり読み進められますよ。
異世界グルメ漫画の料理に舌鼓……。
美味しそうな料理を美味しそうに食べる。それだけでもうっとりしてしまいます。ぜひ手に取ってみてくださいね。
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ライター:ブックオフオンラインコラム編集部
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